第22話 女性の体は柔らかい
外は満月でうさぎが月見餅をついていてもおかしくないほどにとても美しく、仁とルーシーはお互いの身体を密着させることでより一層絆を深めていた。
仁はルーシーを抱いたままぐっすりと眠りに就き、ルーシーの心拍数が増えて眠れそうになかった。
眠っている仁の寝顔は子供のように無垢で可愛らしさがあり、ルーシーはそれを間近で見ては何かを妄想していた。
ルーシーの妄想が如何わしいものなのか、それとも全く別の者なのかは定かではないが少なくとも、仁に対する悪い妄想でないことは間違いないだろう。
かれこれ一時間ほどルーシーは眠れず、「羊が一匹……」と小声で数える。
それでも尚、眠気は訪れなかった。
何度も眠れる方法を試行錯誤するも興奮状態に陥り、仁に背を向けて横になるも結果は変わらなかった。
背後から仁の両手がルーシーの豊満な胸を優しく鷲摑みし、「おっぱい柔らか~い」と寝言を言い出した。
一人用のベッドであるため二人の距離はそう遠くなく、寧ろ仁が胸を鷲摑みしていることによって密着していたのだ。
仁は夢の中でエッチなことをしているようでルーシーの胸を何度も揉みしだき、ルーシーは仁に胸を揉まれることで身体が熱く感じ始め、出そうになった声を押し殺していた。
他人に触られると自分では感じなかった部分まで感じるようでそのことに快感を覚えたルーシーはこのまま仁が夢の中で揉み続けていればと妄想し始め、頬を赤らめ息遣いも荒くなっていた。
「はぁっ、はぁっ……うぅん……あっ…………ダメッ…………」
力泣き声でルーシーは声を喘がせ、胸以外も触ろうとした仁の手を豊満な胸に誘導しては揉み続けさせていた。
自分で触るよりも他人に触れられることに快感を覚えたルーシーは絶頂に達し、疲労が蓄積したのかそのまま眠りに就いた。
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