ぼっちな僕とひとりぼっちの君

宮島 弓

プロローグ

僕には友達が居ない。

人と話すのは嫌いだし一人が好きだった。

異性なんてもってのほかだ。


そんな僕はだいの本好きだった。

小さい頃から本を読むと心が落ち着くし、誰かの人生を知れている気がしてとても面白い。


特に部活に入っていない僕は、毎日家の近くの田舎の本屋さんに立ち寄る。

僕の住んでいるところは田舎で、電車は1時間に1本のみ、通っている高校も自然に囲まれた場所にある。


特に買いたい本はないけれど本を見ていると落ち着くし、家にいても特にやることがないので毎日ここで本を見る。


「あの、これ落としましたよ。」


そこには眼鏡をかけたロングヘアの制服姿の女の子が立っていた。








  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る