第35話 トランスミッション
突然、我問達のいる大震災救護センターに、外部からの通信が入る。
「Hello? This is Professor Kaku from S.E.T.I. Mountain View, California, U.S.A. I’d like to speak to Mr.GAMON NANBU. Is he around?」
(こちら米国のセティの賀来教授。カリフォルニア州マウンテンビューより、
南部我問氏とお話したのですが・・・?)
「 アメリカのカク教授といえば、地球外知的生命体探査(Searchi for Extra Terrestrial Intelligence)の第一人者、一体何の用だろう?」
通信装置をオンにして、通話を受ける我問。
「This is GAMON speaking. What can I do for you, Prof. KAKU?」
(こちら我問です。ご用件は?)
「It’s so nice to talk with you, Mr. NANBU. First of all, I’m very sorry about the terrible earthquake in Tokyo area. Our U.S. Government has already sent Expedition Rescue Teams to Japan. 」
(これは我問さん、お話出来て光栄です。この度の災害には心からお悔やみを申し上げます。我が国からも救援隊を送りました)
「I’ve seen your E.R.T's are doing remarkable Jobs in Japan. I greatly Thank you for your help. Anyway, What’s up between S.E.T.I. and us?」
(貴国の救援隊の活躍ぶりは聞いています。感謝の言葉もありません。ところで、セティから私達に何か?)
「As a matter of fact, Convincing E.T.I. transmissions are received by our system since few days ago. And we have strong reason to believe that correspondence is including your H60 and bio-modem studies.」
(実は、ここ数日の間に、地球外知的生命体からとの可能性が高い通信を傍受しました。そこにはあなた方の研究なさっているハイドロフラーレンとバイオモデムに関する情報が入っていたのです)
「Excuse me Prof. KAKU. What did you say? E.T.I. transmissions? Are you sure?」
(なんですって? 地球外生命体!? それは本当なのですか?)
「Yes I am. It seems like E.T.I. has been researching our development of technologies for long time ago. And Now They are vary curious about your 7th girl “ Nana ” .」
(我々は確信しています。 その生命体は、どうやら長い間我々の技術の進歩を観察していて、あなた方の奈々さんの事に興味を持っているらしいのです)
「Nana!? How did you get that information? It’s supposed to be a top secret!」
(奈々さんの事を? 一体どうやって知ったのですか? 彼女は最高機密の筈なのに?)
「Please trust us Mr. NANBU. They knew everything. And They want to contact directly with the girl.」
(その生命体は私達の全てを把握しています。そして奈々さんに直接会ってみたいと言っています)
「Whatever They want, I can’t make that kind of decision without her. Could you give me sometimes and Let me talk to her.」
(そんな事は・・・、私の一存では決められない。 奈々さんと相談する時間をいただけますか?)
「OK. But Please consider this is the top priority national security matter. And make sure this information goes no further beyond our conversations.」
(オーケー、ただしこれは国家安全保障上の最重要事項です。くれぐれも他言はなさらぬ様お願いします)
「Off course it is. You have my words on this.」
(もちろんですとも。お約束します)
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