時空操作は最強です〜最初は弱すぎて一気に覚醒するかと思いきや初っ端から強かったです〜

椿流生{つばきるい}

第1話異変の始まり

―――――――――世界に魔素が浸食

――――――――――全生物がステータスを取得しました。

―――――――――――一定以上の知的生物に手紙を贈りました。

――――――――――――ダンジョンの生成を開始しました。

―――――――――――――ダンジョン発現まで残り2592000秒。


この瞬間世界が変わった。

日本時間で4月10日。03時00分。土曜日




4月12日。

 

 よく晴れた朝、面倒くさいが学校に行かないといけないので、全力で抵抗する自分の体を布団から投げ飛ばして着地に失敗した衝撃で目を覚ます。

 一人暮らしあるあるだと思うが、一度寝坊したらガチで目が覚めなくなるので、こうでもして起きないと出席日数がやばい。

 

 俺は高校生なのだが、別に休みまくって出席日数がやばいというわけではない。

 俺の通っている高校が大学の付属の高校で、俺の第一志望がその大学で推薦をもらって受験を楽したいので、出席日数は重要な推薦の条件なのだ。


 3年間で21日までしか休むことができないのは結構しんどいと思う。

 色々あって残り休める日数が3日なので、寝坊なんてしょうもない理由でその貴重な枠を潰したくない。


 昨日の夜の余り物を弁当に詰めながら、つまみ食いをして腹を満たす。

 俺が見つけた最強効率のお腹の満たし方で、これをし始めてアラームの時間を10分遅くセットできるようになったのは結構大きいと自分自身体験して感じている。

 勝因は皿を出さなくていいことだな。


歯磨きをし、荷物を持って家を出た。

学校は徒歩3分。

住んでるマンションのすぐ裏にある。





緋色ひいろ、『手紙』になんて書かれてた?」

「手紙?なにそれ?」


 教室に入ると数少ない友人が話しかけてきた。

 勇気って名前のくせに、クラスカーストトップの下でごますりをしているただの腰巾着だが。

 どうでもいいが、顔だけは整っていて背も小さいので、庇護欲をそそられると一部の女子からは人気はある。恋愛対象ではなく弟妹的な立ち位置で。

 認めたくないが、女装姿は普通に可愛かった。


「もしかしてニュース見てないのか?」

「日曜日はハルとデート行ってたからそれでどころじゃないな。で、なんかあったのか?」

「はぁお熱いことで、んじゃ軽く説明するよ」


 勇気が言ったことを完結にまとめると、全世界の人が言語は違うが皆『同じ声』を聞いたらしい。

 内容は世界に魔素が浸食したこと、ステータスの取得、知的生物に手紙の配布、ダンジョンの生成らしい。ラノベかよ

 笑い飛ばそうとしたら、勇気が滅茶苦茶真面目な顔をしていたので、茶化そうと思えなかった。


 10回ぐらい念押しをされて、『エイプリルフールはとっくに過ぎてるぞ』と思いながら授業を受けた。


 ちなみにハルというのは俺の幼馴染で、中学2年のときに告白して付き合っている俺の彼女でもある。

 幼馴染の恋が成功しないって言ったやつは、その状況に満足しているか、うぬぼれているだけだから幼馴染に恋人ができたときにようやく自分のことに気がつくんだ。

 

 ちなみに俺とハルとの関係は小6まで普通に一緒の風呂に入っていたレベルなので、1回告白したときに『恋愛とかよくわかんないし……』と振られたのは内緒だ。



――――――――――――――――――

 明日から真面目にこれを投稿し始めます。

 死因は新学期が始まり、高校1年生のときと2年制のときでの密度の差にやられて、小説を書く気力がわかなかったからです。

 今でもちょっとやばいです。

 ですが、2ヶ月近くもサボるわけにはいかないので、ムチを打ちながら小説を書いていきたいと思います。

 昨日書かなかったのは、(昨日)ウマ娘初めてカレンチャンを馬ぴょいさせる為に頑張ったからです。

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