第205話 大地の塔 その24

〈戦闘が終了しました〉

〈種族LVが上昇しました〉

〈JOBLVが上昇しました〉

〈聖魔術のLVが上昇しました〉

〈邪魔術のLVが上昇しました〉

〈INT上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈精密魔力操作のLVが上昇しました〉

〈鑑定ⅡのLVが上昇しました〉

〈MP自動回復ⅡのLVが上昇しました〉

〈STR上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈VIT上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈MND上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈AGI上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈DEX上昇ⅡのLVが上昇しました〉

〈平衡感覚ⅡのLVが上昇しました〉

〈解体ⅡのLVが上昇しました〉

〈危機感知ⅡのLVが上昇しました〉

〈気配察知ⅡのLVが上昇しました〉

〈魔力視ⅡのLVが上昇しました〉

〈隠蔽ⅡのLVが上昇しました〉

〈メタモルフォーゼⅡのLVが上昇しました〉

〈視覚強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈聴覚強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈嗅覚強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈感覚強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈打撃強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈斬撃強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈刺突強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈看破ⅡのLVが上昇しました〉

〈隠密ⅡのLVが上昇しました〉

〈身体強化ⅡのLVが上昇しました〉

〈称号〈百人組み手〉を獲得しました〉


 アナウンスラッシュがひどい。そろそろ重要な情報以外流さないようにしないとだ。ほとんどのスキルのレベルが上がっていくのは快感だが疲れた時にこの精神攻撃は辛いものがある。さっきの戦闘の成果を見たいがここにいると魔物が集まってくるのでまずは休憩エリアに行くことを優先する。ここは最終区域なので森の中央までは案外近い。ここから1キロメートルもないだろう。


 だが、今回はトレインをしないように休憩エリアに向かわないといけない。あの数の魔物を休憩エリアに連れ込んだから戦犯確定だからな。エリア内には侵入してこないだろうがエリア外の周辺を囲まれれば他のプレイヤーや住民に迷惑がかかるだろう。なので、隠密系のスキルの強度を高めて進む。今までの戦闘でスキルレベルも大幅に上昇しているのでハイドスネークなどの魔物には看破されにくくなった。それに私の看破のスキルレベルも上昇しているので今のところは確定で先手を取れている。


 その後は数回ほど戦闘を挟んでダンジョンの中央に到達した。森がモチーフのこの階層はゴブリンたちがいた洞窟に比べて進みやすいのが利点だ。それにゴブリンのように仲間を呼ばないのも良い。あと、ドロップアイテムがそれなりの値段で買い取ってもらえるところも。


 これで47階層も突破したがその間に倒した魔物は数えきれないほどだ。優に1000体は超えていると思う。おかげでインベントリもだいぶ埋まって来た。だが、転移石を買うにはまだ足りなさそうだ。それより今のステータスを確認することにしよう。さっきの戦闘以外でもレベルが上がっているし、戦闘のやりがいがあるというものだ。


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NAME:ゼロ

RACE:デミヒューマン LV76

JOB:二級神官 LV47

SP: 0

JP: 230


HP:356/[356]

MP:566/[566]

STR:50〈+77〉(+10)

VIT:20〈+77〉

INT:150〈+92〉(+71)

MND:150〈+77〉(+10)

AGI:50〈+82〉(+7)

DEX:20〈+77〉


オリジナルスキル

〈白黒LV8〉

〈万象夢幻LV3〉


装備スキル

〈領域拡大〉


スキル

〈光魔術LVMAX〉

〈聖魔術LV47〉

〈闇魔術LVMAX〉

〈邪魔術LV47〉

〈書術LVMAX〉

〈書術ⅡLV14〉

〈INT上昇ⅡLV47〉

〈精密魔力操作LV47〉

〈鑑定ⅡLV47〉

〈MP自動回復ⅡLV47〉

〈鎧砕きⅡLV36〉

〈STR上昇ⅡLV47〉

〈VIT上昇ⅡLV47〉

〈MND上昇ⅡLV47〉

〈AGI上昇ⅡLV47〉

〈DEX上昇ⅡLV47〉

〈平衡感覚ⅡLV47〉

〈解体ⅡLV47〉

〈危機感知ⅡLV42〉

〈気配察知ⅡLV45〉

〈魔力視ⅡLV40〉

〈隠蔽ⅡLV15〉

〈偽装ⅡLV45〉

〈メタモルフォーゼⅡLV34〉

〈騎乗LV4〉

〈視覚強化ⅡLV40〉

〈聴覚強化ⅡLV40〉

〈嗅覚強化ⅡLV40〉

〈感覚強化ⅡLV40〉

〈打撃強化ⅡLV36〉

〈斬撃強化LV39〉

〈刺突強化ⅡLV32〉

〈看破ⅡLV40〉

〈隠密ⅡLV37〉

〈身体強化ⅡLV23〉


称号

〈チュートリアル完全達成者〉

〈ゴールドハンター〉

〈疾風迅雷〉

〈死中求活〉

〈流水之舞〉

〈リーンの弟子〉

〈スキルコレクター〉

〈魔物殺し〉

〈狂想の体現者〉

〈格致日新〉

〈夜の殺し屋〉

〈無慈悲なる者〉

〈百人組み手〉


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 見れば分かるだろうが種族レベルまさかの76まで上昇した。これもトレインのおかげだろうな。大体100体以上を集めて戦闘するのを何度も繰り返していたからこのレベルも納得かもしれない。だが、いつもよりレベルアップの速度が速いような気がする。まあ、レベルが上がる分には問題がないので私としては気にすることでもない。


 そんなことよりも聖魔術と邪魔術がLV45で覚えたアーツを見ていく。今回覚えたアーツは使いどころが難しいがかなり強力なものだった。


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〈聖魔術〉

LV45・・キュアコンディション


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〈邪魔術〉

LV45・・ブラックアウト


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キュアコンディション・・対象の状態異常を解除する

ブラックアウト・・対象の五感を一時的に失くす状態異常にする


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 まずは聖魔術のキュアコンディションだがこれと説明文が同じディスペルがある。効果説明は同じなのでデバフを解除するアーツだと思うが森林の街で聞いた話から考えるにこのアーツはポイズンやカースなどのデバフを解除するのではなく体調不良の原因となる物を解除するのだと思われる。もしかしたら、今後は病気の状態異常があったりするのかもしれないな。それにこのアーツは住民の体調を整えることもできそうだ。私たちプレイヤーに必要なのかは分からないが神官らしいアーツだな。


 次にブラックアウト。これは闇魔術のデバフの中でも特に強力なアーツであることは間違いない。今までもサイレントやブラインドなどの局所的に五感を無くす物はあったがこれは一度に全ての五感を無くすと言ったものだ。

 これをハイドスネークに行使した時は巻き付いていた枝から落っこちてそのまま動かなくなった。ただ、このアーツの使いづらさとしては効果時間がとにかく短いことだ。まあ、逆に言えばそれだけしか難点がないので非常に強力なアーツであることは間違いない。


 これでアーツについては終わったので最後に新しく増えた称号を確認する。称号もだいぶ増えてきたが、些細な弊害として戦闘中にどの称号の効果が発揮されているのか分からないことがある。


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〈百人組み手〉

100体以上の魔物と同時に戦闘する時に補正


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 今回手に入れた称号はまさにこの状況に合致した効果を持っている。毎回トレインを行えば100体は軽く超える魔物が集まるので少しで戦いやすくなるなら効率も上がるだろう。

 しかし、このような称号などいったい誰が手に入れるのだろうか。私がこの称号を手に入れるまで何度も100体以上の魔物と戦っているし、百人組み手と言うのだからソロ専用の称号となるだろう。もしかするとかなり高難易度の称号なのかもしれない。


「見ておくものはこれだけか。ドロップアイテムの確認は攻略が終わってからまとめてやればいいから......一旦ログアウトだな」


 時間も昼と、ちょうど良いのでここで一休みすることにする。空いているスペースで結界石を使えば私専用のインスタンスエリアが展開されたのでその中に入りログアウトの欄を選択する。




〈ログインしました〉


 昼飯を適当に食べ一休みしていたのだが10分くらいで暇になったのでAWOに戻って来た。完全に戦いへの熱を下げないと直ぐに体を動かしたくなってしまうので仕方ない。それに金を集めるためにも私の身体が休憩は十分だと判断したのならばそれでいい。と言うわけで攻略を再開することにした。ここは47階層なので48階層に向かう。そこで、また1時間ほどトレインで集めた魔物を倒しながら金策をし、51階層を目指すと言うのが今のプランだ。


 時間的にもこの目標は達成できそうなので51階層以降は敵勢調査を行いながら探索をし、集合時間まで魔物の行動パターンを完全に把握していきたい。上の階層になれば行動パターンも増えるのでそれさえ覚えてしまえば一刀たちへの対策も取りやすいからな。それと、50階層に行けばもしかしたらアーサーに会えるかもしれない。私がこの街に来たのが二日前だが、その時には43階層を攻略しているという話なので今は50か60階層にいるのではないだろうか。


 まあ、会えたからと言って向こうはフルパーティーで攻略しているだろうから私が入ることができないが挨拶ぐらいはしておこう。あいつは王都で円卓を設立したと言っていたので私たちがクランを設立すれば互いに接することも多くなるだろうからな。

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