第19話(1/2)
先輩が就職して、一週間が経過した。
私は、先輩からのプロポーズを待ち遠しく待っている。
会社にて。
「茂くん。ここの資料に間違いがあるわよ」
「えっ。あっ!はい。すいません」
「私は、社長の友達だからと言って、
俺は今、自分よりも五歳も年下の女性に怒られている。
この人は、俺の直属の上司——
坂守の会社は完全、実力主義。
年齢が若くても、実力さえあれば、最短で入社一年で専務になるという実績がある。ちなみに、その実績を作り上げたのは、鈴木専務だ。
「だいたい、優秀な部下が欲しいって頼んだら、なんで入社したての、おっさんを私の下につけるのよ」
イライラしている、鈴木専務。
その文句は、坂守に言って欲しい。
「お前、いずれ俺の右腕になれる」などと、中二病くさい事を坂守が言って、鈴木専務の下で学べと指示を出したのだから。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます