第7話(1/2)

 朝、鳥のさえずりで目を覚ます


 「先輩。おはようございます」


 「うん?あっ、おはよう」


 目を覚ますと、橋本さんがエプロンをつけて朝食の準備をしていた。


 「スープは暖かいうちに飲んじゃって下さいね。先輩」


 「分かった。ありがとう」


 手渡されたスープを飲む。

 うん。美味し・・・い・・??


 「ブッ。ゴッホゴッホッ!!!」


 あまりの衝撃で、むせてしまった。


 「スープまだ熱かったですか?私が、フーフーしてあげ―」


 「なんで。なんで俺の家にいるんだ?」


 全力で昨日の記憶を思い出す。

 確か、橋本さんが告白して、断って、お酒を飲んだ。

 そこまで記憶しかない。

 

 「だいぶ酔っぱらっちゃってましたからね。先輩、もしかして、昨日の記憶ないんですか?」


 ・・・まさか。

 まさか、俺は橋本さんと・・・。


 「あっ。大丈夫ですよ。別に何もしてません」


 どうやら、俺はまだ童・・・の様だ。


 「どうして、俺の家にいるんだ?」


 「先輩ひどいです。したじゃないですか」


 何の事かさっぱり分からない。

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