企画をきっかけに拝読させていただきました!
人魚のいる水槽のある部屋。
透明な水槽に一尾の人魚。明るい時間も月夜の晩も、「美しい、だけど。」と思ってしまうどこか不気味な雰囲気も横たわっている感じで。
童話に出て来る人魚の可憐なイメージと、肉食の生物という怖さと、顔と体のアンバランスさが生み出す妖怪のような不気味さが混じり合って、なんともいえない景色が見えました。
怖いけどもこのラストは主人公にとって悪くなくて。
第三者視点では残酷に見える鳥葬もその文化では神聖なように、人魚葬も主人公にとっては神聖だったのかなと。
読者的にはでもどこか、この人魚やっぱ主人公を餌として見ていたのでは・・・?と思ってしまって、最初から読み直すとやっぱ少し怖いですね。面白かったです!
作者からの返信
丁寧なコメントまでいただき、ありがとうございます!
本作の人魚は『リトル・マーメイド』などでイメージされるような人魚とはかなり違いそうですね。作中には特に書いていないのですが、おそらくさほど知能も高くないのではないかと思います。
だから餌として見ていた説、十分にあり得ますね…
とはいえ、主人公にとってはハッピーエンドと言って差し支えないラストですね。
好きな人魚と一体になれるし、人魚葬は彼女にとって最善の方法だったのだと思います。
読み返してみるとモンスター系ホラーの気配もある本作ですが、企画の主旨に合いつつ、お楽しみいただけたなら何よりです!
改めてご拝読ありがとうございました!
始めまして。コメント失礼します。
美しい中に、不穏さがある素敵な作品でした。とても好みです!
ラストは、心が苦しくなるエンドでしたが、主人公にとっては望んでいたもので・・・
主人公が願った最期。人魚と触れ合うシーン。心に、残りました。
何度も読みたくなる作品を、ありがとうございました。
作者からの返信
はじめまして。コメントありがとうございます!
自分でも好きな作品なので、お気に入っていただけて嬉しいです。
物悲しくはありますが、主人公にとってはハッピーエンドだったのだと思います。心に残るような物語をお届けできたのであれば何よりです。