【詩】青いインク

青いインクのついた指

水で洗っても、落ちぬ、落ちぬ。


手のひらを上に、広げてみれば

血の道とインクの、見分けがつかぬ。


こんなに皺があったかと

まじまじ見ては、すぐ飽きる。


日曜日までには、落ちるといい

そう願いながら、放っておく。


2024.12.10

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