製作日記 其の30
長編を一篇書きあげたら、頭が真っ白になってしまって半月ほど何もできなかった。現在は書きあげた長編を読み直しつつ、順にアップしているところ。
小説を書くことがこんなに全精力を奪いつくすとは思わなかった。もはや空っぽだ。
リニューアルAI BunChoはまださわっていない。AIのべりすとも、長編の息抜きに遊んでみた程度。
BunChoの仕様が変更となると書き方も変えないといけないな。今までは3つの選択肢から適当に選んだ文章を組み合わせて書いていたから、選択肢がないのは困る。かと言ってそんなに頻繁に文章を生成するわけではないので。この単語は活かしたい、この言い回しは残したい、などと文章を切り貼りしながら、考えている時間のほうが長いのだ。
課金するならガッツリ利用したいが、今はその元気がない。
全自動でやってくれるなら空っぽな状態でもなんとか書けそうだが、良し悪しの判断がつかないだろう。AIの能力に比べて使いこなす人間の能力があまり下回ると、それこそ「お話にならない」レベルになると思われる。
いや、実際には「お話にならない」小説が、予想外に「話になっている」小説より面白くなるかも知れないので、やってみないことにはわからないが。
面白いかどうかなんて考えてみても仕方がない。面白さなんて人それぞれだし、判定基準なんてないに等しい。自分が面白いと感じるもの、それが幸運にも他人様と一致する人間だけが作家になるのだろう。
セブンのチョココロネが好きだったのに、名前はそのままチョコかけ生クリームパンに変わってしまって凹んでいる。クリスマス時期限定の悪仕様かと思ってはかない希望を抱いていたが、けっきょく戻らない。ただでさえ菓子パン・スイーツ類はどんどんサイズが縮んでいるのに。いくら原材料が高騰して利益率が下がったからって、こんなひどい実質値上げはないんじゃなかろうか。
甘いものを食べないと物が書けない。食べても寒いと体温の維持に使われてしまって頭に回らない。
とりあえず、AIの介助なしに素で書けばこんな文章しか書けない。
しばらくは回復につとめるしかなさそうだ。
本日の自戒。情報収集は控えめに。あちこちチラ見して何かしたような気になるのがいちばんよくない。
本日の教訓。リニューアルは慎重に。推敲したからといって作品がよくなるとはかぎらない。
本日の結論。世の中には安上がりな方法なんてない。そんなものが存在するのはくだらない宣伝の中だけだ。AIの文章作成機能はより面白い小説を書くためのもので、楽をして書くために使うものではない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます