擬音だらけのバトル物が面白い訳がない。

＼ ﾃﾞﾃﾞﾝ!!! ／

ｼｭｳｨﾝ、ｼｭｳｨﾝ、ｼｭｳｨﾝ、ｼｭｼｭｼｭｼｭﾝ…

「ｸｯ…！うわぁああぁあぁぁ…!!」

ｷｭﾊﾞﾋﾞｭ————ﾝ

ﾌﾞ——ﾝ...

「こ、ここは・・・！」

ｺﾂ・・・ｺﾂ・・・ｺﾂ・・・

「誰だ！！！(ﾌﾞﾜｯ)」

「ｸｸｸ・・・ハッハッハッハ！！よくぞ、我が召喚に応えてくれた。ハデスの童（こ）よ。」

「俺が・・・冥王神ハデスの子だと！？　ﾌｯ・・・ふざけたことを。」

「我が言葉が、信じられぬか・・・ならば。」

ｷｭｳｨ———— ―― ― － ﾝ・・・ﾄﾞｭｰﾝ！！

ﾊﾞｷｬｰﾝ！！！　ｼｭｩ･････

「！？　これは・・・！？」

「そうだ・・・貴様の力だ。中級程度の魔法であれば、貴様の体質では効きもしないのだ。」

「俺にこんなことをして、何が目的だ！答えろ外道め！」

「外道とは・・・ハッハッハッハッハ！！面妖な・・・。」

「答えなくば・・・殺すまでだ。(ｼｭﾋﾟ―ﾝ)」

ｼｭｯ！

「！？」

ﾎﾞｯ・・・ﾄﾞｩﾝ！

「防いだ・・・だと？」

ｽ―― ―・・・

「ｸｯｸｯｸ・・・無駄だ、小賢しい。我に打撃は通らぬ。」

「なぜだ・・・・！！」

「うむ、中々筋がいいな・・・。いいだろう、貴様の望みに応えてやろうぞ。」

「さっきからお前は・・・何様だ！偉そうに！！」

「黙れ！！！！」

ﾌﾞﾜ————ｯ！

「我が名はクロノス。この世の理（ことわり）を統べる者。」

「あ、あなたが・・・時の神クロノス！？」

ﾌﾞｩ————ﾝ・・・ﾋﾟｰﾝ！

「い、いつのまに！？」

「我にかなうなどと考えないことだな。」

「あ、あなた様のような方が、私目にどんな御用でございますか？」

「貴様にはやってもらいたいことがある。さぁ、首（こうべ）を垂（た）れるのだ。」

ｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞｽﾞ・・・・

「ハッ！」

ｽ・・・ﾎﾟｩ―・・・

「迷える魂よ、我が導きに応えし能力（ちから）を魅せよ。」

ｼｭ——ﾝ・・・

「な、何をされているのですか？」

「黙れ。ふむふむ、なるほど。貴様、ハデスに逢ったことがないのだな・・・。」

ｼｭﾝｯ・・・！

「面（おもて）を上げよ。これから、我と貴様で契りを交わす。立て。」

「契り・・・？(ｽｸｯ)」

「黙れと言っておろう。貴様は我にされるがまま、身を委ねれば良いのだ。」

ｼｭ————ﾝ・・・

「我が身体に流れし赤き龍よ、我が魂をこの者に注げ。」

ｷﾞｭﾝｯ！

「魂を糧に、この者との繋がりを構築せよ。」

ﾋﾞｭｨ———— ―― ― － ﾝ・・・

「ｸﾞ・・・・うわぁあぁ！！！」

ﾊﾟ——ﾝ！！

「これで貴様は我が弟子であり、魂の繋がりを得た。しばし眠るが良い。」

「クロノス・・・様・・・。(ﾄﾞｻｧ・・・)」