俺の事、ヲタクで陰キャでダサいなどと毛嫌いしてる高嶺の花のマドンナが推しにしてるイケメンアイドルグループのリーダーが実は俺だったりするんだが、それ、今まさにバレそうでマジどうしていいかわからない。

雲川はるさめ

第1話

俺の事、ヲタクで陰キャでダサいなどと毛嫌いしてる高嶺の花のマドンナが推しにしてるイケメンアイドルグループのリーダーが実は俺だったりするんだが、それ、今まさにバレそうでマジどうしていいかわからない。



高2の春。俺の名前は山吹シンジ。

通称、シン。


ある日の廊下の曲がり角。


ドォン...!!


「キャッ...!」



「う、うわぁ!」



俺は遅刻しそうだったので、

留年に王手をかける前に、なんとか

ふつーに授業に出席しようと焦りに焦って

全速力で廊下を走っていた。


昨日のダンスレッスンが長引いたせいで

疲れて寝坊し、家を出るのがいつもより

遅れたのがいけなかった。


俺は今。

学年一の美少女で。

高嶺の花のマドンナと呼称される女子と

派手にぶつかってしまっていた。


その弾みに。


顔を隠していた眼鏡が吹っ飛ぶという

アクシデントに見舞われた。






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