俺の事、ヲタクで陰キャでダサいなどと毛嫌いしてる高嶺の花のマドンナが推しにしてるイケメンアイドルグループのリーダーが実は俺だったりするんだが、それ、今まさにバレそうでマジどうしていいかわからない。
雲川はるさめ
第1話
俺の事、ヲタクで陰キャでダサいなどと毛嫌いしてる高嶺の花のマドンナが推しにしてるイケメンアイドルグループのリーダーが実は俺だったりするんだが、それ、今まさにバレそうでマジどうしていいかわからない。
高2の春。俺の名前は山吹シンジ。
通称、シン。
ある日の廊下の曲がり角。
ドォン...!!
「キャッ...!」
「う、うわぁ!」
俺は遅刻しそうだったので、
留年に王手をかける前に、なんとか
ふつーに授業に出席しようと焦りに焦って
全速力で廊下を走っていた。
昨日のダンスレッスンが長引いたせいで
疲れて寝坊し、家を出るのがいつもより
遅れたのがいけなかった。
俺は今。
学年一の美少女で。
高嶺の花のマドンナと呼称される女子と
派手にぶつかってしまっていた。
その弾みに。
顔を隠していた眼鏡が吹っ飛ぶという
アクシデントに見舞われた。
iPhoneから送信
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます