第66話 女友達との合宿は楽しさしかない

 まずはなにより、しばらくご無沙汰だった女友達だ。


「んっ……またなの?」

「ああ、もうちょっと……いや、もうだいぶかな」

「そんなに……んっ♡ ちょっとでもだいぶでも、好きにしていいけれど」


 湊は茜のBカップを楽しんでいるところだ。


「さっきもう、二回も……ヤらせたのに……んっ、まだ足りないなんて……♡」


 茜はいつもの無表情ながらも、顔を赤らめて恥ずかしそうだ。

 クールな彼女がたまに照れた顔をするのが、湊にはなによりの刺激だ。


 ここは、泉サラの別荘――その一室だ。

 湊は部屋に二つ並んだベッドの上で、服をはだけた茜のおっぱいを楽しませてもらっている。


「たった二回だろ。ここんとこ茜とはすっかりご無沙汰だったしなあ」

「二日に一回はおっぱいとか、パンツ見せてあげてたけど……?」

「そんなもん、毎日見たいに決まってるだろ!」

「その飽くなき探究心、凄いわ……んんっ♡」


 茜はその小さな身体をのけぞらせた。

 さらに、たっぷり胸を味わい、さらに続いて――


「ね、ねー、トナミくん? 私たち、まだパンツ見せるだけでいいのー?」

「むー、茜ちゃんばっかおっぱい責めてもらってズルイです!」


 実はこの部屋には朝日奈ツインズもいたりする。


 湊が茜とお楽しみ中のベッドに腰掛け、スカートをめくってパンツを見せてくれている。


「そういや、二人とも双子コーデってヤツだな」

「そりゃ双子だもん、私たちー」

「でも、めったにしないですよ。ボクら制服は違いますしね!」


 姉の朝日は白のセーラータイプのワンピース。

 妹のひぃなも同じだが、色は水色だ。


 二人ともワンピースをめくって、お揃いのイエローのパンツを見せてくれている。

 ぷりんとした、まったく同じ二つの尻が並んでいるのが最高だ。


「ボクらも最近、全然ヤらせてあげられなかったですし、おっぱいとかももっといいですよ!」

「ていうか、復活できてよかったねー、トナミくん」

「まあ、おかげさまでというか」

「きゃっ♡」


 茜がとうとう限界に達したのか、彼女はベッドに倒れ込んでしまう。


「も、もう……おっぱいばっかり責めすぎ。Hカップの二人がいるのに、こんな小さいおおっぱい……よかったの?」

「茜のBカップにはBカップの良さがあるんだよ」


 湊は倒れた茜のおっぱいを軽く揉みながら、彼女の小さな身体を抱き寄せる。


「あー、でも双子のパンツ同時見せは最高だな。いつまででも見てられる」

「うわーあ、なんて頭の悪そうな台詞なんだー♡」

「トナミくん、いつでもヤらせてあげるのに、あえてパンツだけ観賞するとか高度なプレイしてきますよね!」


「まあ、あとで9ピーヤるんだし、慌てて楽しまなくてもいいだろ」

「私、慌てて二回も楽しまれたんだけど……?」


 湊は、茜のツッコミはスルーする。


 別荘に着いてから、さっき葉月と二人で軽く海を見てきた。

 そのときにも岩陰で軽く一回ヤらせてもらったことは、黙っておいたほうがいいだろう。


 葉月がご機嫌で帰ってきたので、何人かは気づいているだろうが。


「わかったよ、じゃあ朝日とひぃな、一人に二回ずつ、二人で二回、あと最後に茜にも一回ヤらせてもらえるか?」


「ボクらはいいですよ! トナミがお休みの間に二人でデキること、考えてましたから!」

「優等生の頭脳を振り絞って、このHカップ二つでデキるアイデア出しまくったからねー♡」


「他に会長の頭の使い所があると思うけど……私も入れて三人でヤれることも考える?」


 茜は顔を寄せてきて、ちゅっとキスしてくる。


「じゃ、まずは三人で……ちゅーしちゃおっかー?」

「ですね! トナミも茜ちゃんも舌出しましょう!」

「もう……会長とその妹と一緒にキスするなんて想像もしなかった」


 三人の美少女がその整った顔を近づけてくる。

 茜も朝日もひぃなも、小さな舌をぺろりと出しているのが可愛い。


 湊は興奮を抑えきれず、三人をまとめて抱き寄せるようにして舌を絡め合う。

 まだ合宿は始まったばかりなのに、早くもこんなお楽しみができるとは――



「あれ、湊くん?」

「ああ、瀬里奈。ここにいたのか」


 茜と双子と楽しんでから――


 湊は二階の部屋から下りて、台所で水でも飲もうかと思ったら。

 エプロン姿の瀬里奈が冷蔵庫を覗き込んでいた。


 似合いすぎる白のワンピースという服装だ。

 ワンピースは足首まで隠れるロング丈で、清楚な瀬里奈にはぴったりだ。


「まずは食材の整理をしないと。さすがに九人分となると多いですからね」

「そうか、なら手伝おうか」


「いえ、自分で整理したほうがやりやすいので。なにか飲み物ですか?」

「ああ、ちょっと喉が渇いて」

「麦茶がありますよ」


 瀬里奈はにっこり笑って、冷蔵庫の中から麦茶のボトルを取り出して、コップに注いで手渡してくれる。


「んんっ……ふー、美味い。今日も暑いからなあ」

「二階にいたみたいですけど、どなたとでしたか?」

「ああ、茜と朝日奈姉妹だよ」

「あれ、それだけなんですか? 八人もいるのに、たった4ピーなんて」


 瀬里奈が意外そうに言い、湊が飲み干したコップを手早く洗った。


「つーか、みんないなくないか? 葉月もいないし」

「葵さんはお風呂に行きましたよ。湊くんと散歩から戻って、すぐ寝ちゃってましたけど、ついさっき起きたので」

「ああ、そうか」


 海辺で一回ヤらせてもらったので、身体を洗っておきたいのだろう。


「そういや、穂波と泉も見かけないな」

「あのお二人はマイペースですからね。外にでも行ったのかもしれません」

「あとは……梓か」


「梓さんは庭のベンチにいました。“ちょっと現実を受け入れるのに時間がかかる”とおっしゃってましたね」

「普段、あまり絡みのないメンバーばっかだからな。意外と繊細なのかもな」


 ただ湊と八人の女友達で海辺の別荘に泊まり、海に行ったり、あとは9ピーをするだけの合宿だ。

 特に緊張するようなものでもないだろう。


 湊は、ただただ楽しみなだけだ。


「じゃあ、梓を連れて葉月と一緒に風呂にするかな」

「そうですね、裸のお付き合いで仲良くなっておいたほうがいいですね」

「梓にアウェイ感あったら悪いもんなあ」


 せっかく八人の美少女にヤらせてもらえるのだ。

 全員にこの合宿を楽しんでもらいたい。


「あ、でも、本当にメシの準備は手伝わなくていいのか?」

「あとで朝日さんとひぃなさんがお手伝いしてくれるそうですから」

「あー、あの二人、家がレストランだもんなあ」


 店の手伝いはまだやらせてもらえないらしいが。

 それでも、門前の小僧なんとやらで、湊たちよりははるかに料理の勝手がわかっているだろう。


「まあ、手伝えることあったら言ってくれ」

「はい、遠慮なくお願いしますから大丈夫です」


「あ、風呂の前にちょっとパンツ見せてくれ」

「え? パンツだけでいいんですか?」


 瀬里奈は不思議そうな顔をする。


「とりあえず一回……いいですよ?」


 瀬里奈は湊に背中を向け、ワンピースのスカート部分をつまみ、すすっと引っ張り上げていく。


「い、いや、とりあえずパンツだけでいいかな」


 もの凄く瀬里奈とヤりたいが、これから葉月と梓にもヤらせてもらわなければならない。

 モタモタしていたら、葉月が風呂から上がってしまうだろう。


「お、今日は白か……やっぱ瀬里奈は白が似合うな」

「芸が無いと思ってるんですけど……きゃっ♡」


 湊は台所で屈み込み、瀬里奈のワンピースの裾を後ろからめくる。

 白い太ももと、小ぶりなお尻を包む白いパンツがあらわになった。


「やっ、んっ♡ くすぐったいですよ……い、今はいいですけど、お料理中はダメですからね?」

「さすがにわかってるって」


 湊も、人が火や刃物を扱ってる最中にイタズラするほど馬鹿でもない。




「んんっ……はぁ……♡ い、一回だけでいいんですか」

「わ、悪い。つい、瀬里奈の尻が可愛すぎて」


 瀬里奈のスカート内で遊んでいるうちにムラムラして。

 結局、一回ヤらせてもらってしまった。


 どんなときでも一回はヤらずにはいられない。

 自分の強固な意志に、湊は感心してしまいそうだった。


 瀬里奈はパンツをはき直し、ちゅっと湊に一回キスしてから――


「葵さん、長風呂ですけど、早く行かないと上がっちゃいますね」

「そうだった。まあ、上がってたら泉か穂波でも誘って、梓と仲良くしてもらおう。あいつらもそろそろ戻ってくるだろ」


「ええ、そうしてください。私はお夕飯の下ごしらえを今からやっておきます」

「もう下ごしらえも? 早いな。まだ夕方にもなってないぞ?」


「なにしろ九人分ですし、美味しい物を食べていただきたいですから」


 瀬里奈はニコニコと笑っている。

 料理が好きなようだし、彼女の料理の味は文句のつけようがない。


 下手に邪魔をしないほうがいいだろう。


「実は、ちゃんとマイ包丁も持ってきたんですよ」

「おいおい、気合い入ってんな」


 瀬里奈は、台所のシンクの横に置いていたバッグから包丁を取り出した。


「これ、中学のときに親にお願いして買っていただいたんです。有名な鍛冶職人さんの作なんですよ」

「確かに、なんかすげー綺麗な包丁だな」


 刃はわずかに青みがかっていて、妖しい輝きを放っている。

 いかにも切れ味のよさそうな包丁だ。


「人間も斬れちゃいそうだな、それ。いや、人間を狙うならグサリと刺すか」

「ふふ、怖いことをおっしゃいますね、湊くん」


 瀬里奈は包丁の刃をちらりと見て。


「大丈夫ですよ、湊くんを刺したらヤらせてあげられなくなるじゃないですか。私の唇もおっぱいも、湊くんのものなのに」

「いや、俺が刺されるとは言ってないけど」


 怖いことを言うのは、瀬里奈のほうかもしれない。


 湊はそんなことを思い――

 すぐに忘れた。


 今から、葉月と梓、あるいは泉と穂波と風呂に入るのだ。

 こんな楽しいことが待っているのに、余計なことなど覚えていられるはずもない。

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