番外編(改)

番外編1 女友達は夜遊びがしたい

「ねぇ――ねぇっ、みなと

「ん……んん?」


 身体をゆさゆさと揺さぶられ、湊は目を覚ました。

 寝ぼけた頭のまま、見上げると――


「あ、やっと起きた。あんた、寝起き悪いよね」

「……葉月はづき?」


 葉月あおいが、湊のベッドに乗っかって見下ろしていた。

 長いミルクティー色の髪を二つのお下げにしている。


「な、なんだ……? えーと……」

「今、夜中の2時」

「はぁ?」

 湊は目をこすりながら身体を起こす。


「2時って……」

「おっは。ちゅっ♡」

 葉月は湊の肩を掴んで、軽くキスしてくる。


「おっは、じゃねぇよ。なんなんだ、こんな時間に……」

 葉月が家に忍び込んできたことは不思議でもなんでもない。


 湊は家の合鍵を父親に内緒で葉月に渡している。

 葉月が来るたびにドアの鍵を開けるのが面倒、という理由だ。


 ちなみに葉月も自宅の合鍵を湊に渡そうとしたが、母娘二人で暮らしている家の合鍵をもらうのは気が引けて断っている。


「今日はおじさんいないのに、瑠伽るか泊まってないんだね」

「泊まらないって昼間言っただろ」


 湊の父親は出張で留守にしている。

 そんな日は、もう一人の女友達である瀬里奈せりな瑠伽がよく泊まりに来るが、今日は彼女はいない。


「あいつ、先週泊まったばっかだし」

「4個も使ってたもんね」

「おまえ、それカウントするのやめないか……?」


「ちゃんと数えておかないと、買い時がわかんないでしょ?」

「……多めにストックしておくべきかな」


「あたしらには馬鹿にならない金額だし……ど、どうしてものときは使わなくてもいいし、ストックはいらないよ」

「まあ……最悪、外でいいしな」


「最悪じゃなくて、普通に着けないことあるじゃん。もーっ、けっこう後始末が面倒なんだからさ」

「でも、葉月のエロい身体にぶちまけたいからなあ……」

「ば、ばーか。ていうか、そんな話をしにきたんじゃないの」

「あ、そうだ」


 まだ湊は、少しばかり寝ぼけていたらしい。

 そもそも、なぜ葉月がここにいるのか、それがわからない。


「そっちのおばさんはいるんだろ? さすがに、ウチに泊まるわけにはいかねぇよな?」

「ウチのお母さんは一度寝たら起きないよ。朝になって、あたしがいなかったらバレるけど」


「……それで?」

「晩ご飯、お母さんがつくってくれたんだよ」

「手料理か、けっこうなことだな」


 湊も最近は、瀬里奈のおかげで美味しい手料理にありつけている。

 それでも母親につくってもらえるのは、少し羨ましい。


「美味しかったんだけどさ……チキンサラダと野菜スープだけって! 女子か!」

「女子だろ。あー、でもそれじゃ物足りねぇよな」


「ホントにね。娘が育ち盛りだってこと忘れてるよね」

「おっぱい、こんなに育ってんのにな」

 湊は手を伸ばして、軽く葉月の胸を揉む。


「ば、馬鹿っ、いきなり……♡」

「すっげー育ってるな……マジでGカップ目前だな」

「だからって、いきなり揉むなー!」


 じーっと睨みつつも、葉月の口元は笑っている。

 彼女は今さら、胸を揉まれたくらいで怒らない。


「実際、ブラの買い替えが馬鹿にならないよ」

「買い替えるときは俺も選ぶの手伝おうか」

「ランジェリーショップについてくる気? 勇気あんね、湊」


「ネットで買ってくれよ。それなら俺も選べるし。可愛くてエロいのがいいな」

「そりゃ、湊が気に入るの買いたいけど……まー、友達だからさ、一緒に買い物してもいいか」


 一般的に、男女の友人同士は一緒に下着を買わない。

 だが、湊と葉月はそんな常識は持ち合わせていなかった。


「ああ、そんなことはいいけど、もーお腹空いちゃって、お腹空いちゃって。寝らんないよ、これじゃ」

「だから、飲ませてほしいと?」

「そんなもんでお腹ふくれるかっ!」

 ビシッと肩を軽く叩かれる。


「わかったよ、コンビニに付き合えっていうんだな?」

「さすが、話が早いっ。インスタントとかめんどくさいし……」

「たまには、夜に外に出てみたいと」


「やっぱ、湊はイイよね。言わなくてもわかってくれるの、助かるわー」

「別に誰でも察しがつくと思うけどな……」

「湊がわかってくれるのがいいんだよ。で、コンビニコンビニ。お願いっ♪」

「……はー、わかったわかった」


 湊は苦笑しながらベッドから下りる。

 さすがに葉月をこんな真夜中に一人でコンビニには行かせられない。


 コンビニはマンションから徒歩3分ほどだし、もう目も覚めてしまった。

 たまには夜中の散歩も悪くないだろう。


「ふわー……あったかー……」

「って、おまえがベッドに潜り込むなよ」


「おっと、つい。もう湊のベッド、半分くらいあたしのものだしね」

「そろそろ、ダブルベッドに買い替えたほうがいいか」


「三人で寝るには狭かったもんねえ。いくらあたしと瑠伽が細くても。フェアランのホテルみたいなベッド、ほしいよね」

「あれ、いくらするんだろうな」


 湊の貯金を全部つぎ込んでも足りないかもしれない。

 ちなみに、葉月の部屋もシングルベッドだ。


「とにかく、行くぞ……って、葉月、わざわざ着替えてきてたんだな」

 さっき胸まで揉んだくせに、湊は今さら葉月の服装に気づいた。


 葉月は黒いハイネックセーターにデニムのミニスカートをはいている。

 セーターの胸元を限りなくGに近いFカップが押し上げ、ミニスカから伸びた足はすらりと長い。


「だって、外行くならスウェットってわけにはいかないでしょ」

「そういうわけにいくと思うが……」


 湊は、寝間着代わりにしているジャージに上着だけ着るつもりだ。


「これもちょっと雑な服装だけどね。しゃーない」

「そういや、顔もすっぴんか」

「うわっ、あんま見ないで。恥っずー!」


 葉月は真っ赤になって、顔を背ける。

 といっても、湊には普段とそこまで変わりないようにも見える。


「普段、そんなメイクしてねぇだろ、葉月は」

「多少はしてるよ。瑠伽なんか、ほとんどメイクしてないけど。あれは素材が良すぎるから、手を加えないほうがいいパターンだよね」

「素材なら葉月も負けてねぇだろ」


「ば、ばーかばーか。そりゃ、負けてないどころか勝ってるまであるけどね!」

「それ、瀬里奈に言っておこう」


「ま、待った! 瑠伽、けっこう負けず嫌いだから、めんどくさいことになるって! 最近、アレの消費量でも競ってるし……」


「割と瀬里奈のほうが着けなくていいとかいうから、使わないことも多いんだよな。むしろ、瀬里奈は消費が少ないほうが勝ちだと思っていそうだ」


「お、おっぱいはあたしのほうが使ってるし!」

「いや、あれはあれで……吸ったときの味とかも重要だしな……」

「それ、あたしにはまったく判断つかないんだけど? くっそ、味でも負けてらんない……どうやったら美味しくなんの!?」


「さすがにそれは知らん……つーか、葉月の乳首も美味しいって」

「きゃんっ♡」

 湊は指で、軽く葉月の乳首のあたりをつついた。

 さすがにFカップ、それだけでぷにゅんと指が大きく沈み込んでいく。


「も、もう……なんだかんだ理由つけて触りたがるよね!」

「そりゃ、隙あらば触りたいに決まってんだろ」

「そ、そうなんだ……やっぱ、おっぱいはあたしの勝ちだもんね」


 ニヤニヤと嬉しそうに笑う葉月。

 負けず嫌いなのは、瀬里奈だけではないらしい。


「……つーか、なんでこんな話してんだ?」

「湊が瑠伽の話、出すからでしょ。いいから、行こ。もうお腹ぺっこぺこ」

「わかった、わかった」


 湊はスマホと財布を取った。

 この欠食友達を早くコンビニまでエスコートしなければ。



 高校生にしか見えない湊と葉月がコンビニに入っても、誰も気にしていなかった。

 今時、夜中に出歩いている高校生など珍しくもない。


「えーと、肉まんと……おでんがいいかな。卵と大根と白滝と牛すじください」

「あ、卵と大根は二つください」


 葉月がレジ前のおでんを眺めつつ注文し、湊もついでに注文する。


「なに、あんたも買うの?」

「いや、美味そうだし。あっ、ちょっと待っててください」


 湊は店員に断って、店の棚のほうへと戻っていく。

 普段ならレジを待たせることはしないが、今は他に並んでいる人がいないどころか、客は湊たちだけだ。


「すみません。これもお願いします」

「あっ……」


 湊が差し出した商品を見て、葉月がかぁーっと真っ赤になる。

 店員はまったく気にした様子もなく、普通に会計する。

 湊が荷物を持ち、二人はコンビニを出た。


「もうっ、馬鹿っ」

「いたっ」

 店を出たのと同時に、葉月が湊の脇腹に肘打ちをくらわしてきた。


「痛ぇな。あ、ウチで食うか? それとも……」

「ごまかして。そこに公園あったよね。あそこ、ヤバいかな? 変な人とかヤンキーとかいる?」

「ちょっと様子を見てみるか。ヤバそうだったらウチにしよう」


 湊たちは少し歩き、そこにある小さな公園を覗いた。

 ヤバいどころか、誰もいない。


 安全安心な遊具が少しと、ベンチがあるだけの公園だ。

 二人はほっとして、ベンチに並んで座る。


「いっただきまーす。うーん、あったかーい。肉まん、うんまい」

「おでんも開けるぞ。はふっ、ふっ、大根あっつー」


「あはは、めっちゃ熱そう。あ、肉まんもちょっと食べる? 一口ならあげよう」

「ああ、美味そうだな」

 葉月が差し出してきた、一口齧ってある肉まんにかぶりつく。


「あっ、こら! 口おっきすぎ! そんなに食うなーっ!」

「葉月も、いつもこれくらい口開けて――」

「いらんこと言うなー! ああ……あたしの肉まぁん……」

「わ、悪かったって。卵、半分やるよ」

「むー、それなら許そう」


 葉月が、じろっと湊を睨みながら頷く。

 湊は割り箸で卵を半分に割り、大きいほうを箸で掴んだ。


「ほら、こっちでいいだろ」

「あーん」

「あーんって……」

「なんか、カノジョムーブっぽいかな?」

「いや、別にいいけどな」


 何度も確認するようだが、湊と葉月はあくまで友人だ。

 食べ物をシェアするくらいはなんとも思わないし、「あーん」程度は許容範囲内だろう。


「じゃあ、あーん……んっ、やっぱ、おでんは卵だよね」

 はふはふと熱そうに卵を食べている。

 そのハシャいでいる顔が、やけに可愛い。


「卵を追いかけて食べる肉まんが幸せ……んーっ、美味しっ」

「そりゃよかった」


 二人は、ゆっくりとおでんを食べ、葉月は肉まんも食べきった。

 一本だけ買ってきたホットのお茶のペットボトルも半分ずつ飲む。


「ふぁー……ああ、やっとお腹落ち着いた……」

「こんな時間にメシ食ったら太るんじゃねぇ?」

「食い終わってから言うな。大丈夫、あたしは全然痩せてるから」


「でも、瀬里奈のほうが細いよな」

「あの子は反則。腰とか、湊に抱かれて潰れないのが不思議なくらいほっそいもんね」


「細すぎて、触るのがちょっと怖いくらいなんだよな」

「嘘つけ。いっつも、めちゃめちゃ激しく抱きまくってるくせに」

「あの細い身体がクセになってな……」


 なんだかんだと、瀬里奈の話題が出るのは、彼女が二人にとって大事な存在だからだ。

 だいぶ瀬里奈も奔放になってきたが、それでもお嬢様。

 こんな夜遊びに付き合わせるのは難しそうだ。


「ん? あはは、湊。口の横、卵ついてる」

「え、マジか?」


「気づけよー。まったく、みっともない……ぺろっ♡」

「うおっ」


 葉月は顔を寄せて舌を伸ばし、ぺろりと舐めてきた。


「やっぱ卵の黄身だ。ママが取ってあげたからねー」

「誰がママだよ。おまえの指にも、肉まんのカスみたいなのがついてんぞ」

「あ、ホントだ」

 葉月の右手親指に白いモノがくっついている。


「…………」

 葉月は、じーっとそれを見てたかと思うと。

 すっ、と自分の唇にくっつけた。


「……ねぇ、取って?」

「おまえな……」


 湊は苦笑して、葉月の肩を掴み――はむっと彼女の唇を口に含むようにしてキスする。

 そのついでに肉まんのカケラも口に入ってきただろう。


「んっ、んむむ……んっ、んんっ! し、舌……んっ、んんんっ……んーっ♡」


 湊は唇をたっぷり味わってから、舌を差し込んで口内もじっくりと蹂躙する。

 葉月は身体を固く強張らせつつも、自分の口内で湊のそれと舌を絡めてくる。


「んっ、んん……ふぁ……く、口の中まで探さなくても取れたでしょ?」

「一応、念のために」

「ばっか。もうっ……油断すると、すぐにちゅーだよ」

 そう言う葉月も、ちゅっ、ちゅっと何度もキスしてくる。


「だいたいさー、さっきのアレ、なに?」

「なにって、なんだ?」


「トボけんなー。家のすぐそばのコンビニでアレ買うとか……い、いっつも遠くのドラッグストアとか買いに行ってんじゃないの?」


「あー、ちょっと面倒になってきたからな」


 さっき、肉まんとおでんのついでに買ったのは12個入りの薄いヤツだ。


「葉月用の箱、もう残り2個だっただろ?」

「……うん。それだと……朝使ったら残り1個になっちゃうね」


「いや、朝までに1個使うだろうから、無くなっちゃうじゃないか」

「そ、それはそうだけど……」


 葉月も、このまま帰宅せずに一度湊の家に来るつもりだったようだ。

 もちろん、1個以上使うことになるだろう。


「ほ、ほら、腹ごなしに軽い運動しとかないと?」

「そうだなあ、葉月が太っても困るしな」


「だから、太るっつーな! じゃ、じゃあ……ちょっと激しめにヤってもらうからね!」

「カロリーも消費できて、ぐっすり眠れそうだな」


「明日、学校じゃなきゃ、寝ずにずっとヤらせてあげるんだけど」

「学校じゃなきゃなあ」


 湊としても、一晩中葉月と楽しみたいが、そうもいかない。

 時間的に考えても、1個使うのがせいぜいだろう。


 それから、朝になったらあらためて来て、そこでも1個使うに決まっている。


「まあ、たまに1個じゃ済まなくなることもあるし、今のうちに買っておかないと」

「馬鹿っ……いいけどさ……」

 葉月は、ちゅっとまたキスしながら湊に抱きついてきた。


「今日はコンビニに付き合ってもらっちゃったから……お願い、聞くよ♡」

「それじゃあ……ここで少しだけ……」


「だ、誰かにバレないようにね? ヤだよ、見られたら恥ずかしいし……」

「わかってるって。俺も葉月のエロいこと、誰にも見せたくねぇし。あ、瀬里奈は除いて」


「瑠伽なら全然見られたいくらい……って、そうじゃなくて! ちょ、ちょっとだけだからね?」

 葉月が頷いたので、湊はキスしながら――


「やんっ♡」

 デニムのスカートに手を伸ばして。


「ひゃうっ……そ、外でそんなところ……♡」

「声、抑えてくれよ?」

「む、無理よ。で、出ちゃうから……口、塞いでくれないと……もっと強く」

「ああ……」


 湊は激しく指を動かしながら、ちゅばちゅばと音を立てて唇も味わう。

 トロけるような唇を味わい、舌を差し込んでちゅるちゅると絡め合い、また唇を重ねる。


「んっ♡ も、もっとちゅー……♡ あたしの舌、もっと美味しく吸って……♡」

「ああ、やっぱ美味いな、葉月の唇は……」

「湊に吸われるの、すっごいイイ♡ んっ、ちゅっ、ちゅうっ♡」


 葉月は、背中に腕を回して抱きついてくる。

 湊は葉月の胸の感触も味わいながら、唇をむさぼり続ける。


 コンビニで買った、あたたかくて美味しいおでんと肉まんを食べ――

 今度は、あたたかくて美味しい女友達を好きなだけむさぼれる。

 たまには夜遊びもというのも、悪くはないようだ。



「ふぅ……」

 葉月は上半身を起こし、寝間着代わりのピンクのタンクトップを頭からかぶった。


「もうちょっと、おっぱい見たいな」

「きゃっ」


 湊はベッドに寝転んだまま、着たばかりのタンクトップをぐいっと押し上げる。

 ぷるるんっ、と弾むようにしてFカップのおっぱいがこぼれ出し、ピンクの乳首も現れる。


「ば、馬鹿……さっき散々したくせに……まだ見たいの?」

「見上げるおっぱいはまた違うなあ……」


「……今日はお礼だから、ちょっとヤらせてあげただけなのに。調子乗ってんなー、湊」

「ちょっと? もうすぐ5時だが……」


 結局、朝までコースになってしまっている。

 学校があるというのに。


「だ、だって……! 湊が公園でっ、手ぇ突っ込んで……あ、あちこちイジってくるから……!」


 葉月はベッドに座ったまま、ぐりぐりと湊の頭を強く撫でてくる。


 葉月の身体をあちこちイジっていたら盛り上がったが、さすがにそこで――というわけにはいかなかった。


 さっきも言ったとおり、湊は絶対に葉月のエロい姿を他の誰にも見せたくない。

 そういうわけで、二人は湊家に戻り――

 玄関で慌ただしく、お互いをむさぼり合いって、一回――


「げ、玄関であんなことまで……」

「それに、おまえが『湊の部屋、行こ。そこでもっかい……』って行ったんだぞ」

「い、言ったかなあ」


 葉月の目が泳いでいる。

 間違いなく言ったし、言わなかったら湊が誘っていただけで、葉月も断らなかっただろう。


「結局、部屋で2個も使っちゃったし……朝の分、買っといて正解だったね」

「朝は、これで一回シたいなあ」


 湊は、真上にある葉月のふくらみを持ち上げるようにする。


「やんっ♡ も、もうほとんど朝だけどね……合間にちょっとウトウトしたくらいだったね」

「今日は絶対、授業中に寝るだろうな、俺」


 たぷたぷと葉月のおっぱいを持ち上げるように揉みながら、湊は苦笑する。

 夜中にかなり頑張りすぎたし、放課後までは起きていられないだろう。


 湊はぷるぷると柔らかいおっぱいの感触を少し味わってから――


「あんっ、もう、人の胸で遊ばないの♡ あ、そろそろ行かないと。ヤツが目覚める前に」

「帰らないと、だろ。でも確かに、そろそろ帰らないと、葉月のおばさんにバレかねないな」

「うん。それじゃ、ね♡」


 ちゅっとキスして、葉月はタンクトップを元に戻してベッドから出た。

 下は白のレースのパンツ一枚だけで、白い太ももがあらわになっている。


「……ちなみに、ヤツはあと30分は起きてこないと思うけど」

「充分だな」


 湊もベッドから下りて、葉月を後ろからぎゅっと抱きしめて――振り向かせて、またキスする。


「また、そんなにがっついて……あんっ、もうっ、友達だからって遠慮なさすぎっ♡」

「友達を困らせることはしないって。ちゃんと30分で終わらせるから」


「うん……30分だけだからね。30分の間なら――何回でもいいよ♡」

「遂に、“一回だけ”の回数制限から時間制限に変わったか」

「ばーか♡」

 ちゅっ、ちゅっとキスしながら二人は立ったまま求め合い――


「はぁんっ……♡、んんっ……おっぱい、もっと好きにして……♡」

「ああ、もっと……」


 湊は夢中になって、Fカップおっぱいを荒っぽく揉んでいく。

 手の中でぐにゃぐにゃと形を変え、ピンと尖った乳首を引っ張ると葉月は甲高い声を上げる。


 葉月に初めて声をかけられた夏から、関係を深めた秋を経て、おでんと肉まんが美味しい冬になった。

 女友達との遊びは本当に楽しすぎて――やめられそうにない。

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