書くためのモチベーションの保ち方9選
お久しぶりでございます。はじめましての方はどうも、はじめまして。
突然ですが実は一か月程前に、持っているスマホの調子が悪くなりました。
アプリをタップしてもすぐホーム画面に戻ってしまい、開こうとするアプリがどれも開かず、勝手に落ちてしまいます。カクヨムのアプリも何度タップしてもすぐホーム画面に戻ってしまい、使えなくなってしまいました。
ストレージなどのデータ空き容量もまだまだ余裕で残っておりましたので、原因は全くわからず「どうして! なぜ! がんばれ私の分身!」といった状況でした。しかも今年の春に買い替えたばかりのスマホでしたので、なかなかのショックでございました。ネットの情報を頼りに改善策をいろいろ試してみましたが、何をしても改善されず効果無し。とりあえず一旦放置して、少し様子を見ることにしました。
すると一晩置いた翌朝、スマホを触ると、アプリが落ちずに使えるようになっておりました。「お! 直ったか!」と喜びすっかり安心して、意気揚々と目を離し、朝の準備を終えてから再び部屋に戻ってみると、ベッドの上のスマホが再起動を延々と繰り返しておりました。
修理に出すこととなりました。
で本題なのですが、スマホが使えなくなった途端、書く気力と読む気力が極端に失せてしまいました。書くたびに血沸き肉躍っていたあの高揚感や、滾り散らかしていた小説に対するあの鬱陶しいほどの内なる己の情熱は、いったいどこへ……!(恐ろしき冷却速度)
いやほんとに、書きたい気持ちはありますがなんとも書く気になれません。読む気力も起こりません。どうしたもんか状態です。ただでさえ本業と日々の生活のせいで集中して書く時間をなかなか確保できていないのに……。むむむ。
パソコンもiPadもあるので普通に執筆はできる恵まれた環境なのですが、普段使っていたスマホが使えなくなっただけで、途端に書くことや読むことの気力が急降下いたしました。いや普段使い慣れているスマホってもう、本当に大事だなと、身をもって痛感いたしました。
で、突如として書く気力がまた急に沸き起こり、今もりもりと書いております。
いったいどうした! 何が起こった! ということで、このことをきっかけにふとまた、エッセイを書きたくなりましたね~。
小説を書く時、皆様はどれくらいモチベを維持し続けながら小説を書いておりますでしょうか?
「全く問題無くばりばり書けてるッス! 書けない状態になんてなってないんで、全く困ってないッス!」という方は、ここから先はスルーしていただいて笑、私が「こうすればモチベーションを保ったまま執筆活動を継続できるかな」と思う、小説を書くためのモチベの保ち方をさくっと9個にまとめてみましたので、どうにも書けないと悩んでいる方がもしおられましたら、よろしければ参考までにこのままお付き合いいただけたらと思います。
【小説を書くためのモチベーションの保ち方9選】
①音楽を聴く
②25分間集中・5分休憩
③自分の書いた作品を読み返す
④使いたいガジェットを選ぶ
⑤とりあえず100字書いてみる
⑥散歩する・外に出かける
⑦興味を持った映画や小説作品を見る・読む
⑧書かない
⑨寝る
ひとつずつ解説していきます。
①音楽を聴く
まず音楽なんですが、モチベ維持にめちゃくちゃ大事だと思います。私の場合自分の心と物語の世界にぐっと入り込むために、創造力が爆上げになるような楽曲を聴いて集中力をとことん上げることがあります。モチベ維持の中で一番といっていいほど大事な時間かもしれません。書くテンションを上げるため、とにかく今一番聴きたいと思う、心にHITする音楽をひたすら聴きまくります。現実から離れていくような、不思議な感覚に浸れる旋律などは最高です。五感が研ぎ澄まされ、ぐっと世界に入り込めます。入り込む感覚……例えば、氷点下で顔の表面にある産毛の先端まで、すーっと透き通るように隅々まで凍っていく感覚といいますか。
物語や文章を書くって、微細な脳内細胞を一個一個順番に沸騰させていくような神経をかなり使う作業だと思っているので、その繊細な感覚に音楽はもう無くてはならないなあと思います。モチベアップにかなり重要な存在になっています。
書く気分を上げる時は歌詞があるJ-POP、ストーリーを考える時や執筆する時は歌詞の無い雨の音や自然の音をYouTubeでひたすら流して作業することがあります。私の中で雨音は一番集中力が上がります。あとは、今書いている小説が和風ファンタジーなので和風の曲をYouTubeで探したりするときもあります。
皆様は、執筆の時に音楽って活用していますでしょうか。参考までに私のモチベアップ曲をいくつかご紹介しておこうかなと思います。
【モチベアップ曲例】
・Ado/『踊』『阿修羅ちゃん』
・星野源/『創造』
・緑黄色野菜/『Mela!』
・YOASOBI/『怪物』
・椎名林檎/『丸の内サディスティック』『長く短い祭』 etc...
まだまだたくさんあって上記はほんの一部なんですが、限がありませんのでとりあえずこのへんで。アニソンもテンション上がりますね。皆様も、もりもり書けるようなおすすめの上がる楽曲があったら是非コメントで教えてください。
②25分間集中・5分休憩
書く時間がある時、私は時計を見て25分間パソコン画面に向かい(書けなくても)、5分休憩するというのをなるべく意識するようにしてやっています。一応、形だけでもメリハリつけるためですね。ノリノリで書けている時は25分過ぎていたり、5分休憩も普通に伸ばしたりすることもありますので絶対では無いんですが(かなりゆるい笑)、書く時間が1時間あったら、25分集中・5分休憩を二回繰り返すと決めてます。たとえ書けなくても物語や文章を考える時間に充てられるので、無駄にはならずむしろ作品に向き合うための有意義な時間になると思います。
そう決めないと私の場合だらけてしまってYouTube見たりゲームとか延々やってしまうので……この時間は作品のために充てる時間、と決めて、集中力を保つために25分・5分という区切りで作業しようと決めました。別に20分・10分でも15分・15分でもなんでもいいのですが、私の場合は自然と25分・5分という区切りで落ち着きました。
③自分の書いた作品を読み返す
書けない時はいったん、過去に更新した作品を読み返します。
すると自分の作品なのになぜか次第にのめり込んでいって、書く気力が極端に上がる時があります。(ちなみに私は過去に書いた自分の文章を往々にして普通に忘れています)
なぜかは正直わからないんですが、急に書きたいストーリーを思いついたりして書きたくなるんですよね。読み返すと不思議とスイッチが入る時があります。皆様はどうでしょうか。(私だけかも?)
④使いたいガジェットを選ぶ
ネット小説を書くとき、皆様は何を使って書いておりますでしょうか?
私の場合は、一から書き始める時はまずパソコンでひたすら打って書いていきます。キーボードを叩きまくって書き進めるのですが、最終チェックはスマホでします。スマホでスクロールして読み返し、誤字脱字や違和感を細々と直してから更新します。
私はキーボードを打つのが好きなのですが、パソコン派の方やキーボードを使う方は打っていて心地の良いキーボードを使用すると、やる気に繋がっていいかなと思います。スマホで打つ派の方は、スマホのグレードをちょっといいものにするとかで違ってくるかもしれません。小さい画面の方が打ちやすいなら小さめのスマホにして、大きい画面で打つ方がいいなら大きい画面のスマホにする。打ちやすいと思う入力アプリを入れたりするのも書く意欲が高まると思います。
あとは例えば、画面の
今回スマホが壊れたことによって、書くために使用するガジェットは大事だなと思いましたので、パソコンやスマホなどで入力する際にどうであったら自分が心地よく打ち込むことができるかというのを、皆様もよろしければ今一度是非見つめ直してみてください。
⑤とりあえず100字書いてみる
書けないときはとりあえず100字だけ書いてみる。書けないからといって何も書かないより、ずっと有効だと思います。スマホで、寝る前にちょっと入力するだけでいいのです。100字書いて、気に入らなければそれを全部消してもいい。また100字書けばいいです。100字を10回書けば1000字になり、10000字になり、100000字になります。積み重ねです。
これをまさに今、自分に言い聞かせております。(反省)
⑥散歩する・外に出かける
煮詰まったときは自然豊かな公園とかで散歩すると意外とふ、とおりてくる感覚になるときがあります。散歩などの軽い運動や外に出て気分を変えるのはやはり集中力アップにつながっていいと思いますね。
ちなみに私は車の運転が大好きなんですが、運転中にストーリーを思いつくことがかなりの頻度であります。でも運転中だからメモできない!(がびん!)あとで思い返してメモに書いたりするのがしょっちゅうですね。よりによってなぜ運転中に思いつくのだ……。(謎です)
あとは、人が少ない穴場なカフェとかも集中できていいかもしれませんね。このご時世で難しいとは思いますが、煮詰まったらちょっと視点を変えてみるため外に出てみると、視界が開けてモチベ維持に繋がるかなと思います。
⑦興味を持った映画や小説作品を見る・読む
これも煮詰まったときいいかなと思います。感覚的にプロ作家の方や漫画家の方で映画を観る習慣がある方は結構多い気がします。
観たいと思った映画を観て、ストーリーの展開とか魅力的なキャラクターの特徴を掴んだりとか、「自分が書く」という視点から見つめてみると意外な発見ができて、後々それを作品に生かせるのではないかと思います。
あとは小説を読むのもいいですね、興味をもった作品を読んで「こんな書き方をするのか」「こんな表現ができるのか」と改めて心に感じることが出てくると思うので、書けないときは映画を観る・小説を読む、というのは書くために有効な手段だと思います。
⑧書かない
何をしても書けない、一文字も書きたくない。どうしても無理。打ちたくない、文字も見たくない。何も考えたくない。
そんな時の選択肢はただひとつ、「書かない」です。
「書くためのモチベーションアップのエッセイじゃないのか!?」と思われる方もいると思いますが、どうしても何しても書けないときは「書かない」が一番だと思います。
いや、大丈夫です。その時書くのをやめたとしても、やっぱり急に書きたくなって絶対に書きますから。しかも書けないと思って苦しんでいた時よりずっといいものを書きますよ! 必ず!
映画「魔女の宅急便」の作品の中でウルスラという画家の少女が出てきますが、その少女のセリフがまさにこのスランプ状態の一番の解決策を突いていますね。魔女の宅急便を知らない皆様にもご紹介しようと思います。
魔法使いの少女・主人公のキキが魔法が弱まって何度チャレンジしても箒で飛べなくなってしまったとき、悩んだキキは夜、ウルスラに向かって、「じたばたしてもダメだったとき、どうすればいい?」と相談します。
キキに向かってウルスラは、
「描くのをやめる。散歩したり景色を見たり、昼寝したり何もしない。そのうちに急に描きたくなるんだよ」
と言います。
ウルスラの言う通りだと思います。「書かなきゃ」と焦らなくて大丈夫です。書かなくてもいい。書けますから、大丈夫。自然と書くようになるまで少し、「書く」から離れてもいいと思います。
⑨寝る
これはもう、音楽を聴くこと以上にモチベーション維持のために大切なことだと思いますね。
「書きたい」と「寝たい」の感情が同時にきたら、必ず「寝る」方を選択してとにかく、寝てください! 書きたいのは重々承知ではありますが、絶対、寝た方がいいです。
眠ると脳が休まり、起きてからのパフォーマンスが格段に上がります。集中力も劇的に上がります。
眠いと思ったら、なにがなんでも、寝る!「寝る前に書かないと」と焦らなくても全然大丈夫です。起きたらもっと違うことを閃いて、寝る前に思いついていたことよりもっといいものを書けるかもしれません。寝ることを我慢してなんとか書いて、書けたと思ったものを起きて読み返すと、「うわなんだこのひどい文章は……!」となることも多いです。時間の効率も悪くなります。
しっかり睡眠を取って、頭をすっきりとさせた状態で最高のものを書いていただきたいと思います。
以上が、私が思う書くためのモチベーションの保ち方9選でした。
上記の内容の中には、プロ作家になるとなかなか難しい点があるものも多いかなとは思いますが、書けないと思ったときでも無理せずに執筆活動を続けていってほしいという思いから、簡単にまとめてみました。
モチベ維持って他にもまだまだ沢山あるとは思いますが、とりあえず参考程度で読んでいただけると嬉しいです。
それでは、ここまで読んでいただきましてありがとうございました〜!
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