VILLGERS MIXED

SEN

VILLGERS MIXED

台本:SEN  声劇7人台本(男4・女3) 所要時間:60分






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※アドリブ等はストーリーを捻じ曲げない、雰囲気を壊さない程度であればOKです!


リム

村人。


魔界王ギーデヴェイル

絶対の力を持つ最強の魔王。


大堕天使アルマナエルリナル

堕天使。


魔獣王ガブギラン

語尾にガブってよく言う。


喪失王ラテャンデラ

間の取り方が腹立つ。思い立って行動しがち。


艶畏女王ユヒカイミア

美に関することに目が無い。


ナレーション・インタビュアー

物語を語ってくれるナレーション。でも途中で参加してる。



リム

魔界王ギーデヴェイル

大堕天使アルマナエルリナル

魔獣王ガブギラン

喪失王ラテャンデラ

艶畏女王ユヒカイミア

ナレーション




ナレーション

「ここは人知の及ばぬ世界。人の力では到底到達できぬ魔界。その魔界の王が魔族の王達を集めようとしていた。愚かな人間の全滅を計画すべく、魔界王ギーデヴェイルが玉座に構えていた」


魔界王ギーデヴェイル

「くっふぉぉぉぉぉぉ……いよいよこの世を支配するときがきた…」


リム

「来ましたね」


ナレーション

「魔界王ギーデヴぇうぃる、は歓喜していた…初めての人間への侵略を」


魔界王ギーデヴェイル

「ふしゅぅぅぅぅ……ようやく、ようやくだ」


リム

「ようやくですね」


ナレーション

「魔界王ギーデヴェイリルは、喜びのあまり………あ、ちょっと音楽止めていただいていいですか?」


魔界王ギーデヴェイル

「え、え、まだ冒頭なんだけど…どうしたの?なに?」


ナレーション

「凄い言いにくいんすよ。名前。略していいっすか?」


リム

「いいんじゃないですか?」


魔界王ギーデヴェイル

「えぇぇ…ま、まぁ…聞こえてない定だからワシはかまわんけども…」


ナレーション

「あざーす。じゃぁいきます」


魔界王ギーデヴェイル

「あ、はい、すいません。どうぞ」


リム

「いきましょう」


ナレーション

「ごほんっ………では………ギーデはじっと待っていた…他の魔族の王の到着を」


魔界王ギーデヴェイル

「ギーデって。あ、こぉぉぉっほぉぉぉぉっ……む、来たか…遅かったな…かつて大天使だった者よ…」


◆SE羽


大堕天使アルマナエルリナル

「お呼びいただき光栄です…魔界王ギーデヴェイル様。この大堕天使アルマナエルリナル、ただいま到着しました」


リム

「おぉー天使だーしかもばいんばいん天使だー」


魔界王ギーデヴェイル

「待ちくたびれておったぞ…どうして遅れたのか……申してみよ」


大堕天使アルマナエルリナル

「はっ…この片翼、見えますでしょうか」


魔界王ギーデヴェイル

「うむ、しかと見えるぞ…それがどうしたのだ」


リム

「片方しか無いですね、翼が」


大堕天使アルマナエルリナル

「察しの良い貴方様ならもぅ存じているかと……」


魔界王ギーデヴェイル

「あー……うん、ちょっと、待ってね…考えるからね」


大堕天使アルマナエルリナル

「え、もしかして…わからないのですか?アナタ様ともあろうお方がっ」


魔界王ギーデヴェイル

「うん?いーや?わかるよー?常識じゃんか!常識!」


大堕天使アルマナエルリナル

「ですよね…そういうことです。」


魔界王ギーデヴェイル

「ぉぉぉ~わっかんねー……超気になるぅ…む、次も来たな…超気になるけど。よく来た。魔獣王」


リム

「おぉ…続々と」


◆SE巨大な足音


ナレーション

「四足歩行で狼のような牙を持つ象のように巨大な獣が、のっしのっしと歩いてきた」


魔獣王ガブギラン

「ふんっ、この俺様を呼ぶとは…よほどのこととお見受けしたガブ」


魔界王ギーデヴェイル

「うむ、ようやく人間界に我ら魔族の力を思い知らせる時が来たのだ」


魔獣王ガブギラン

「おぉ…それは面白いガブな」


ナレーション

「いや無理矢理ガブ入れんでも」


魔獣王ガブギラン

「こいつは誰ガブか」


魔界王ギーデヴェイル

「気にするな。進行役と思えばよい…お?ようやく来たか…彼の地より…喪失王ラテャンデュラ」


◆SE 回転


ナレーション

「暗がりより体を回転させながら華麗なステップでその男は現れたキモイ」


喪失王ラテャンデュラ

「お待たせしました。我が君…この喪失王が来たからにはもぅ安心ですよ。子猫てゃんたてぃ」


リム

「いやー彼が一番人間っぽいですねーキモィけど」


魔界王ギーデヴェイル

「どのような力を持つのか。楽しみぞ…期待しておる。喪失王よ」


喪失王ラテャンデュラ

「お任せください。この喪失王ラテャンデュラが。喪失してみせましょう」


ナレーション

「魔界王喪失させちゃだめだろ」


喪失王ラテャンデュラ

「ん?こちらの子猫てゃんはどこの子猫テャンネャンだい?」


魔界王ギーデヴェイル

「気にせんでくれ……ぉぉ…参られた…艶毘王ユヒカイミア…今宵もお美しい」


ナレーション

「上空より黒い翼を羽ばたかせ、魔女が舞い降りた。」


◆SE 羽ばたき


艶毘王ユヒカイミア

「ウッフフ…我が君……私まで呼ぶとは……いったいどうなされるおつもりで?」


リム

「黒い羽が生えてますねーいやーいろっぺぇな~」


魔界王ギーデヴェイル

「うむ、いよいよ人間共を支配する時がきたのだ」


大堕天使アルマナエルリナル

「おぉ…憎き人間共をついに」


魔獣王ガブギラン

「これだけの戦力があれば一晩ですみましょうぞよガブ」


喪失王ラテャンデュラ

「人間共を喪失させてやりましょう…あ、子猫テャン共を喪失させテャンりましょう」


艶毘王ユヒカイミア

「私の美しさの前にひれ伏させてあげるわ?」


リム

「いやーそろい踏みですね!」


ナレーション

「大堕天使アルマナエルリナルは、ついに本題に入ろうとしていた」


大堕天使アルマナエルリナル

「ちょっといいかしら」


魔界王ギーデヴェイル

「ん?なんだ?」


喪失王ラテャンデュラ

「なんなりと。テャン使のきみ」


大堕天使アルマナエルリナル

「うん、あのね、人間がいるのよ、そこに」


魔獣王ガブギラン

「そんな馬鹿なガブ……………ほんまや」


リム

「どもー」


艶毘王ユヒカイミア

「いやいや…どもー…じゃない。どうしてここに居れるの?」


リム

「いやどうしてと言われても、来れちゃったんで」


魔界王ギーデヴェイル

「最初から薄々気づいてたけど俺だけ見えてんのかなーとか思って触れなかったんだけどね…人だよねぇ……ちょっとナレーションの方?もう一回冒頭のやつ読んでくれるー?」


ナレーション

「えー…いいですけどー……ここは人知の及ばぬ世界。人の力では到底到達できぬ魔界。その魔界の王が魔族の───」


喪失王ラテャンデュラ(被せて)

「ほらぁ言ってるよねぇ?人知の及ばぬ世界って…人の力では到底到達できぬ魔界って…いってャるねぇ」


リム

「や、そういわれても居るもんは仕方ないでしょう」


魔獣王ガブギラン

「居るねェ…え、呼んだの誰ガブ?俺は呼んでないガブよ?人間は見つけたら喰うって決めてるガブからね」


大堕天使アルマナエルリナル

「そうよね?人間を連れて来るとしたら私か喪失王ラテャンデュラってことになるけど」


喪失王ラテャンデュラ

「のんのんのん…発音が違うよ子猫テャン。ラ テャン デュラ。メルシー?」


ナレーション

「心底どうでもよかった」


喪失王ラテャンデュラ

「ナレーションの感想いる?」


ナレーション

「いるよ。唯一のツッコミだもん。自分いないとどえらいことになるよ?」


魔界王ギーデヴェイル

「しかし何故人間がここで平然と居れるのか…魔の力で頭がおかしくなるはずだが」


大堕天使アルマナエルリナル

「わかった…私みたいに悪に落ちたとか?」


艶毘王ユヒカイミア

「ありえるわね。ん?あなたシャンプー変えた?」


大堕天使アルマナエルリナル

「あ、わかっちゃいますー?そうなのよぉー良いオイルシャンプー手に入っちゃってー」


ナレーション

「おい、そこ、女子」


リム

「まぁ僕のことはほおっておいて…進めてください。」


魔獣王ガブギラン

「そうはいかんガブ…もう一度だけ聞くぞ?誰も連れてきたのではないのガブな?」


魔界王ギーデヴェイル

「どうやらそのようだ」


喪失王ラテャンデュラ

「ただの人間には…ここで消えていただこうか」


魔獣王ガブギラン

「こんなちっこいへろへろガブ人間喰っても足しにはならんガブが…この魔獣王ガブギランのオリハルガブコンでさえ砕く歯でガブ!噛み砕いてみせガブようっ!!!」


◆SE足音→吠える


ナレーション

「ほんとガブの入れるとこどうかならんのかな」


艶毘王ユヒカイミア

「やっちゃえぇ♡」


リム

「あ、今のえっちですね」


喪失王ラテャンデュラ

「こいつ…全く動じていないぞ……あの巨体の獣を前に。むしろ艶毘王の方見てるやん」


魔獣王ガブギラン

「貴様ぁぁ…噛み殺してやるぅぅ!!あ、ガブぅぅぅ!!!」


ナレーション

「忘れてたままのほうがよかったな、今のは」


◆SE金属音


リム

「わ、もぅびっくりさせないでくださいー…物理は全く効きませんけど驚きはするんですからねー?」


魔獣王ガブギラン

「なっ…ガハッ、馬鹿な…効かないガブだと?」


大堕天使アルマナエルリナル

「え…物理は効かないとか……人間にそういう完璧なパッシブ系ステータスあったかしら。どうなの?」


ナレーション

「僕に聞かないでくれます?ここにいない定でお願いします!」


大堕天使アルマナエルリナル

「あ、はいさーせん」


魔界王ギーデヴェイル

「もしかすると人間ではないのかもしれないな…何か得体のしらない物…地球外生命体……いっゃぁ~こういう話になってくるとゴジr───」


リム(被せて)

「人間ですよー?今朝も幸せなパンケーキ食べましたし。あれ美味かった~いやまじで」


魔界王ギーデヴェイル

「あ、人間だわこれ。ごめんわかんない何これ」


艶毘王ユヒカイミア

「けどワンちゃんの全力の噛みつきでさえビクともしないなんて…魅力的ねぇ?♡」


リム

「お、まじすか?あざーす!」


喪失王ラテャンデュラ

「ノンノンノン!艶毘王ユヒカイミア…ノットワンちゃん。リピートアフターミー。ワン テャン。メルシー?」


艶毘王ユヒカイミア

「ワン……テャン……ね、わかったわ」


魔獣王ガブギラン

「ぐぬぬっ…我が全力を持ってしても効かぬとは……もぅいいガブ、ゲームしてくる」


ナレーション

「ゲームあんのかよこの世界」


リム

「や、あの僕のことは気にせず会議初めていただいて。大丈夫なんで」


魔界王ギーデヴェイル

「あぁ、そぉう?…じゃぁ…はじめちゃおっかなぁ」


大堕天使アルマナエルリナル

「下取りで安く買えちゃうエアコン買うぐらいの勢いじゃん魔界王様」


喪失王ラテャンデュラ

「僕としては…その人間の存在は無視できるとは思わないなぁ…恐ろしく脅威的だよ。物理が効かないんじゃぁねぇ」


魔獣王ガブギラン

「ではどうガブするというんだ?」


喪失王ラテャンデュラ

「ここは……(指パッチンセルフで)…スピリチュアル攻撃しかないでしょう」


艶毘王ユヒカイミア

「確かにアナタは得意そうね…いろんな意味で」


大堕天使アルマナエルリナル

「例えばどんなの?もちろん喪失させてしまうのよね?」


喪失王ラテャンデュラ

「もちろん!…まぁ一番効果的なのは……そいつの大事な人を目の前でぇ…惨殺とか?」


魔獣王ガブギラン

「それは喪失するガブな。相変わらず残酷なことを考えるガブ」


リム

「それは困るなぁ…家族に手を出されちゃぁ…」


ナレーション

「リムは一瞬にして喪失王ラテャンデュラの前に現れた」


◆SE瞬間移動


喪失王ラテャンデュラ

「なっ…!?」


リム

「とりあえずその両手両足無くすね?」


◆SE血しぶき


喪失王ラテャンデュラ

「っ!?ぐぅぁぁぁあああ!!!俺のカタ・トゥ・カタ。がっ」


魔界王ギーデヴェイル

「な、何をしたのだ……まったくもって見えなかった」


大堕天使アルマナエルリナル

「あきませんやん勝たれへんでこれぇ」


艶毘王ユヒカイミア

「天使ちゃんどんどんキャラ変わってない?」


ナレーション

「喪失王ラテャンデュラは手足を失ったがすぐに再生させていた」


喪失王ラテャンデュラ

「な、中々やるようだねぇ……ひ、一つ訂正しよう。喪失はさせない。君の愛する人にも手を出さない。まじで。ごめん。いつも。ごめん」


リム

「いいよ~」


魔獣王ガブギラン

「軽いなー」


大堕天使アルマナエルリナル

「しかし魔界王様…このままだと我が魔族の威厳が無くなってしまいますね」


魔界王ギーデヴェイル

「うむ……そうだな…ここはこの私が力を使うか」


艶毘王ユヒカイミア

「えぇ!?魔界王ギーデヴェイル様のお力を見れるんですか!?♡やーんうれしぃ~♡」


リム

「やっぱいいね、こう、ね、むらっとね」


ナレーション

「めっちゃエロに対してだけは反応するんだよなぁそこ弱点だと思うんだ俺」


魔獣王ガブギラン

「魔界王様の力にはいかガブ防御耐性も無効!死んだなお前」


喪失王ラテャンデュラ

「今【いかなる】を【いかガブ】って言ったよね?上手いね!そういうとこ好きだよ僕」


魔界王ギーデヴェイル

「私の力を見て生きたものはおらぬ……この次元を操り無に還す力。とくと味わえぇぇ!!」


◆SE締め付ける


ナレーション

「ギーデは右腕をリムに向け拳を握りしめた」


◆SE重力


大堕天使アルマナエルリナル

「ゴクリ、す、すごい…次元が歪んでそこの空間だけが無くなっていく」


喪失王ラテャンデュラ

「なんという力、素ん晴らしいです」


魔界王ギーデヴェイル

「ぐははははははっ!次元の狭間に消えてなくなれぇぇ!!」


リム

「…」


◆SE重力


大堕天使アルマナエルリナル

「…」


喪失王ラテャンデュラ

「……」


艶毘王ユヒカイミア

「……(咳払い)」


魔獣王ガブギラン

「………(あくび)」


魔界王ギーデヴェイル

「…………あれ」


ナレーション

「ぜんぜん効いてなくね?ほんで魔獣王ガブギラン貴様飽きてきてるな?」


リム

「あれ、僕になんかしてます?」


魔界王ギーデヴェイル

「や、なんか…背景だけ変わってるクソコラみたいになってるの」


リム

「あーなるほど」


大堕天使アルマナエルリナル(コソコソ話)

「ちょっとちょっと、私初めて魔界王様の力みたんだけどさ…しょぼくね?」


艶毘王ユヒカイミア(コソコソ話)

「しーーー!もぅ良いお歳なんだから!!言わないの!!!」


喪失王ラテャンデュラ

「しょぼくね?」


魔獣王ガブギラン

「めっちゃストレートに言うやん。空気読もうな?」


魔界王ギーデヴェイル

「え、え、え、待ってぇまってぇぇ?何で、何で効かないのかなぁ?」


リム

「さぁ?なんでですかね~僕にもイマイチ…」


魔界王ギーデヴェイル

「そんなことありますぅ?仮にもよ?うん、仮にもよ?仮にもぉ?ラスボスと言っても過言ではないこの私の攻撃がよ?」


リム

「え、あ、はい」


魔界王ギーデヴェイル

「かすり傷とかいうレベルちゃうんよこの攻撃。あのーなんていうかな、あれ。存在自体も消しちゃうーみたいな?そんな攻撃なんよこれ。わかる?もぅ遥かに人知を超えたところからの攻撃なのよ?わかりますー?」


リム

「えぇ…それっぽいですよね」


魔界王ギーデヴェイル

「っぽいとかじゃないのよ。えーっとねー…たとえようか、うん、例えようか?宇宙、宇宙あるよね?宇宙を想像してね?宇宙ってさ、どこまで続いてるか、わかんないよね?ね?」


リム

「まぁ、そりゃぁ」


大堕天使アルマナエルリナ

「なんか可哀想になってきた」


艶毘王ユヒカイミア

「私も」


魔界王ギーデヴェイル

「その宇宙の広さからの攻撃を受けたのよ、今、君が。あ、これ【無ノ攻撃】って言うんだけどね一応。技名ね?カッコいいでしょ?」


リム

「あぁ~…ラスボスっぽさはありますねぇ」


魔界王ギーデヴェイル

「だよねだよね?んーよかったー…んーえとねー。なんで、なんで効かないのかなー?おじさんわかんないの教えてくれるー?」


リム

「いやー僕に聞かれましてもね」


魔獣王ガブギラン

「もぅいいではありませんか魔界王様!この人間も気にせず会議をしてくれと言っている…会議しましょう。人間を殲滅するための」


ナレーション

「急にガブガブ言わなくなるのなんなん」


魔界王ギーデヴェイル

「え、でもさ…魔界の王よ?それがさ──」


艶毘王ユヒカイミア

「もぅ…しよ?♡」


魔界王ギーデヴェイル

「あ、ありがとう、うん、これで2、3日は大丈夫……よしうんやろうすぐやろうねはいどうぞ続けてぇ」


大堕天使アルマナエルリナル

「ちょろすぎんかおっさん」


魔獣王ガブギラン

「もぅおっさん言うてもうてるやんガブ」


リム

「して…何から決めようか…なんつって!いやー威厳を出すのも難しいなぁ」


魔界王ギーデヴェイル

「それな」


ナレーション

「いやもぅ魔界王のポジションめっちゃ下がってるな」


魔界王ギーデヴェイル

「だまらっしゃい!」


喪失王ラテャンデュラ

「私、発言いいかな?…やはり魔族にとって一番障害となるべき拠点から叩くべきだと思っている」


魔獣王ガブギラン

「お?ここにきて真面目にやる?ヒュ~ガブゥ~♪」


大堕天使アルマナエルリナル

「ラテャンデュラにしては良い意見だな。なるほど…で、その拠点とはどこだ?」


喪失王ラテャンデュラ

「うむ、それはやはり全国に展開している大手スーパーのHIONグループだろ」


魔獣王ガブギラン

「期待した」


艶毘王ユヒカイミア

「私達が」


ナレーション

「馬鹿だった」


リム

「いやでもアレがなくなると皆困るよ」


魔獣王ガブギラン

「んここでのリアルな意見っっ!」


魔界王ギーデヴェイル

「その大手グループは必ず殲滅するとしてだ…まず倒すべきは我々を倒さんとする勇者達だ。奴らは日々成長を続けここを目指している。早いうちに何とかせねばなるまい……何か情報を持つものはいるか?」


ナレーション

「はい、私が」


魔界王ギーデヴェイル

「うむっ…ではナレーションの方、どうぞ」


ナレーション

「はっ…私めがナレーションをしておりますこの世界。7日前に勇者が旅立ち読み上げておりますが勇者は恐るべき速さで成長しております」


魔獣王ガブギラン

「なんとっ…それは早急に。喰わねば…喰わねばならぬ、何事も」


喪失王ラテャンデュラ

「為せば成る、為さねば成らぬ何事も。みたいねそれ…みんな知ってる?これ」


魔界王ギーデヴェイル

「たったぼくらの7日間でどこまで成長しておるのか…どなたか勇者を相対した者はおらぬか」


艶毘王ユヒカイミア

「それでしたら私が…魔界王ギーデヴェイル様」


魔界王ギーデヴェイル

「おぉ、さすが艶毘王」


艶毘王ユヒカイミア

「昨夜……勇者を誘惑し堕落させ廃人とさせようと接近いたしました」


リム

「えー…いいなぁ勇者。そんなんだったら俺が勇者になるわ」


大堕天使アルマナエルリナル

「あんたはダメ。あんた勇者になったらまじで滅びそうだから。うちら」


リム

「まじかー…ちぇーっ」


魔界王ギーデヴェイル

「艶毘王よ、してどうなった?」


艶毘王ユヒカイミア

「勇者めは10歳だったため何もせず引き返してまいりました。色々な事情で」


ナレーション

「あー……ね、色々まずいもんねそんな子供を、ね?」


魔界王ギーデヴェイル

「あ、それは…色々な、ね、まずいことになっちゃうから、秩序をありがとう艶毘王」


喪失王ラテャンデュラ

「おねショタって、やつですか?嫌いじゃないですよ僕は」


大堕天使アルマナエルリナル

「おめぇの意見聞いてねぇんだわ」


魔獣王ガブギラン

「腕前のほうはどうだったんでぇ姉貴ぃ」


艶毘王ユヒカイミア

「強さを調べる為しばらく観察していたのだけれど…雑魚モンスターを倒すのに20分かかっていたわ」


魔界王ギーデヴェイル

「え、めっちゃ弱いやん」


リム

「ここに来ることはできないでしょうね」


魔界王ギーデヴェイル

「ですよね」


大堕天使アルマナエルリナル

「まじでそいつの立ち位置なんなん」


喪失王ラテャンデュラ

「まぁいいじゃぁありませんか、皆人間にはお世話になってることだし」


魔獣王ガブギラン

「人間~明日も人間~腹が減ったら人間喰う~♪」


リム

「物騒すぎませんその歌?」


魔界王ギーデヴェイル

「こら!だめでしょワンチャン!」


リム

「いえ、僕は大丈夫ですので…元気なワンチャンですねー」


喪失王ラテャンデュラ

「人間でいったら100歳ぐらいの老犬なんだけどね」


大堕天使アルマナエルリナル

「あ、そうなんだ…そんな歳なの?ガブちゃん」


ナレーション

「犬の話でもりあがる井戸端会議のおばさんのようだった」


大堕天使アルマナエルリナル

「だれがおばさんやねんだれが」



魔界王ギーデヴェイル

「そいや歳の話で思い出したんだけどさぁぁ?」


魔獣王ガブギラン

「すっげーごまかしたな……あ、ガブな」


大堕天使アルマナエルリナル

「思い出したようにガブつけるのもぅよしな~?」


リム

「歳の話がどうしました?」


魔界王ギーデヴェイル

「今日はなんと艶毘王ユヒカイミアの誕生日なんですよ!よっ!」


大堕天使アルマナエルリナル

「それはめでたい!!おめでとう艶毘王ユヒカイミア!!!」


魔獣王ガブギラン

「やー!めでてぇ!!艶毘王ユヒカイミア!!!」


喪失王ラテャンデュラ

「言いにくいからもぅ略してヒミでよくね?」


艶毘王ユヒカイミア

「よくねぇ!!全く知らん人がこの台本やったら大混乱だわ」


ナレーション

「それはそうだろ」


魔獣王ガブギラン

「だめ、だめだめだよナレーションさん…そこはキートンさん風で「それはそうだろ」だよ…まったく」


ナレーション

「急すぎてできんよ!そんな対応力どこぞの黒い人しかないよ!」


魔界王ギーデヴェイル

「それや……ええこと思いついたで」


喪失王ラテャンデュラ

「どごなっと関西弁なっとるんでどすか」


リム

「大混乱じゃねぇか」


魔界王ギーデヴェイル

「艶毘王が誕生日ということで…やろうじゃないか…とある事を」


大堕天使アルマナエルリナル

「嫌な流れすぎなんだよなぁ……」


ナレーション

「え、何するんすか」


艶毘王ユヒカイミア

「え、私聞いてていいんですよね?!」


喪失王ラテャンデュラ

「ノンノンノンノンっ……めっ、だよ?」


リム

「相変わらずのキモさ。いいんだよ艶毘王。君はただ笑ってくれるだけで」


大堕天使アルマナエルリナル

「その台詞もくせぇなぁ……だめだかんね?艶毘王もやるよ?」


艶毘王ユヒカイミア

「まじか」


魔界王ギーデヴェイル

「そんな難しいことはしない………ミックスだ」


ナレーション

「ミックス?」


魔獣王ガブギラン

「あだちさんの?」


喪失王ラテャンデュラ

「それはミックス」


魔獣王ガブギラン

「合ってんじゃねぇかよぉ」


大堕天使アルマナエルリナル

「話進まないから黙って」


魔獣王ガブギラン・喪失王ラテャンデュラ

「はーーーい」


リム

「して…ミックスとは?魔界王」











魔界王ギーデヴェイル

「配役チェンジをして冒頭をもう一回やる」


全員

「まじかっ」


魔界王ギーデヴェイル

「魂の入れ替えなんざこの私にかかれば朝飯前だポッター」


艶毘王ユヒカイミア

「どこに居るよハリー」


魔界王ギーデヴェイル

「さていくぞ?まずは発表から……………どぅるるるるるるるるるるっ…だんっ!」


リム

「SENさんそこはSE使いましょうよ」


魔界王ギーデヴェイル

「魔界王ギーデヴェイル役の方は……ナレーションに!……まじかぁ……」


大堕天使アルマナエルリナル

「自分でやっといて自分でショック受けてんのはおもろい。」


魔界王ギーデヴェイル

「そんな大堕天使アルマナエルリナル役の方は………魔獣王ガブギランに!!!っしぃ」


大堕天使アルマナエルリナル

「まじかぁ…ガブガブ言うんか」


魔獣王ガブギラン

「言うてもろて」


魔界王ギーデヴェイル

「そんな魔獣王ガブギラン役の方は……喪失王ラテャンデュラに!!!うっわこれは聞きたい」


魔獣王ガブギラン

「まじかぁ…」


喪失王ラテャンデュラ

「僕になれるなんて夢のようではないかっ」


魔界王ギーデヴェイル

「そんな喪失王ラテャンデュラ役の方は……大堕天使アルマナエルリナル役に!!!……面白さある?」


喪失王ラテャンデュラ

「あるよ!報復絶倒でぇすぅ!!!噛むかどうか心配なだけですぅ!!」


大堕天使アルマナエルリナル

「それ私が面白くなかったみたいになるからやめて?」


ナレーション

「あのっ……僕は部外者なんで」


魔界王ギーデヴェイル

「ウッサイそんなナレーション役の方には……艶毘王ユヒカイミア役を!!これも聞きたいっ!!」


ナレーション

「えぇぇ……まじかー……」


リム

「色気だしてもろて」


魔界王ギーデヴェイル

「そんなリムさんは……なんと私!魔界王ギーデヴェイル役を!!!これは期待ですよぉえぇえぇ」


リム

「お、ようやく主人公感だせますかね」


艶毘王ユヒカイミア

「今のとこ無いもんね主人公感」


魔界王ギーデヴェイル

「さぁ準備はいいか?魔の王と村人とナレーションよ!」


魔獣王ガブギラン

「かっこつかねぇなぁ並びがなんか」


魔界王ギーデヴェイル

「よーく確認して配役通りにやるんだぞ?いいなー?ではっ……恥を知りなさぁぃ!!!」



※ここから配役を入れ替えて行います。以下の通りです。


ギーデヴェイル  →ナレーション

アルマナエルリナル→ガブギラン

ラテャンデュラ  →アルマナエルリナル

ガブギラン    →ラテャンデュラ

ユヒカイミア   →リム

リム       →ギーデヴェイル

ナレーション   →ユヒカイミア


※では元ギーデヴェイルのナレーションの方のタイミングではじめてください。






ナレーション

「ここは人知の及ばぬ世界。人の力では到底到達できぬ魔界。その魔界の王が魔族の王達を集めようとしていた。愚かな人間の全滅を計画すべく、魔界王ギーデヴェイルが玉座に構えているけどももっとゴジラ語りたい」


魔界王ギーデヴェイル

「くっふぉぉぉぉぉぉ……いよいよこの世を支配するときがきた…」


リム

「来ましたね」


ナレーション

「魔界王ギーデヴぇうぃる、は歓喜していた…初めての人間への侵略を」


魔界王ギーデヴェイル

「ふしゅぅぅぅぅ……ようやく、ようやくだ」


リム

「ようやくですね」


ナレーション

「魔界王ギーデヴェイリルは、喜びのあまり………あ、ちょっと音楽止めていただいていいですか?」


魔界王ギーデヴェイル

「え、え、2回目の冒頭なんだけど…どうしたの?なに?」


ナレーション

「凄い言いにくいんすよ。名前…略していいっすか?」


リム

「いいんじゃないですか?」


魔界王ギーデヴェイル

「えぇぇ…ま、まぁ…聞こえてない定だからワシはかまわんけども…」


ナレーション

「あざーす。じゃぁいきます」


魔界王ギーデヴェイル

「あ、はい、すいません。どうぞ」


リム

「いきましょう」


ナレーション

「ごほんっ………では………ギーデはじっと待っていた…他の魔族の王の到着を」


魔界王ギーデヴェイル

「ギーデって。あ、こぉぉぉっほぉぉぉぉっ……む、来たか…遅かったな…かつて大天使だった者よ…」


◆SE羽


大堕天使アルマナエルリナル

「お呼びいただき光栄です…魔界王ギーデヴェイル様。この大堕天使アルマナエルリナル、ただいま到着しました」


リム

「おぉー天使だー……前髪天使だ~……ぷくくっ」


魔界王ギーデヴェイル

「待ちくたびれておったぞ…どうして遅れたのか……申してみよ」


大堕天使アルマナエルリナル

「はっ…この前髪、見えますでしょうか」


魔界王ギーデヴェイル

「うむ、しかと見えるぞ…それがどうしたのだ」


リム

「鬼太郎みたいになってますね」


大堕天使アルマナエルリナル

「察しの良い貴方様ならもぅ存じているかと……」


魔界王ギーデヴェイル

「あー……うん、ちょっと、待ってね…考えるからね」


大堕天使アルマナエルリナル

「え、もしかして…わからないのですか?アナタ様ともあろうお方がっ」


魔界王ギーデヴェイル

「うん?いーや?わかるよー?常識じゃんか!常識!」


大堕天使アルマナエルリナル

「ですよね…そういうことです。」


魔界王ギーデヴェイル

「ぉぉぉ~わっかんねー……超気になるぅ…む、次も来たな…超気になるけど。む?おぉ!!よく来た。魔獣王」


リム

「おぉ…続々と」


◆SE巨大な足音


ナレーション

「四足歩行で狼のような牙を持つ象のように巨大な獣が、のっしのっしと歩いてきた」


魔獣王ガブギラン

「ふんっ、この俺ガブ様を呼ぶとは…よほどのガブこととお見受けしたガブ」


魔界王ギーデヴェイル

「うむ、ようやく人間界に我ら魔族の力を思い知らせる時が来たのだ」


魔獣王ガブギラン

「おぉ…それはガブ面白いガブな」


ナレーション

「いや更に無理矢理ガブ入れんでも」


魔獣王ガブギラン

「ガブこいつは誰ガブか」


魔界王ギーデヴェイル

「気にするな。進行役と思えばよい…お?ようやく来たか…彼の地より…喪失王ラテャンデュラ」


◆SE 回転


ナレーション

「暗がりより体を回転させながら華麗なステップでその男は現れた」


喪失王ラテャンデュラ

「お待たせしました。我が君…この喪失王が来たからにはもぅ安心ですよ。子猫てゃんたてぃ」


リム

「いやー彼が一番人間っぽいですねー」


魔界王ギーデヴェイル

「どのような力を持つのか。楽しみにぞぞ…期待しておるる。喪失王よ」


喪失王ラテャンデュラ

「お任せください。この喪失王ラテャンデュラが。喪失してみせましょう」


ナレーション

「魔界王喪失させちゃだめだろだろ?」


喪失王ラテャンデュラ

「ん?こちらの子猫てゃんはどこの子猫テャンネャンだい?」


魔界王ギーデヴェイル

「気にせんでくれい……ぉぉ…参られた…艶毘王ユヒカイミア…今宵もお美しい」


ナレーション

「上空より黒い翼を羽ばたかせ、魔女が舞い降りた。」


◆SE 羽ばたき


艶毘王ユヒカイミア

「ウッフフ…我が君……私まで呼ぶとは……いったいどうなされるおつもりで?」


リム

「黒い羽が生えてますねーいやー違う意味でいろっぺぇな~な~」


魔界王ギーデヴェイル

「うむ、いよいよ人間共を支配する時がきたのだん」


大堕天使アルマナエルリナル

「おぉ…憎き人間共をついに」


魔獣王ガブギラン

「これガブだけのガブ戦力があればガブ晩ですみガブましょうぞよガブ」


喪失王ラテャンデュラ

「人間共を喪失させてやりましょう…あ、子猫テャン共を喪失させテャンりましょう」


艶毘王ユヒカイミア

「私の美しさの前にひれ伏させてあげるわ?」


リム

「いやーそろい踏みですね!」


魔界王ギーデヴェイル

「もぅ一気に攻めちゃう?」


ナレーション

「そうっすね!いきましょ!!!」




ナレーション

「そして…人間界は一夜にして滅んだ」



























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VILLGERS MIXED SEN @sensensenkou

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