『足音の先』

 怪異と同じ行動によって怪異と同じものになってしまうものです。主人公は同じものになってしまいました。

 足音の中で最後まで見届けたので影響下になりました。衝動なんかは影響です。見てしまったので成りました。

 本来テーブルがあるからこそ足音の円の中にいることはないのですが気になってしまったので。

 怪異と同じものになったので怪異の姿は主人公と同じものになりました。

 そして怪異はお外に出ていろいろやってみたかったので主人公を閉じ込めてしまいました。主人公の自我は邪魔でしたから。

 多分あの空間は主人公が持っていた箱の一つです。どんな箱かはわかりません。多分内側が黒くて細長い感じの箱です。箱の中に詰めておけば邪魔されることはないので。

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