6.

 こうして夕食後も牡丹と萩のオセロ対決が続けられるが、なかなか勝敗は着かず。その虚しい戦いはとうとう日を跨ぎ、最終的には二枚差と言う僅差でどうにか牡丹が勝利を収めた。


 だけど、その結果に、萩が素直に納得する訳もなく……。


 しばらくの間、押しかけ女房改め押しかけ義弟の存在により、結局はオセロ三昧な日々を送る羽目になる牡丹であった。

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