h22.05.13. 喉笛チョーキング
足跡の残らない道と気付き立ち止まる。声を惜しみつつ吹く風に名を問うような
辿り着いた陸橋の下
見上げれば太陽を庇い渡っていく喉
遠退く灰と降り注ぐ青のコントラストで擦れ違う
君も抱きしめられた事が無かったのだろう
思いは頬を伝うばかりで あとはどこに向ければいい?
あなた達は大切な事ばかりを知り 持ち帰る?
ああ可笑しい? ああ正しい? そんなにか
言わないと。「誰からも必要とされないんだ」と
誰かに言われる前にはさ
同じように刈り取ればいい どこまで往けそう? 声を殺す夜に
朝が来るよ日が昇れば終わる それまでにどこまで往けそう?
灯りが無いから進める道も在るんじゃない
だったら言われる程じゃあ無いんじゃない
独り繰り返すバンドスコア コード譜の壁 迷惑そうなマジョラムとアジアンタムに霧吹き
独り書き起こす紙面 広がる詩想を前に確かめもせず
否定された声と言葉で始めてしまえ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます