『詩天』【詩】【5200編目】

片喰藤火

詩天


詩天


晴天に咲く一面の青に

言葉を描き

散らない花弁を崇めましょう


詩人一人が

自然の使徒となりました


誰かを想えれば

詩人は人のままでいられたのでしょうか


曇天に鳴く雷の音に

言葉を叫び

一閃の孤高を称えましょう


詩人一人が

災禍の化身になりました


誰かに聞こえれば

拭えない苦痛が和らぐことはあったのでしょうか

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『詩天』【詩】【5200編目】 片喰藤火 @touka_katabami

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