物書きの雑記

鹽夜亮

物書きというよりも?

 どうも鹽夜亮です。

 エッセイというかなんか適当に書こうかなと。自分の物書きに関する物事に繋がることならなんでも、ここで雑記として書いていきます。


 さて、早速題名からしてタイトルと矛盾してるんですが、ここ結構自分にとって大事だったりします。まず、私は自分のことを「小説家」と呼びません。まぁなんというか、単純にそこまでしっかりしたもの書いてる気がしないからですね。ゆえ、大体は「物書き」と自称してます。

 …なんですが。より詳しく話しますと、これちょっと感覚が違うんです。

 実際のところ一番しっくりくるのは今のところ「翻訳家」です。

 では一体何を翻訳してるのやら?というお話になるんですが、私の脳内の映像です。しかもプロットがあって、とか何かしらの意図の元組み立て想像して、とかじゃなくて、「タイミングもわからない、意味もわからない、ただ勝手に脳内でいきなり放映される映像を翻訳してる」んです。うっわぁこう書くとすげぇ病的。

 あ、一応?健康を証明するために書いておきますと、たまには意図を含んだもの、計画立てたもの(プロットですね)を書くこともあります。最近だと『肉と魂』と『大罪の遺品』がこれにあたりますね。といっても、だいぶゆるっゆるなプロットというか設定程度ですけど…。

 逆にいつも通りの「翻訳」で書いたもので、自分が最高傑作だと思っているのは『黒い薔薇のある静物画』です。あれ、すごく意味深で色んな物を含んでいる短編だと思っていますが、書いた時点では完全になんの意図もないです。計画もないです。ぶっちゃけなんで黒い薔薇なのかも女の人でてきたのかもあんな結末になったのかも未だに「分析する」ことでしか自分でも理解できません。ただ流れてきた映像が綺麗だったので、出来る限りそれを忠実に翻訳したのがああいった拙作になったわけです。最高傑作として挙げた理由は、「(分析すると)内容が私の無意識層の重要な何かにかなり近接している」ことと「映像の再現度が高い」こと、ですね。


 さて、ほかに自分が書くものとして短歌や詩がありますが、こちらは逆にほぼ完全に「意図的」です。含む意味合いやら言い回し、そのあたりも完全に統制して作ってます。なのである意味、小説よりも余程「頭を使って書いている」と言えるかもしれません。取り上げる物事や情景に意図的に色んな種を仕込んでます。…ここらへんまで読んでいただいた方、翻訳と称してるものと私の短歌を比較していただけると結構面白い何かが見つかるかもしれません。


 今回はこの辺りで。ざっと(もいいところ)な私という物書きの概要?みたいな何かですが雑記なので許してくださいね。また何か思いついたら、その時にお会いしましょう。それでは。

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