第2話 解放

もし

傷ついているのなら

心を閉ざすのは自由


傷ついた心を開けっ放しにするのは

とても危険な事だから


だから

心を閉ざして休んで欲しいの

めいいっばい閉ざして

気の済むまで閉ざそう


一生懸命閉ざして

体を縮めよう

疲れ果てて眠ってしまうまで


そして、目覚めたなら

ほんの少しずつでいいから

自分を解放してあげよう

  

少しずつでいいから

ゆっくりと


もし、疲れたなら

また、休もう

心を閉ざして


休んだなら

再び歩み出そう


なぜかって?


ずっと心を閉ざすのは

苦しみでしかないから


ほんの少しずつでいいの





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