TURN28:反撃開始!
「ブラックホール・ロータス・ドラゴンの攻撃!!ダークネス・インフィニティ!!」
黒き衝撃がエレメンタル・アースコア・マジシャンと遊太を襲う!
「ぐあああああ!!!」
ブラックホール・ロータス・ドラゴン 攻撃力:4000
エレメンタル・アースコア・マジシャン 防御力:2500
遊太 HP:1700→200
「ほう、耐えたか。だが貴様のHPは残りたったの200。さらに我の場には2体の神がいる!諦めろ。貴様に勝ち目などもう無い!」
「いや諦めない!まだまだ勝負はこれからだ!俺のターン!ドロー!!」
遊太
HP:200 AC:3 手札:1枚
ザキダリ
HP:3000 AC:1 手札:0枚
フィールド:
ブラックホール・ロータス・ドラゴン 素材:2個
蒼炎の混沌爆竜 素材:2個
裏側カード:1枚
「…来た!俺がドローしたカードは…『インフィニティ・フォース』だ!!」
「何…?」
「インフィニティ・フォースは自分の手札が0枚の時にこのカードをターンの最初にドローした場合に発動できるマジックカード!俺の墓地からエクストラモンスター以外のモンスター2体を召喚する!出てこい!エレメンタル・マジシャン!そしてハイドロゲロゲ!」
魔法陣の中から魔術師、そして二足歩行のカエルモンスターが現れる!
AC:3→2
『エレメンタル・マジシャン』
上級 タイプ:闇 分類:魔術師 攻撃力:2500 防御力:2100
『ハイドロゲロゲ』
上級 タイプ:水 分類:爬虫類 攻撃力:0 防御力:2300
「手札がゼロの時にだけ発動できるマジックカードを引き当てるとは流石です!」
「もしもザキダリが混沌爆竜の効果を使わなかったらあのカードを引いても何も意味がなかった…奴の猛攻を逆にチャンスに変えて来るとはな」
「しかもあのハイドロゲロゲってモンスター、多分さっきのターンに混沌爆竜の効果を受けた時に墓地に送ったのよね?」
「そうだな。どうやら運命は遊太にも味方しているらしい」
「ハイドロゲロゲが召喚に成功した時、俺は山札を2枚ドローし、1枚を墓地に送る!」
遊太は山札から引いたカードを確認する。
「俺は裏側カードを1枚出す!」
遊太 手札:0→1→0枚
AC:3→2
裏側カード:1枚
「そして俺はエレメンタル・マジシャンとハイドロゲロゲの2体でエクストラゾーンを展開!」
エレメンタル・マジシャンとハイドロゲロゲがデュエルガジェットに吸収され…
「水のエレメントを得て、その策略で戦局を変えろ!エクストラ召喚!現れろ!エレメンタル・ハイドロ・ブレイン!!」
「フッ!」
激流と共に、水を操る青き魔術師が姿を現した!
『エレメンタル・ハイドロ・ブレイン』
エクストラ タイプ:水 分類:魔術師 攻撃力:2500 防御力:2800
召喚条件:エレメンタル・マジシャン+水タイプ上級モンスター
「エレメンタル・マジシャンの新たな進化系!」
「今度は水タイプの魔術師なのね!」
「フン!その程度のモンスターを1体出したところで神を超えることはできぬ!」
「それはどうかな?エレメンタル・ハイドロ・ブレインの効果発動!1ターンに1度、エクストラ素材を2枚墓地へ送り、デッキの上から3枚を互いに確認!その中にあるカウンターカードを裏側にしてフィールドに出す!当然ACは不要だぜ!」
遊太は山札の上から3枚のカードを見せる!
「『スキルサイレンサー』に」
「『アタックサイレンサー』!」
「そして『女神の大豊札』です!」
「3枚ともカウンターカードだぜ!」
「チッ…姑息な…!」
裏側カード:1→4枚
「攻撃こそ出来なかったが…」
「フィールドの守りを一気に固めることができました!」
「フン、我のターン!ドロー!!」
「この瞬間!俺はカウンターカード『女神の大豊札』を発動!相手がカードをドローした時にこのカードは発動でき、俺は手札が5枚になるまでドローできる!」
「早速カウンターカードを使ってきよったか…!」
遊太
HP:200 AC:1 手札:5枚
フィールド:
エレメンタル・ハイドロ・ブレイン
裏側カード:3枚
ザキダリ
HP:3000 AC:4 手札:3枚
フィールド:
ブラックホール・ロータス・ドラゴン 素材:2個
蒼炎の混沌爆竜 素材:2個
裏側カード:1枚
「蒼炎の混沌爆竜の効果発動!」
「させない!スキルサイレンサー発動だ!」
怪しげな機械が現れ、ザキダリの指示を妨害する!
「チッ…やはりそう来たか…」
『スキルサイレンサー』カウンターカード
相手がモンスターの効果を発動する直前に発動できる。このターン、相手はモンスターの効果を発動させることができない。
「いいぞ!これでこのターンは神の効果は発動できない!」
「ならば我はオーク博士の神理論を発動!手札を全て墓地へ送り4枚ドロー!」
AC:4→3 手札:2→0→4枚
『オーク博士の神理論』 マジックカード
自分の手札を全て捨てる。そうしたなら、自分の山札を4枚引く。
「手札を1枚墓地へ送り、効果を発動!ドラゴブレインを召喚し、1枚ドロー!」
怪しげなローブの竜人が姿を現した。
AC:3→2 手札:4→2→3枚
『ドラゴブレイン』
中級 タイプ:闇 分類:ドラゴン 攻撃力:100 防御力:1500
効果:このモンスターが手札に存在する時に発動できる。自分の手札から分類がドラゴンで効果を持たないカードを墓地に送る。そうしたなら、このモンスターは進化元となるモンスターがいない場合でも召喚することができる。このモンスターの召喚に成功した時、山札を1枚引く。
「続いて死者復活を発動!墓地のドラゴブレインを蘇生する!そして効果により1枚ドロー!」
地中からも竜人が現れ、フィールドに2体並ぶ。
AC:2→1 手札:3→2→3枚
『死者復活』 マジックカード
自分の墓地のモンスターを1体選び蘇生する。
※蘇生:墓地のモンスターをフィールドに召喚すること。ただしゲーム中一度もフィールドに出ていないカードは蘇生できない。
「これで闇タイプの中級ドラゴンが場に2体…」
「さっきと同じ並び!ということは!」
「エクストラゾーン展開!現れろ!2体目のドラゴファイス!」
デュエルガジェットに吸収された2体のドラゴンは死神のような竜へと姿を変える!
『ドラゴファイス』
エクストラ タイプ:闇 分類:ドラゴン 攻撃力:0 防御力:0
召喚条件:闇タイプ・ドラゴン・中級モンスター×2
効果:このモンスターがエクストラ召喚に成功した時、このモンスターを破壊する。その後、自分の墓地から分類がドラゴンで効果を持たないモンスターを3体まで選び召喚する。この効果で召喚したモンスターは、ターンの終了時まで攻撃力・防御力が0になる。
「まずいな…先ほどオーク博士の神理論とドラゴブレインの効果で奴は3枚、手札のカードを墓地に送っている。恐らくそのカードは…」
「察しがいいな海城大和。我はドラゴファイスを墓地へ送り、3体の金翼の空竜を墓地より召喚する!」
ドラゴファイスと入れ替わり、地中より金の翼を持つ竜が3体現れる!
『金翼の空竜』 ×3
上級 タイプ:風 分類:ドラゴン 攻撃力:2800→0 防御力:2200→0
「これで風タイプの上級ドラゴンが3体…!」
「来るよ!遊太!!」
「我は3体の金翼の空竜でエクストラゾーン展開!」
3体の金翼の空竜がデュエルガジェットに飛び込むと、超巨大な竜巻が吹き荒れる!
「その翼は厄災を起こし、その風は更なる破滅を呼び起こす!飛来せよ!風の神を冠する四天竜!テンペスト・ストーム・ドラゴン!!」
「ストオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
『テンペスト・ストーム・ドラゴン』
エクストラ タイプ:風 分類:ドラゴン/ゴッド 攻撃力:4000 防御力:4000
召喚条件:風タイプ・ドラゴン・上級モンスター×3
「3体目の神竜を召喚してきた!!」
「だがスキルサイレンサーの効果でモンスターの効果発動宣言はできない!」
「勿論承知の上でだ。我は裏側カードを1枚出す!」
AC:1→0
裏側カード:2枚
「…バトルに移行する。テンペスト・ストーム・ドラゴンでエレメンタル・ハイドロ・ブレインを攻撃」
「カウンターカード『アタックサイレンサー』発動!このターン相手は攻撃宣言を行うことができない!」
「そう来るであろうな。我はターンエンド」
「カウンターカードを駆使してこのターンもしのぐことができました!」
「それにしても…カウンターカードを重要視して相手の作戦を妨害する戦術なんて、遊太らしくないわね」
「そしてハイドロ・ブレインのエクストラ素材に使った水タイプのゲロゲモンスター。あれはまるで…」
「…あの凡人のような戦い方だな。貴様のような選ばれしデュエリストがそのような卑劣な戦術で戦うとは」
「タカシは凡人なんかじゃない!あいつは俺に教えてくれたんだ。相手を妨害するのも立派なデュエルの戦術だってことをな!俺はタカシのおかげで更に進化できたんだ!」
「フン、妨害も立派な戦術か…だが我の場には既に3体の神が揃っている。いくら妨害をしたところで、神を退けることなぞできぬ!」
「そうとは限らないってことを教えてやるぜ!俺のターン!ドロー!!」
遊太
HP:200 AC:4 手札:5枚
フィールド:
エレメンタル・ハイドロ・ブレイン
裏側カード:1枚
ザキダリ
HP:3000 AC:0 手札:2枚
フィールド:
ブラックホール・ロータス・ドラゴン 素材:2個
蒼炎の混沌爆竜 素材:2個
テンペスト・ストーム・ドラゴン 素材:3個
裏側カード:2枚
「墓地に存在する光タイプのモンスターと闇タイプのモンスターを1枚ずつ裏向きにし、俺の残りHPを半分にしてマジックカード『光と闇の儀式』を発動!現れろ!エレメンタル・マジシャン!そしてエレメンタル・プリースト!!」
黒いローブに身を包んだ男性の魔術師、そして白い装束に身を包んだ女性の魔術師が姿を現す!
遊太HP:200→100
AC:4→3
『光と闇の儀式』 マジックカード
このカードは自分の墓地に存在する光タイプのモンスターと闇タイプのモンスターを1枚ずつ裏向きにし、自分のHPを半分にして発動できる。
自分の墓地から光タイプのモンスターと闇タイプのモンスターを1体ずつ選んで召喚する。この効果で召喚したモンスターの効果は、このターンの終了時まで無効になる。
※裏向き状態の墓地のカードは、対戦が終了するまで存在しないものとして扱う。
『エレメンタル・マジシャン』
上級 タイプ:闇 分類:魔術師 攻撃力:2500 防御力:2100
『エレメンタル・プリースト』
上級 タイプ:光 分類:魔術師 攻撃力:2000 防御力:2500
「エレメントを司る光と闇の魔術師の師弟が並んだ!」
「エレメンタル・プリーストは前のターンにハイドロゲロゲの効果で墓地に送っていたようだな」
「さらに俺は効果によって魔術師の伴竜をAC無しで召喚!」
『魔術師の伴竜』
下級 タイプ:風 分類:ドラゴン 攻撃力:500 防御力:500
効果:自分フィールドにエレメンタル・マジシャンが存在する場合、このモンスターはAC無しで召喚することができる。
「続いて進化召喚だ!魔術師の伴竜よ!『ダブルヘッドドラゴン』に覚醒せよ!!」
小さな竜の身体は大きく成長し、二つの首を持つドラゴンへと進化する!
AC:3→2
『ダブルヘッドドラゴン』
中級 タイプ:風 分類:ドラゴン 攻撃力:1900 防御力:1500
効果:このモンスターは1ターンに2回攻撃できる。
「手札の『マジシャン・ミラージュ』の効果発動!自分フィールドにエレメンタル・マジシャンが存在する場合、このモンスターは進化前を経由せずに召喚できる!」
エレメンタル・マジシャンを模した幻影が姿を現す!
AC:2→1
『マジシャン・ミラージュ』
上級 タイプ:闇 分類:魔術師 攻撃力:2500 防御力:2100
効果:自分フィールドにエレメンタル・マジシャンがいる場合、このモンスターは進化元となるモンスターがいない場合でも召喚できる。このモンスターはフィールドに存在する間『エレメンタル・マジシャン』としても扱う。
「凄いです!たった1ターンでモンスターをこんなにたくさん…!」
「エレメンタル・ハイドロ・ブレインの作った隙を最大限に利用しているな!」
「お楽しみはこれからだ!俺はエレメンタル・マジシャンとエレメンタル・プリーストの2体でエクストラゾーンを展開!!」
二人の魔術師達はデュエルガジェットの中に飛び込んでいく!
「光と闇。二つの魔導が交わりし時、この世界に新たなるエレメントが誕生する!エクストラ召喚!混沌を司る魔術師!エレメンタル・カオス・マジシャン!!」
「ハーアッ!!」
白と黒の装束を身にまとった魔術師が姿を現した!
『エレメンタル・カオス・マジシャン』
エクストラ タイプ:闇 分類:魔術師 攻撃力:3000 防御力:2500
召喚条件:エレメンタル・マジシャン+光タイプ上級魔術師
「マジシャン・ミラージュはフィールドに存在する間はエレメンタル・マジシャンとしても扱われる!俺はエレメンタル・マジシャン扱いのマジシャン・ミラージュとダブルヘッドドラゴンでエクストラゾーン展開!」
2体のモンスターがデュエルガジェットの中に吸収され…モンスター達がガジェットから天に飛び立つ!
「風のエレメントと心を一つに!竜と共に天を舞え!」
天空よりダブルヘッドドラゴンに乗ったエレメンタル・マジシャンが飛来する!
「エクストラ召喚!いでよ!!エレメンタル・ドラゴンマージ!!」
「でやー!!」
『エレメンタル・ドラゴンマージ』
エクストラ タイプ:風 分類:魔術師 攻撃力:2600 防御力:2400
召喚条件:エレメンタル・マジシャン+風タイプ中級ドラゴン
「エレメンタル・ハイドロ・ブレインに…」
「エレメンタル・カオス・マジシャン…!」
「そしてエレメンタル・ドラゴンマージ!遊太のエースモンスターのそろい踏み!」
「続いて俺はマジックカード『大魔導陣』発動!魔術師モンスターを2体選んで効果発動!俺が選ぶのはエレメンタル・ハイドロ・ブレインとエレメンタル・ドラゴンマージ!」
エレメンタル・ハイドロ・ブレインのエネルギーがエレメンタル・ドラゴンマージに受け継がれていく!
「このターン、エレメンタル・ハイドロ・ブレインは攻撃できないが、代わりにエレメンタル・ドラゴンマージの攻撃力はハイドロ・ブレインの攻撃力だけアップする!」
AC:1→0
エレメンタル・ドラゴンマージ 攻撃力:2600→5100
「攻撃力5100!!」
「神の防御力を上回りました!」
「これなら!」
「さらに素材カードを1枚墓地へ送ってエレメンタル・ドラゴンマージの効果発動!kのターン、エレメンタル・ドラゴンマージは3回攻撃できる!」
「…くっ!」
「そしてバトル!エレメンタル・カオス・マジシャンでブラックホール・ロータス・ドラゴンを攻撃!!」
「だが攻撃力はブラックホール・ロータス・ドラゴンの方が上!」
「この瞬間!素材カード2枚を墓地に送ってエレメンタル・カオス・マジシャンの効果発動!この戦闘中、カオス・マジシャンの攻撃力は相手モンスターの防御力分アップ!」
巨大な光と闇の魔法が放たれる!
エレメンタル・カオス・マジシャン 攻撃力:3000→7000
ブラックホール・ロータス・ドラゴン 防御力:4000
ザキダリ HP:3000
「ザキダリ様の残りHPは3000…!」
「この攻撃が通ればアイツのHPはゼロになって遊太の勝ちよ!」
「万が一この攻撃を防がれたとしても、エレメンタル・ドラゴンマージの連続攻撃がまだ残っている。この布陣なら行けるぞ!」
「決めろ!!混沌のデュアルバーニング!!」
巨大な魔法攻撃がブラックホール・ロータス・ドラゴン、そしてザキダリに迫るが…
「フッフッフ…」
To be continued…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます