第10話「本当の犯人」
次の日私は朝刊がポストに入った音で目が覚めた。
「朝刊かー。もう、来たのね。まさか、犯人って」
私は急いで新聞をめくった。
「これは~。何かの間違い?そうよね。
まだ夢の中なんだきっと。」
私の手は震えていた。
携帯で東京本社に電話をかけた。
「社長。これは、本当何ですか?嘘ですよね?」
社長は「その新聞の記事は、全て本当だよ。
今からこっちに来られるか?全てを話すよ。
そうだ、君の大学の先輩「結城さん」もここにいるから。」
私は「結城先輩も?何で、ですか?」
そう聞いたが
「詳しい事は、こっちで」そう言われ
私は、急いで支度をして「東京本社」に向かった。
いろいろな事が頭の中をよぎる。
「何故❓️結城先輩が❓️結城先輩も事件と何か関係があるのだろうか❓️
そんな事を考えながら朝一番に社員寮を出て
「東京本社」に向かった。」
私は疲れていたけど、早く真相を知りたくてお昼も食べず、東京本社にまっすぐに向かった。
「やっと着いた」私はノックをして、この前まで
働いていた東京本社の中に入った。
「京子ちゃん。ごめんね。騙してしまって。
実は私こういう仕事してるの。」
私は驚いた。
「東京警察特殊捜査課 結城美保」と、名刺に書いてあった。そしてさらに驚いた。
私にもう一人声をかけてきた。
「実は私はこういう仕事してまして。」
私は驚いた。
「山内君が❓️東京警察特殊捜査課 山口悟志」
私は驚いた。
「山内くん❓️あなた山口悟志ってもしかして❓️」
山内は言った。
「そうです。山口優矢の弟ですよ。」
私から話そう。社長は話し始めた。
「前社長私の兄は社内で殺された。
でも、他の社員は無傷で精神を病んでいる人も傷つけられた人も居なかった。全て森の嘘だよ。」
山口優矢君が包丁を握っていたため警察は優矢君を犯人だと思い込んで捕まえてしまったんだ。
優矢君は捕まる時に私に言ったんだ。
女子社員に、お茶を飲まされたって、急に眠くなったって、目が覚めたら包丁を握っていたって。
その急須や、湯呑みに睡眠薬の匂いがしたらしいけど女子社員は、睡眠薬なんて知らないって
言うんだ。
社員はみんな眠っていたため起きている、山内優矢君を犯人と決めつけた。
だが、一部の警察官が「犯人は別にいる」そう言いだし、潜入捜査をしたいと言って来たんだ。
私も山口君が、犯人じゃないと思っていたんだ。
兄はいつも山口君に助けられていると言ってたんだ。
お客様の好みを全て把握してくれてるから助かる
みんなに好かれている人気者
社員を和ませているって。
だから私もこっそり調べていたんだよ。
眠らされていた社員は、どこかに必ず傷があった。
だれがつけたのか?
不自然な血の飛び散り方だと結城さんが言っていたんだよ。
それに山口優矢君の机を触るのを異常に嫌がっていた森君のことを不信に思っていたんだ。
仕事もできてみんなの人気者の山口君を森君が嫉妬していたと証言もとれている。
あの空いている机に座られたら触れられたら困る何かがあるようで山口優矢君の後に入社した人にお金を渡して自分から辞めるように仕向けたんだ。」
そう社長は言った。
私は「やっぱり真犯人って森先輩だったんですね。」
社長は続けて話した。
「そうだよ。残念だけど、森君だよ。証拠がなかなかみつからなくてね。山口優矢君は頭がいい社員だ。森は山口君に自分が犯人だと気付かれたと思って怯えていたはず」
そこで私は新入社員として、特殊捜査官の
山口悟志さんを山内悟志として会社に入ってもらった。そして新入社員を嫌がる森を見て確信した。
私は捜査官と一緒にあらすじをたてた。」
証拠を探すために仕事が出来ない新入社員、
困った新入社員に手を焼く竹田さんは大学の先輩に
相談「パソコンを教えてあげてください」と頼みに行く。
竹田は「じゃあもしかして?「夕暮れ」で会わせるように仕向けられてた?それってもしかして❓️」
結城は言った。
「ごめんね。そうなんだ。捜査の相談。何処まで調べた?とか。」
「でも、やり過ぎよね。ホチキスが上手く止められないとかさ~。それはないわ~。」
竹田は「先輩はIT企業に勤めてたはずじゃあ?」
結城は
「あの会社も潜入捜査してたの。内容は云えないけど。」
社長は続けて話した。
「なかなか証拠が見つからないので
私は一人でパソコンの練習しなさいと言って、
誰も使わない部屋にパソコンの練習と偽り証拠を探してもらった。そしたらあったんだよ。」
机を掃除するとき手紙があった。と山内君が、言っただろう「君は大丈夫という手紙、その手紙にテープレコーダーが包んであった。そのテープの録音はこれだよ。
俺はたぶん森に殺される。そうなる前に上着のポケットに森に仕事を邪魔されてる様子を録音しておこう。この手紙に包んで上着をここに設置しておこう。念のためこの手紙に森の絵を描いておこう。」
その後には
「「止めなさい❗」社長どいて下さい。
こいつは生意気な奴なんだ。
俺にアドバイスとか言っておれを馬鹿にして俺のお客様をを何度も横取りしたんですよ。」
「それは違う、お客様から山口君に担当者を変えたいって言ってきたんじゃないか❗」
「そんなの金でも渡したに違いない」
「みんな寝てると思ったのに、何で社長だけ起きているんですか?顔を見られたら仕方がありません。」
「森くん止めてくれ❗」」
「これが真相だよ。君を九州に行かせたのは、必ず森が君に接触すると思ったからだよ。」
森にいつも聞かれなかったか?
「何処まで知ってるのか?」
と、なかなか新入社員が入ってこないのは山口優矢の生き霊だとか?
事件にあまりにも詳しいと思わなかったか?
森は竹田さんの事を警戒していたんだよ。
後輩がほしい、後輩がほしい、って言ってたから
だからやたら竹田さんの近くにいて、ばれないようにしていたんだよ。
君は命も狙われていたんだよ。
残業の時「竹田についた嘘がばれたら?」
同期の田中に話しているところを他の社員が聞いていたんだよ。
だから側で守ってもらったんだ。
もう一人の捜査官」
その時「ごめんね。京子ちゃん。私も潜入捜査官の木村桃子なの。ずっと側にいたのよ。」
「夕暮れ」飲食店の手配
エキストラの手配全てやるため一足先に辞めたのよ。
他の人も辞めた事になってるけど、捜査のため
一時的に他の支部で働いてもらってるだけだから
すぐ戻って来るから大丈夫よ。
竹田は「でも、山口は恐ろしい人だって。」
あの時少ししか話せなかったのは、京子ちゃんは気がつかなかったようだけど、森が私を睨んでいたの。
竹田は「じゃあ山口捜査官が、始め太ってたのは?」
山口捜査官は「あー。妹が特殊メイクか?何か?映画の仕事しているんでね
太って見せてたんです。仕事できない新入社員の、役なので。」
「本当は痩せてるんです。
「山口優矢にそっくりよ」
って言われた時は笑うのを堪えるのに必死でしたよ。
「そして捕まった。
わたしの兄山口優矢は生きていますので心配なさらずに。
もっと情報がほしかったので、同期の田中に嘘の事実を森に伝えてもらったんだよ。
「親友を裏切るのは心苦しいと言って辞めたんだよ」
「それと、森が会社が別のところにあったとかも、
嘘だから、ずっと会社はこの場所だよ。
東京の下町。
社名は変えたけど。そんなに立派な会社じゃないよ。」そう言って笑った。
社長は、「これで兄貴も成仏できるよ。みんなありがとう。今日は私の奢りで焼き肉を食べに行こう。」
そう言った。これで事件は解決した。竹田はほっとした。森が犯人だという事実は、かなりショックだった。
「みんなひどい❗」竹田はそう叫んだ。
「すまんすまん。焼き肉食べに行こう。
お腹空いただろう?」
私は「行きましょう」
そう言って、やき肉を食べに出掛けた。
完
新入社員 ヤシテ ミカエル @hitomi5735
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