青春不適合者
M
破滅欲
このタグにはあまり相応しくない内容かもしれないが、この気持ちを小説として昇華しないと押しつぶされてしまいそうになるから書かせて欲しい。
いつからだろう。人の目を見るのが怖くなったのは。人と関わるのが怖くなったのは。交流を避け自分の殻に籠るようになったのは。
気づけば僕の周りに誰も親しい人はいなくなっていた。臆病な僕にとってはそれは安らぎであった。だが人は孤独に生きられない。社会に生きる上で交流は避けられない。
孤独に生きたがっている僕は、一方で誰か、自分を理解して必要としてくれる人を渇望している。この背反する欲求が僕をこの上なく苦しめている。
自分が幸せに生きている未来が、喜びに溢れた人生像が全く見えないのだ。この臆病で陰気な性格な僕が、僕の理解者であり僕の人生に不可欠な存在になる人を見つけられるわけがない。
そばにいてくれる人を望みながら、それを得るための行動を起こす勇気もなく、孤独に生き、望みもやりたいこともなく、ただただ滅んでいく。
なぜ皆が楽しそうに生きているのかわからない。目標も希望も持てず、あるのは将来への不安だけ。自分で滅ぶ勇気もなく、日々を浪費するこの人生はまさに生き地獄である。
自分がおかしいと認めたくない。人より変わっていると自称する人間は最も凡人だと思っている。そして僕は正常であると思いたい。
だが今この僕を取り巻く現状、そして周りの人々の存在が、僕が正常ではないという証拠になってしまっている。
周りに責められているわけでもないのに、楽しげに幸せに生きている人を見ると、あまりに自分が惨めでちっぽけでつまらない人間なのだと思い知らされるのだ。
悲しむ家族を言い訳に、自分で滅ぶ勇気もない。なにか逆らえないほど強大な力で、言い訳の余地もなく滅びたいと願いながら、僕にとっては果てしなく長く見える人生を、恐怖しながら、これからも苦しみながら生きていくんだろう。
どうしたらいいのかわからない。ただ破滅することが救いにしか思えない。いつになったら終わるんだろう。
青春不適合者 M @dog0621
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