詩集 グロウ・ナイト
仲仁へび(旧:離久)
01 呼びかけ少女と自問自答少年
そこからじゃ戻れないよ 話しかけた
体と心が分離してしまったみたいだ
いつからこうなっていたのだろう
気づかなかった
ずっと前から 知ってる気がする
鏡合わせで なんでも聞いてくれた
今も ここに一緒にいてくれる
そんな場所からじゃ どこにもいけないよ
話をしよう うんとたくさんの
楽しい話と面白い話
どこからこうなっていたんだろう
気づかないふりしてたとしか考えられない
わずかにのこされたテガカリ スイリしてみようか
始まりはどこだった 終わりはいつにしよう
きっとここからまた離れられるように
気が済むまでつきあうよ
「ストーリー」
魔女は語り掛ける。
人でなくなったそれに。
けれどそれは「自分」を思い出せなかったようだ。
それでも魔女は語り続ける。
それが「自分」を思い出せるまで。
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