「・・・」はあかんと思うで。
私が応援していた作家さんの作品が、やたら荒れてまして。
深くは読んでなかったので、再度読み返してみました。
えーと。あのな。
話の筋はどーでもええねん。そんなもん、後から補正利くから。
ただ、一話まるまる激しいセリフと独白だけなのに、「・・・」と空白ばかりってのはアカン。作品殺してる。
あれは漫画向けの手法で、話し手の表情や、背景の書き込みがあるから成り立つものなんですよ。文字だけだと「こいつ、思考停止中なの?それとも気を失ってんの?声が出ないの?もしかして眠いの?」と、いくら前後の文があったって詳細が見えん。心の動きが分からん。
私も、今回の作品を初めて完成させた後、最初に直したのが「……」の部分。
あ、よく「・・・」って書いてる人いますけど、正しくは「……」です。ラノベならOKかも知れんけど、一応作文のルールとしてな?
主人公の隠れた優しさ、女らしさを表現したくて入れてたけど、ぶっちゃけうちの双葉ちゃんは中性っつうか、両性や。荒々しい戦国の姫の末裔なのに、マリーアントワネットなお嬢様らしさを出してどうする。
あと、孤独を選ぶ人って、たいがい芯が強いんですよね。「……」って気弱さを表す時も使うので、それよりは思考し続ける脳内だったり、常に周囲を観察している警戒心や思慮深さを表した方がその人らしくなるんじゃないかと。
あと、人って心とは裏腹の言葉を吐いたりするわけで。
もしくは、相反する感情で悶えたりもするわけで。
それを思考や仕草をうまく組み合わせて表現すれば、「この後どういう展開にしよう……」と迷っているときに、どっちにも振れるから便利ですよ。(もちろん、最初にプロットを立てておくのがいいんだけどね)
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