第2話 前世の記憶 シスター

私は実の親から使えない子だと言われてしまいました。

そんな私を神父さんは暖かく迎え入れてくれました。

そんな彼は今、上手く仕事をこなせない方に向かって「大丈夫、君が出来る事をやってくれれば良いから」と声をかけています。

あぁ、なんていう事でしょう。

私はシスターでありながら心がときめいてしまっています!

神様にささげる身でありながら、神父にそんな感情を抱くなんて…私はやはり、いけない子です。

あぁでも、私は今、あなたに抱きしめて欲しい。

あなたの胸に顔をうずめて目を閉じたい。

私はダメな子です、許して神様。

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