八月八日 二〇二一年特例 山の日

 本来の国民の祝日「山の日」は八月十一日なのだが、二〇二一年の今年だけはイレギュラーだ。

 オリンピック閉会式と被せるために、八月八日に移動している。オリンピックは山をも動かす祭典らしい。


 冗談はさておき、「山の日」は「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日」として平成二十六年(二〇一四年)に改正祝日法により制定された。


 もっとも、閉会式に丸被せするなら八月九日になるのだが、この日は長崎に原爆が投下された日だ。その日を祝日にするってどうなん? という議論が沸き、調整する形で一日前倒し措置をとり、翌九日を振替休日にしているという次第だ。


 個人的には山に親しみ、恩恵に感謝するというならば、これ以上日本の山々の土手っ腹に風穴開ける道路や鉄道やメガソーラーなる類の事業は、そろそろ見直してほしいなと思う今日この頃である。

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