五月三日 憲法記念日

 近年、憲法九条の解釈で、すったもんだする、お馴染み日本国憲法の運用が始まった日。

 草案自体は、GHQ(連合国軍最高司令官総司令部)主導の元、起草された。こちらもお馴染み、ダグラス・マッカーサー元帥の指示である。


 施行開始は、終戦二年後である昭和二十二年(一九四七年)五月三日。

 翌年には、祝日法(法律第一七八号)で国民の祝日となっている。

 戦後の混乱期真っ只中とはいえ、公布、施行、祝日設定までの流れの速さには目を見張る。

 言葉ではよく耳にする「日本国憲法」は、およそ六三〇字あまりの前文と全十一章一〇三条から成る法令である。


 インターネット整備が進み、e-gov法令検索で簡単に全章全条を読むことができるので、読書感覚でサラッと読み流してみるのも面白いものだ。


 こうして、五月三日は「憲法の施行を記念し、国の成長を期する日」として、ゴールデンウィークのスタメンに入っている。ぜひとも、国民が心から祝えるが期待できる法令であってほしいと、切に願う。

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