【18時間目】魔王様、四人目の少女のお時間です‼︎
「サンシャイン池◯さんのモノマネしてるとこ悪いが私に何か用があるのかい?」
そういう彼女は四人目────能力持ちの、四人目の少女である。
決してサンシャイン池◯さんのモノマネをしていた訳ではないが結果としては
いやしかし、ここまで立て続けにこうも能力持ちの少女たちに出会えるのは運が───否、何か見えざる者のお導きがあったと思ってしまうのが人である(まあ正確に言えば僕は人じゃ無いけど)。
「あぁ、いや用があるっちゃあるんだけど…
いや違うだろ。
僕が言いたいのは言い訳ではなく──
「あなたとお友達になりたいのですよ、私達は。そうですよね?逢魔様」
言いよどむ僕を見かねて聖良が言いたいことを言ってくれた。
やっぱ持つべき者は幼馴染美少女メイドだよね。
「ああ!私は一向に構わんぞ!!」
ぎゅっと僕と聖良の手を
心なしか握る力が強い気もするがそんな
「私の名は
「ちょちょちょ!たしかに自己紹介はありがたいけど情報量が多すぎるよっ!それにひとまず自己紹介よりもその肩に
慌てる僕を制止するかの様に奈賀井さんがずいっと一歩前に出てきた。
それはそうとこの方は会合ドタキャンしてどこで何をしていたんですかね。できればこのあきらかにラブコメのアンチテーゼみたいな肩幅の良い女性と関係あると嬉しいんですけどね。
「ふふ…友達くん。いきなり私みたいな美少女が満を
「決してこのタイミングの登場は満を持してないと思うよ奈賀井さん。それと僕初めて会った時に名前言ったよね!?躑躅森 逢魔!躑躅森 逢魔だよ!友達くんじゃちょっと
「え、逢魔様と奈賀井さんはそういった関係だったんですねショックです………」
「いや聖良は知ってるでしょうが!」
いやちょっと待てや。
この流れは非常にまずいよ。
初登場キャラ置いといて漫才やってる場合じゃないんですよ。タイトルも"四人目の少女"だって言ってんのに一番セリフ少なくなっちゃうよこれじゃあ。気付いたら一番最初に登場したのに一番セリフ無くなっちゃった種田さんみたい(決して
「それはさておき、3話目の自己紹介の回に自己紹介はしたもののしょうもないモブキャラのボケと尺の都合でカットされた坂口さんの自己紹介はありがたいんだけどさ……自己紹介、自己紹介壊れたAIみたいに何度も言って申し訳ないんだけど、本当に僕は…僕たちは坂口さんと友達になりたいんだ。だから……えぇっと……」
あ、あれ。
なんだか何言おうと思ってたか分かんなくなっちゃったよ。さっき坂口さんは友達になる事
じゃあとりあえず目先の目標はクリアしたんだしこれ以上僕らのコント(というよりも失態)を見せない方がイメージダウンしなくていいんじゃ。
「逢魔様。坂口 杏子居ませんよ」
聖良が一人頭を抱えて悩む僕を現実に引き戻した。
またこのパターンか。
7話目で水原さんを引き止める聖良の下りはいらんでしょ。ネタ切れがマッハすぎません?どうせ次回しょうもないネタ回
「いや聖良ちゃん。杏子ちゃんあそこの木で道路標識で
「う〜〜〜ん、新手のパターンだけど見た目に
「いや友達くん、それは違うよ。杏子ちゃんは道路で
「うん、いやそれ吉岡◯ルちゃんだろ!!そのあと猫が人語でも
いやてか坂口さんは降りてきてよ!
何やってんすか!!スポーティなボーイッシュ系女子でもそこまでトレーニングしないよ!!そのままいったらビスケット・オ◯バみたいになっちゃうよ!多分ナイフ刺されても腹筋厚すぎてちょっと血が出るくらいになるよ!!なっちゃうよ!!
「ところで逢魔様。今回はどうやってオチをつける気ですか?」
「いや無理でしょこれは。てか毎回対してオチないからノーダメだよ。はい、という事で次回に続きまーす」
☆更なるカオスの予感!?────────
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【登場人物紹介】
●躑躅森 逢魔
魔王の息子で主人公。
最近進撃の◯人を読破して感涙に浸った。
そのため2日もマンガ漬け生活になっていたなどと言ってはならないらしい。
●躑躅森 聖良
逢魔の幼馴染でお付きのメイドさん。
最近進撃の◯人を読破した逢魔に今度は少年のア◯スを勧めた罪深い人。
案の定ハマってしまった逢魔を取り戻す術を画策しているらしい。
●奈賀井 風花
三人目の能力持ち奇想天外突飛破天荒少女。
久しぶりの登場だからいろいろとどんな人間だったか忘れていたがそもそも対して人間描写も無かったので慌てる事は無かった。
これから頑張って……!
●坂口 杏子
四人目の能力持ち筋トレ一辺倒少女。
ラブコメに似つかわしく無い体躯と豪快な性格が特徴。まあギャグコメでもあるからこういうキャラいてもいいよね。ただ人気投票とかやったら圏外になりそう。
●サンシャイン池◯さん
空前絶後の大人気芸人。
実家はビビるぐらいボロい。最近はYouTubeでネ◯ロ会長の姿を模した動画がバズる。
●吉岡◯ル
猫の◯返しの主人公。
こっちはちゃんとヒロインとしてかわいい。この映画自体すごい昔に見たきりだけど未だに猫の大群に攫われるシーンは鮮明に覚えている。
●ビスケット・オ◯バ
「アメリカで一番喧嘩が強ぇ男 ビスケット・オ◯バがいるのさ」
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