この物語の核となるのは、ビューチューバーなる者達の活動。
実は私、こういうのにはかなり疎くてどんなことをするのだろう?と興味津々で読み進めていきました。
するとそこに溢れていたのは、様々な人達による様々な形の愛。
愛というわかりやすい単語を使ってしまいましたが、それは支えであったり応援であったり、必要とし合うことであったり、時には恋愛的な意味を含むものであったり……一人一人、一つ一つ、それぞれ違った気持ちを込めて、「ハルタモカ」なるビューチューバーに想いを注いでくれます。
もちろん、中には悪意ある者もいます。
けれどハルタモカの二人は、友達や恋人や相方などといった言葉では表せないほどの強い絆で乗り越えていくのです。
タイトルのタンジェントってどういう意味だろう?と疑問に思われる方もいらっしゃると思います。
その答えを、どうかこの物語を読んで知ってください。
あ、増黒作品ファンに嬉しいサプライズも密かに散りばめられていますよ!
何度もニヤッとしたり、やられたー!と叫んだりしたのは、ここだけの秘密です(笑)