小説を書き始めた理由

 まず、どんな経緯では小説を書こうと思うようになったか。

 理由なんてなんでもいいとは思いますが一応わたくしの場合を述べておきます。


 わたくしは昔から絵を描くのが好きで自由帳なんかにオリジナルのキャラクターを作っては吹き出しで喋らせてみたり簡単な四コマ漫画を作ったりしていました。

 たしかその時の将来の夢が漫画家だったような(笑)

 そのくらい絵を描くのが好きってことですね。


 それでついに四コマを抜け出してストーリー漫画を書くようになりました。持っていた漫画を模写したりしたこともありましたし、自分でオリジナルを考えてみたりすることもありました。


 でもこれが如何せんだいぶ時間がかかる。


 清書とかなしのノートにシャーペンでの落書き程度のものでも三、四ページ進めた時にはなんだかんだで二時間すぎたりとかしてました。

 中学になると部活で作ってた校内誌に漫画を載せることもありましたが、もちろんこちらはちゃんと清書しないといけません。ベタも入れて修正もして一丁前にトーンも貼ってとかしてました。


 こうなってくるとそれ以上に時間がかかってきます。

 漫画って普通の一枚絵なんかよりもずっと大変です。今でも思います。デジタルツールが使える今でもやっぱり書くとなると大変です。同人誌とか出してる方々がT○itterのほうでよく終わらないと嘆いているのはこういうことです。プロの方ほんと尊敬する。


 流石に時間がなくなってきて絵は書いていましたが、この時はノートにかいていたオリジナルの漫画は完全にストップしてしまっていましたね……。中学ってたしか一番忙しい時期なんですってね。


 そんな中、ちょうど中学になって1年目の夏の始まりくらいですかね。

 部誌の企画でSCP(ここでは割愛しますがホラー系コンテンツです)をテーマにした小説を書こうみたいな企画がありました。


 小説か、と。


 本は好きでよく読んでましたがそれまで書いたことありませんでした。

 企画を聞いた時の第一印象は「やったことないからワクワクもあるけどちょっと不安」みたいな感じでした。


 この時まだスマホなんかを持っておらずガラケーだったので絵の方も原稿はアナログ提出で、当然小説の方も原稿を書いてきてデジタル化担当の子がパソコンに打つという方法でした。


 ここでも不安がありました。


 なんとわたくし。


 字がめちゃくちゃ汚い………。


 実は前々から小説を書くことに興味はあったのです。でも、これが邪魔してました。

 アナログにおいて字だけしかない小説においてこれはだいぶ致命的ですよね。

 漫画の方もギリギリ読めるくらいでした。


 原稿を書いていたときはかなり気合い入れていた(というよりは字を丁寧に書こうと気張ってた)ので出来上がった時は非常に疲れてました。話考えていた時のことはどうだったかな……あんまり覚えてないってことはそんなに苦労しなかったのかな(笑)。


 この時にたぶん文を書くことの楽しさに気づきました。あれ?字を綺麗に書くことは置いといてかなり楽しいぞ?ってなりました。

 それに時間が漫画よりもかからない。全部書き終わるまでトータルで二時間くらいしかかからなかったですね。


 その後原稿を提出して印刷。

 この時に打ち出し係の子と部長から「文体が綺麗でかなり読みやすい」とか「構成が頭に入ってきやすい」と褒めて貰えました。

 正直めちゃくちゃ嬉しかったですね。その日一日機嫌良かったです。ほんとわたくし単純。


 そんなことがあって、ずっと書いていた漫画を小説で進めていくことにしました。それが今連載中になっている「hide creacher」っていう小説です。


 書き始めた時はほんとうに漫画が小説に変わっただけなので誰にも見せる気ありませんでした。見せてって言われたら見せるとか、よくてT○itterにスクショ貼るとか。

 というか、こうしたサイトがあることも知らなかった。

 小説を描き始めて数ヵ月後にT○itterの方で合作をすることになって、その本編の公開方法で当サイトというものを知りました。


 それでせっかくなら本編としてこれを公開しようって思って公開。それからちょっと加筆や修正を繰り返して今に至ります。


 こうしてみると多分カクヨムで小説を公開している他ユーザーさんとはちょっと違う理由で書き始めた感じですかね。


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