「貴方は自慢の息子よ」って、なんかやばいな。
これまでの「さすが私の息子」じゃない、ジルバを一個人として認めた感。
『汝平和を欲さば』ですか。
今が幸せで、現状の平和を維持したい世話好きガルーニャお姉ちゃんとペットのリリアナ。
先の見えない絶望の中で急に与えられた好意に戸惑い、傷つかないために、心の平安のためにジル君たちの好意を素直に受け取れない被虐待っ子のレイラちゃん。
人族の平和と未来のために、現世の家族や仲間たちの好意に絆されないように抗う勇者アレクサンドル。
平和を共有することの難しさが伝わってくる回でした。
レイラちゃんは、好意を受け止めるかは迷っていますが、誰のことも恨んでいないし復讐の発想もないんですよねー。
自分の存在に価値を見出していないんでしょうね。だから、自分が酷い目に遭ったことに関しては、当然のものと思い込んでいるのでしょう。
ジル君は、前世の魂や記憶が擦り切れていく中、「憎しみは消えない」と必死で自分に言い聞かせてアレクの自我を維持しようとしている感じですか。
しかし、境遇の近いレイラちゃんがアレクのことをそもそも恨んでさえいない可能性に気が付いてしまったらまた葛藤しそうですね。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます!
『戦への備えをせよ』 主人公は言うに及ばず、ガルーニャも密かに拳聖を目指していますし、リリアナも今はあんなですが本来は魔王城に殴り込む程度の武闘派。そういう意味で……今の所、備えができていないのはレイラだけかもしれません。
まあ、抗って現状を打破するという発想が、そういう反抗心の芽が摘まれちゃってるってのはありますけどね……
レイラとアレクの関係、どうあがいても葛藤まみれなものにしかなりそうにありません……!
天然ワンコ(聖女エルフ)と天然ニャンコ(白虎)によって少し癒やされる被虐待メイドラゴン…
字面だけだと平和なのに、平和なのに…!
そこまでの過程を思うと、厳しすぎる…!
しかしこんだけ良いおかんだとその日が来たときに禁忌の衝撃でアンテ、昇天するんじゃなかろうか? (^_^;)
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます!
やさいせいかつ……!
主人公の思い入れもあわせて、とんでもない力を稼ぎ出すことになるでしょうね……
この五歳児コワイ^p^
作者からの返信
コメントありがとうございます!
明らかに異常な5歳児を前に、「さすがうちの子……!」ってなってるプラティ、けっこう親バカですよね……
アレクサンドルがジルバギアスとして得たものに愛着を持つほど、その日が来た時の禁忌としての質は上がるんでしょうね……業が深い。
自慢の息子の正体と目的を知ったら、プラティどんな顔するかな……ゾクゾクきますね(禁忌の魔神並み感想)
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます!
禁忌エンジンは苦悩を燃料にしてますからね! いや改めて文章にすると業が深いな……
プラティとの関係性はハッキリした結論を明示できると思います。(めっちゃ先の話ですが。) ご期待ください。
主人公の情報を整理するとマジとんでもねぇ外道だな。