2-7 二日目、7:00~10:00


 【7:00~8:00】



GM:というわけで7:00。ステアラで聞き込んだりしましょう……あ、違う、自動だわちょっと待って。自動で目撃証言なしだよ。


ゴッドフリード:無しか……。


GM:「通ってない」じゃなくて「誰も見てない」なので普通に右に行った可能性はあるので注意しようね。


キッカ:やさしいGM。


ロラン:温情だねぇ。


GM:ここで足踏みして時間喰うのもアレだしね。一応特別イベントはあるのでその処理までやっちゃおうか。


 ~特別イベント~


GM:というわけでみんな、1d6を振ってくれたまえよ。


ゴッドフリード:(ころころ)5。


キッカ:2……ですね。


ロラン:5だよ。


ミヒャエル:4だね。


ソルベ:同じく4~。


GM:4~6が出た人は、鮮やかな細氷(ダイヤモンドダスト)を見ることができた。少し心が癒されて元気が出ることで、特別イベントで1d6を振る場合、一度だけ+1できるようになるよ。


ソルベ:なるほど~。


GM:残念だったねキッカくんや、ごめんよ。


キッカ : そんなぁ。


GM:そんなわけで、ここで起こることは以上。どう行く?


ゴッドフリード:じゃあルーベルに向かうか?


ミヒャエル:うむ、そうするしかなさそうだ。


ロラン:ハズレたら大事だけど、他にそれらしい導線もないからねぇ。


キッカ:……おかねないです。


GM:キッカくん……。


ミヒャエル:では吾輩が出そう、仲間は助け合いだ。


キッカ:かたじけない……です。


GM:では初めてのルーベルへ、もう一回フェザー借りようね。



 【8:00~9:00】



GM:8:00。ルーベル、聞き込みをどうぞ……あっ違う自動だこれ。


キッカ:さっきもありましたね、この流れ。


GM:昨日の17:00~18:00で【グライドウィング】を使用している姿が発見されている。


ミヒャエル:ふむ。


GM:以上。


ソルベ:ちょうどだね。となると、次は……。


ゴッドフリード:「……カーリーヴェリか」


ミヒャエル:「我々の本拠か。灯台下暗しというやつだね」


キッカ:「時間的には入れ違いという方が近いですが」


ロラン:「ふむ、これはまた……そうか、なるほど」


 ~特別イベント~


GM:あ、特別イベントが例によってあります。今回は探索判定。


 全員で探索判定。キッカ、ロラン、ゴッドフリードが目標値を越えたので、情報を提示する。


GM:じゃあ10以上の人は郊外で野生の鹿が食い散らかされている跡を見つける。周囲には大きめの二足歩行の足跡が残っているよ。


ゴッドフリード:「鹿が食い殺されてる……こんな雑な事をするとなると……」


GM/セレン:「うん、そういうことだろうね」


キッカ:「どういう事ですか?」


ゴッドフリード:「オーガ種は結局は人食いって事さ」


キッカ:「鹿を食べたら鹿に変身できるようになったりするんでしょうか?」


ミヒャエル:「流石にそれはないと思うが……」


ロラン:「それなら便利なんだろうけど、聞いたことはないかなぁ」


ゴッドフリード:「まぁ、腹が減ってたんだろうな。人を装う余裕がないくらいには」


キッカ:「サイレックオード中の鹿を狩りつくす必要はないと。ひとまずは安心ですね」



 【9:00~10:00】



GM:では9:00。カーリーヴェリへ?


ゴッドフリード:だな。


GM:カーリーヴェリに向かう場合、エンデリント(上層)かニヴルヤート(下層)のどちらへ向かうかを選ぶ必要があるよ。さて、どっちにする?


キッカ:じゃあ上から?


ソルベ:無難なのは上じゃない?


ロラン:上から下はそのままフェザーで行ける。先に上だと思うな。


ミヒャエル:では、そうしよう。


GM:では上層。聞き込み判定……は自動。何も得られません。


GM:特別イベントはあるのでそっちをやろうか。


ソルベ:アッハイ。


 ~特別イベント~


GM : ギャンブル好きの冒険者がキミたちの前に現れる。所持金が100ガメル以上あるPCは、100ガメルを賭けて勝負することができる。1d6で4~6なら魔晶石3点を獲得、1~3で100ガメルを失う。


ミヒャエル : ふむう、そういうタイプか。吾輩は賭けは辞めておこうかな


キッカ:所持金、ないです。


ソルベ:おかねたりないな~。ここからまだ移動しそうだし。


ロラン:う~ん。割はいいし、やろうか。


GM/ギャンブラー:「お、乗るかい。じゃあ勝負といこうじゃねえか」


ロラン:「いいね、やろうか」


ロラン:じゃあ振るか。(ころころ)1。


GM:こ、こいつ……さっきの余裕そうな態度はいったい……。


ゴッドフリード:なんか、そうなる気はしてたけどな。


ミヒャエル:期待を外さないね。


GM:まあ、当然100ガメル持ってかれます。


ロラン:「あらら。ま、負けたならしょうがないか。どうにも運が向いてなさそうだし、もうやめとくよ」


GM/ギャンブラー:「あんがとよ、いい勝負だったぜ」


キッカ:「賭け、怖いですね……」


ロラン:これ賽にイカサマしてます?


GM:してないです(本当にしてない)。むしろイカサマできるのは君たちのほうなんだけどねぇ。さっきのダイアモンドダストで。


ソルベ:そうだね……使う意味もないくらいの酷い出目だったけど。


ロラン:さて、下層に降りようか。ギャンブルは後腐れなく、ね。

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