OP1:空遊ギルドよりの者

GM:それじゃあ最初はゴッドフリードくんのOPから。よろしくね。


ゴッドフリード:応。


ゴッドフリード:「俺の名前はゴッドフリード・ベルリッヒンゲン。見ての通りのティエンスだ。」


ゴッドフリード:「元々はゴクモークのマナタイトの廃坑から発掘されたらしいんだが……どうも過去の記憶が判然としないんだよなぁ……」



 ゴクモーク――"鉄器を産む星"ゴクモークは、魔動機文明時代に造られた工場遺跡が複数立ち並ぶ職人の星で、星のほとんどの住民が工房・工場の従事者となっている。ある問題からゴクモークのマナタイト坑道は現在は封鎖されており、強力な魔動機が配備されているのだが……そこから、彼は見つかったのだ。



ゴッドフリード:「ま、そんなこんなでゴクモークのギルドで石工として働いてたんだが、廃坑から這い出して来る魔動機との戦いで傷ついた騎獣の世話をしてたらゴクモークのギルド長から声が掛かってな」


ゴッドフリード:「……初めてギルド長から背後を取られた時はまったく気づけなかった……話を戻すと、騎獣と一緒に居る方が向いてるんじゃないか?って言われて空遊ギルドに出向したワケだ」



 空遊ギルド。トリネスの星屑に存在する最も大きな組織であり、治安が比較的悪いトリネスの星屑の「表側」を取り仕切る集団である。複数の犯罪組織を取り締まるほか、様々な業務を行っているのだが……。



ゴッドフリード:「コレが八年前。なんだが……そっから八年経って、空遊ギルドがデカくなってく中で組織としてガタガタな事が段々分かって来てなァ……」


ゴッドフリード:「なので一念発起して名誉を求めて冒険者になったってワケだ。目標は空遊ギルドの地位向上と、有力者へのコネのゲットだな」


ゴッドフリード:ゲーム的にはフランベルジュ級の冒険者ランクとサイレックオードの有力者とのコネクションの入手って感じか


GM:最終目的は知名度……名誉とコネクション、なるほど。


ゴッドフリード:今は星屑からも出て冒険者としてカーリーヴェリに居ると思われます


ゴッドフリード:都市の有力者との貴重な友人のコネクション、多分鉄道卿クラスだとは思うんだが1000点くらい平気で吹っ飛ぶのでハードルが高いぜ……


GM:まあ、冒険者ランクも上げなきゃいけないからね……。はい、自己紹介ありがとう。剣の恩寵をあげよう。


ゴッドフリード:やったぜ


GM:じゃあ空遊ギルドの本拠、トリネスの星屑を出てカーリーヴェリに来たキミ。しかし、冒険者ギルドを決めかねているようで、現在は"光仰ぐ街"エンデリントの中心、噴水のあたりにいる。



 カーリーヴェリ――"冒険者が集う星"カーリーヴェリ。その名の通り冒険者ギルドが立ち並ぶ星であり、そのほとんどが星に存在する魔剣の迷宮〈カーリーヴェリの大迷宮〉の探索を目的としたものだ。"光仰ぐ街"エンデリントは、その上層に存在する唯一の街で、カーリーヴェリの一般的な冒険者たちが活動拠点として利用している場所の一つだ。



ゴッドフリード:「うーむ……無理をすれば一人でも冒険者として行動出来なくはないが……流石にそれは無謀だよなぁ……」


ゴッドフリード:真面目な話、残金30Gなので馬小屋暮らしです


GM:大丈夫なのそれ、大丈夫にするのが私の仕事だけどさ。


ゴッドフリード:ギルドに入ってしまえば……住所には困らん!


GM:では独り言をつぶやくキミの前に、若い女性が現れる。青くて長い髪が特徴的の、おそらく人間の女性だ。ふと見ると、聖印らしきモノを付けてるのにも気付くかもしれないね。


GM/???:「君。見なれない顔だけど……この街は初めて?」と話しかけてくるよ。


ゴッドフリード:「ん? あぁ。冒険者としての仕事を求めて来たんだが……どこかいい店を知らないか?」


GM/???:「あぁ、やっぱり。そうじゃないかと思ってね」


GM/セレン:「私はセレン。この近くの冒険者ギルドに所属してる者だよ。せっかくだから案内しようか?」


ゴッドフリード:「おぉ!! それはありがたい!!」


GM:付いていくなら、彼女は笑顔で案内してくれるね。どうする?


ゴッドフリード:一応マナーとしてちょっと警戒しつつ付いて行きます


GM:マナー警戒。わかるよ。


GM:まあ、特に何か騙されているような雰囲気もなく、それなりの大きさの建物に案内される。看板らしき木の板には〈光瞬く双眸〉と書かれているかな。周りを見れば、いくつかの冒険者ギルドが立ち並んでいるのが分かる。


ゴッドフリード:まぁ冒険者ギルドめっちゃ乱立してるらしいしなぁ


GM/セレン:「よし、着いたよ。歓迎しよう。ようこそ、冒険者ギルド〈光瞬く双眸〉へ」


GM:キミは彼女に促されるまま扉を開けてもいいし、開けなくてもいい。


ゴッドフリード:開けましょう


GM:OK。じゃあ、キミは冒険者ギルドの扉を開けた。心機一転、冒険者生活がキミを待っていることだろう。


ゴッドフリード:胸が躍るな、新しい生活。


GM:というわけで、このあたりで次の人のOPに入るよ。こんな感じで一人ずつやっていくからね。


一同:はーい。

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