時間

貴方に会った最後のあの日。帰りのあの駅のホームの時間は何度も何度も私の中で再生され続け、すり減ってもう綺麗には映らなくなっている。

貴方は何色の電車に乗っていた?どういうふうに手を振っていた?何か言っていた?

私はいつまでも、このどんどん朽ちていく時間を捨てられずにいる。

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