第5話:キソクタダシク
いつも早く寝ないと、もうこんな時間だ。
毎回、毎夜、そのように決意してみても
結局ダラダラよふかしして、
なんだかんだでこんな時間だ。
一応寝床についてはみたが、
目が覚めてしまい、なかなか就寝までに至らない。
睡眠導入に効果があるヒーリング曲とやらを聴いてみても
"寝なければ"というどこか脅迫めいた感情で
結局眠りにつけないでいる。
根っからの夜型人間には、
一般的な規則正しい生活はなかなかに困難なようだ。
それでも、いい社会人になるにはこのルールに従わなければならない。
どうしたら折り合いがつくのか、
自身がついていけるのか、向いているのかはわからないけれど。
一度新しいことにチャレンジしてみるのもいいかもしれない。
人生100年世代といわれる世のなかだし。
もう少し長生きしてみたら、
不老不死的な医療や科学が発達するかもだし。
5Gとやらがどんな世界をつくり出すのか見てみたい気もするし。
人間は案外、弱い生き物ではないんだなぁ。と考えてみたりする。
生きるっていうカタチは生き物それぞれだと思うけど。
どんな生き物でも魂がある限りは全うしたい、と思う権利があるはずで
どのように生きていくかは、色々と模索できるはずだと思う。
ただ、コミュニケーション能力が乏しい場合は
模索するためへの行動が、
模索できる場所までへの行動が、
なかなか厳しいんだけど。
.
.
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます