10-3 悲願の翼と天才女
インの足元に出現した緑色の魔法陣が明滅すると、インの背中には翼が現れた。
おお? じゃっかん透けていて、微妙に緑がかっている。緑なのは風属性だからか?
「ほう。悪くない出来だの」
翼は鳥類の翼で、
「触ってみていい?」
「うむ」
触ってみるとほとんど感触がなかった。雲でも触ってるような感触……というかこれ、インの魔力そのものだ。
「これ、魔力だね」
「そうだぞ。何だと思っとったのだ?」
「いや、普通に翼かなと。見た目に騙された感じ」
触る前に気付けよって話。
「ふっ。お主は誰より感知能力があろうに」
そうインが呆れた様子を見せると、翼が動き始めた。
動きはぎこちないが、はばたこうとしているらしい。イン自身が浮く様子はなく、音もないので少し違和感はあるが動きは鳥の翼そのものだ。翼の大きさ的にはじゅうぶん飛べそうな雰囲気はある。
「魔力の通りはあまりよくないのう」
「そうなの?」
「うむ。出来が悪いとは聞いとったが。まともに飛ぶには少し時間がかかろうな」
俺も翼を出すべくひとまず「デザイア・オブ・デウカリオン 出す」と念じてみる。
すると足元に魔法陣が現れ、やがてインと同じように俺の背中にも翼が現れた。おお~。術者の体格に合わせているのか、翼はインのよりもひとまわりサイズは大きい。
「魔力も多めに注いだ方がよいぞ。でなければ使い物にならん」
そう言いながら、インの翼が再びはばたいた。今度はさっきよりも動きが滑らかだ。
魔法の才能とは別で飛ぶ才能が必要とインは言っていたが、インはそもそも普段は巨竜の姿で飛んでいたのでだいぶ才能がある方なんじゃないか?
この考えでいくと当然俺の才能はゼロになる。鳥の翼の構造にもとくに詳しくないし。体重20キロ以上あると飛ぶにはきついっていうのは知ってるが……まあ、そんな物理学的な常識は通用しないんだろうな。
とりあえずインの言葉通りに翼に魔力を注いでみる。
……確かに通りが悪いの意味するところは分かった。
《悲願の翼》を発動した時点で翼は俺の体の一部になっているようなのだが、魔力を注ごうとしても翼の方に上手く運ばれなかった。
どうにも翼の付け根部分から急に魔力の通り道が狭くなっている感じで、必要以上の魔力は詰まってしまうらしい。
通り道が広げられないかと思って集中してみるが、「両手でこじ開ける」というイメージ自体がアテが外れているのか、そもそもそういう方向性ではないのか、一向に変化はなかった。翼の付け根には魔力が通る管のようなものがあるようなのだが、右に左にと魔力を移動させてみても管が広がるなんてことはなさそうだった。
さっきは翼が俺の体の一部になっていると言ってみたが、そういう簡単な問題ではないのかもしれない。柔軟に対応できる使役魔法とかでもないしなぁ。
「こっちから魔力の通りをよくしたりはできないのかな」
「ん? 術者自らいじるということか?」
「そんな感じ」
俺は色々規格外らしいし、できてかつ飛ぶのが楽になるならしたいところだ。
「この魔法の内部術式をいじらんとダメだろうな。とくに翼の構成式をな。ただ、飛翔魔法は術式のバランスを取るのが難しくての。いじるとうまく飛べなくなるやもしれん。わざわざ翼を出す魔法だしの。調整は結構骨が折れたろうな」
ふうん。翼の方にあれこれ取られてる感じか。開発者のデウカリオンは翼のない非翼人だったというし、完成は悲願だっただろうけど。
「――割と安定するの」
見れば、インは早くも浮いていた。もちろん翼をはばたかせながら。
俺も倣おうと翼に意識を割いて動かそうとしてみるが……ほとんど動かない。
昔の錆びて潤滑油もなくなったマシンのように、ギ、ギ、ギと微々たる動作を見せるだけだった。なんだこれぇ。
「お主はまずは翼を動かすところからだの」
インがそう告げてくる。
「なんかコツとかない? 翼を動かすコツ」
「んー」
てか、翼動かさないとだめなのか、これ?
「翼動かさないと飛べないんだよね?」
「うむ」
インは腕を組んだ。視線を下げ、考える素振りを見せる。どうしたもんかね……。
やがてインは「まずは翼を手足のように感じるところからじゃないか?」ともっともらしい助言を言ってくる。そりゃあそうなんだろうけど。
「翼を手足のように感じるためのコツは?」
「んー……。分からん」
分からんか〜。竜だが鳥に質問してるようなもんなんだろうな。
「翼に意識を割き続け、慣れるしかないのではないか? 結局お主の中ではまだ翼は取ってつけた異物にすぎんだろうからの」
そりゃそうだろう。背中に翼の生えてる人なんて転生前の世界ではいなかったものだ。
慣れるしかないか。
――しばらく慣れに時間を費やし。
俺は翼を動かすべく踏ん張っている一方で、インはすっかり飛べるようになっていた。もう訓練場の空中をあっちにいったりこっちにいったりしている。
《悲願の翼》を使い始めてからまだ10分も経ってない。早いものだ。
「悪くないのー! お主らも訓練頑張るのだぞー?」
上空からそう声を張り上げたインに、姉妹は律儀にはいと声を大きくして返した。
俺の方はようやく翼が滑らかに動かせるようになったレベルだ。もちろん飛べてないし、浮かんでもいない。
滑らかにといってもまだぎこちなさはあり、はばたかせるにしてもコマ送りのようになっている。飛べると浮かれてた心境もすっかり落ち着いてしまった。
ネリーミアがそういえば飛行の操作が難しいと言っていたのを思い出した。
そもそも人族にとって難しい魔法だったりするか? 開発者は人族じゃないもんな。
インが降りてくる。着陸時の翼の動きは実に様になっていた。
「さすがのお主でも空を飛ぶのは難儀だったか」
「そうだね。時間かかりそうだよ」
まあ、旅の道中の暇つぶしがてらにでも練習すればいいだろう。今回のところは習得した魔法をざっと把握しておくだけだし。
一応このあとにも予定はあって、注文していたアクセサリーの受け取りや冷やしビールの特許の申請、ホイツフェラー氏に手紙も書かないといけない。
解除と念じて翼を消す。
「なんだ、もうやめるのか? まだ始めたばかりではないか?」
声にも顔にも愉悦たっぷりにインがそう声をかけてくる。
このやろと少しばかり思ったが、普段から俺はだいぶ七竜の面子を台無しにしてきているので呑み込んでやった。
「今回は買った巻物を把握するのが目的だしね。明日からの旅路の間とかに練習するからその時にまた教えてよ」
インは、仕方ないの、と肩をすくめて自分の翼も消した。
「で、あと何の魔法が残っているのだ?」
「ん」
魔法ウインドウを出して、まだ使ってない魔法を伝える。
《
「火魔法が多いな。どれもそんな難儀な魔法でもないが」
難儀な魔法ではないの言葉通り、《竈火》《火剣作成》《火箭作成》《水射:熱湯撃》の4つは、実際に使ってみて少し解説してもらって終わった。
《竈火》の火は竈にかける用に調整した魔法だが、《火箭作成》と同じで多少消えにくい《灯り》だった。《水射:熱湯撃》も勢いのある《
《火剣作成》で作成した剣は姉妹の“ふにゃり短剣”とはやはり出来が違い、立派な剣だった。
「
《火の加護》を使ってみる際はインが姉妹の方に向かったので、ついていった。
「ディアラ、腰の短剣を抜いてみい」
「え。はい」
ディアラが言われたままに、腰に提げてある短剣を抜いた。ガルソンさんの店で購入したなんてことのない鉄の短剣だ。
インがディアラの短剣に手をかざすと、小さな赤い魔法陣が現れ、やがて短剣の刀身が高温で熱したかのようにオレンジ色になった。よく見ると厚みがあり、うっすらと膜が張られたようになっている。膜は刃先にいくほど薄くなっているようだ。
《火の加護》はクライシスにもあったスキルだが――ゲーム内では魔法陣は出なかったが――同じように武器の刃先が少しオレンジ色になるのが特徴だった。
「《火の加護》は武器に火属性の魔力を付与する魔法だの。術者の腕にも左右されるが、切れ味は増すな。切れなくなってしまった剣に付与することで一時しのぎにするとも聞いたことがある。マグドルナは使えんか?」
「《火の加護》ですか?」
インがうむと同意する。
「使えますが……私のものは刃先に付与する程度で、イン様ほどの出来では」
刃先だけか。インの《火の加護》は完成度が高いようだ。
「刃先か。まあ、それでもじゅうぶんではないか? 私は剣についてはそこまで詳しくないが、剣は折れぬ限りは刃が大事であろうしの」
刃全体を覆えば、武器の強度も増しそうだけどね。
「私も魔法学校時代にはそのように教わりました。はじめは先端への付与でよく、レイピアや槍に付与するのがいいと。まだ魔法を使い始めたばかりの者もいる中での講義でしたが」
「ふむ。ま、別に悪い内容ではないように思うがの。未熟なうちはあれもこれもとやっていても一向に上達せんしの。基礎と一番重要な部分だけ押さえておけばよい」
「そうですね」
ふとマグドルナに、魔法学校では魔法の成績はどのくらいだったのかと訊ねてみる。
「成績でございますか?」
マグドルナは小首を傾げた。試験とかない感じか?
「試験とかなかった? 定期的な」
「私が在学していたのはヴァッサーレーベン王立魔法学院ですが、試験と呼べるものは入学試験のみでございました。入学試験とクラス対抗の魔法組み手などはありますし、魔導教員になるための試験はありましたが」
ふうん。まあ……なくてもそこまでデメリットはないか?
「優秀な者は七星や七影に所属したのか?」
と、インの質問。はいとマグドルナは肯定した。
「生徒の中でもとくに才気に溢れる方々は
クラス名は覚えられる自信ないな、うん。
「ウルスラさんとかも在籍していたのですか?」
「はい。ウルスラ様は特例により10歳の頃より在学していたそうですが、3年もすると魔導兵の放つ《
13歳……天才か? しかもあの美貌だろ? 化粧はちょっと濃いけど。
研究員ってことは賢くもあるだろうし、完璧超人か?
「ウルスラと言うのは憩い所に来ておった黒髪の女か?」
「そうそう。オレンジ色の目の美人の人」
ふむ、とインは視線を下げて一考する素振りを見せたあと、「確かに奴の魔力量はあの場では抜きん出ておったな」とコメント。いくらか印象深かったらしい。
「隊長格らしいからね、副官だけど」
「ほう。……で、お主はあのような女も好みなのか?」
「へ? いや、綺麗な人だとは思うけど……」
思わず間抜けな声が出てしまった。
そんな話振るなよ、とインのしたり顔に思っていると、マグドルナが「ウルスラ様は在学中に縁談もよくあったそうですよ」と情報を追加してくる。縁談ね。
「ウルスラさんは結婚してないんですか?」
「私はお話には聞いていないですね。在学中には魔法の勉強に集中したいからという理由で断っていたとは聞いております」
「在学中ってことは……13歳で縁談?」
履修課程を終えたあともしばらく在学していたそうですけど、とマグドルナはいくらか苦い顔をした。
「13歳できっぱり断るってしっかりしてますね」
「そうですね」
昔は結婚早かったと言うけど。さすがに現代の倫理観を持つ身としては13歳との結婚は肯定できかねるところだ。
抜きん出た魔法の才や知性に惹かれたんだろうから、卑しい欲求の類じゃなくて健全な(?)政略結婚めいたものだとは思うけどさ。たぶん。……ん、でも縁談ってことは約束だけか? まあいいか。
>称号「空を飛ぶのは難しい」を獲得しました。
◇
訓練場でしばらく魔法の訓練に励んだあと――インとマグドルナは姉妹の監修を再開して俺は《悲願の翼》の練習時間にあてた。結局翼の動きはマシになったけど、浮くこともできていない――俺たちはギルドに向かった。
目的は冷やしビールの特許の申請だ。依頼していた判子の受け取りもある。
また、前回の黄金トーストのトッピングの時にはマクイルさんがいたので、<満腹処>の店主を連れてきた方がいいかと思ったが、使用料をどう設定すればいいのかについて相談したかったので、ギルドを先にしてみた形だ。
ギルドに入ると、金属製の胸当てと革製の装備を身にまとった攻略者か傭兵と思しき人たちが数名壁際――依頼の貼りだされている木のボードの前でたむろっていた。
「――ジェノス。そろそろ魔物の討伐に本腰を入れるべきだぞ」
「俺はランク3だって視野に入れてるぜ?」
と、そう自信ありげに小柄で目つきの厳しい男。ランク3ってことはレベル30前後か?
隣で慣れるべきだと言った、こちらも目つきはいい方ではないがいくらか知的な雰囲気のある茶髪の男性がため息をついた。
彼の首には白抜けしている大きな切り傷があった。傷を受けた時には致命傷に近かったんだろうと思わせる大きさの傷だ。
「他のランク2の奴が黙っちゃいないぞ。ランク3の壁は厚い。銅からはそう簡単に上がれないからな」
「ガボールはお前の素行について警告してんだよ。お前はときどき隊列を無視して動くからな。今日の狩りではずっとちゃんと前にいてもらうからな」
そう野太い声の男が半ば不機嫌に言い放つと、小柄な男は舌打ちをした。
野太い声の主はなかなかガタイの良い男だが、背中には矢筒があり、意外と弓を使うらしい。討伐も大変だ。
ちなみに目つきは2人よりもよく、寛容そうで、風貌も撫でつけた髪と輪郭に沿って綺麗に生え揃えたヒゲで垢抜けた印象だ。
「うちのパーティはいつまでも役立たずは入れとかねえからな。ガボールも意味のないことは言わねえぞ」
「……分かってるよ」
小柄な男は両手を上げて肩をすくめた。
ガボールというらしい茶髪の男と目が合ったので、目線を戻して目的に立ち返る。
小柄な男がヤンキーっぽく、ガボールは参謀感がある。どちらにしてもあまり長く見つめられたくない類の眼差しではある。
戻した視線の先にはウィノーナさんがいた。
鑑定を主に担当しているらしいベテランの女性職員だ。手には分厚い本があり、俺たちに気付くとそのままこちらにやってくる。
「お前はなんのために兵士辞めて俺たちのパーティに入ったんだ? 大金稼いでいいもん食って、いい女抱いて、そういう豊かな人生にしたいからじゃないのか?」
「分かった、分かった。やめてくれ。説教は苦手なんだ、知ってるだろ?」
「神父の父親のせいでな」
「ああ。うんざりな日々だった、ハゲちまうかと思った日々だった」
親に頭が上がらないらしいが、兵士辞めたのか。発言主は弓使いの男だが、不機嫌そうだったのから一転してたしなめるような口調だ。
にしても楽な人生だなとつい内心で思う。金+女=豊かで終われば楽なもんだけど。欲かいて破滅しないように賢くはなった方がいいと思うが、この世界だとやっぱり武力の方が必要になるのだろうか?
「タナカ様。判子はできておりますよ」
やってきたウィノーナさんがそう言ってニコリとする。
判子はタナカ家のものだ。判子は家紋版と文字版かで選べたが、家紋を作成&登録するには少し日にちがかかる一方で、文字の方は明日にも出来るとのことだったので文字の方にしてもらった形だ。
「ありがとうございます。あと、特許の申請をしに。またなんですけど」
「分かりました。準備して参りますので、適当な場所でおかけになってお待ちください」
ウィノーナさんはそう告げてギルドの奥に行った。
ギルド内はそれなりに人がいるが、受付付近は少なく、奥の簡易食堂の方に集まっているらしい。
とりあえず壁際のベンチで待つことにした。
『人の子らはまさか氷竜たる者が、自分らの食事事情を発展させておるなどとは露にも思わんだろうの』
と、そんな念話が隣からくる。思わないだろうけども。
――なに急に。
『くく。別に思ったことを言っておるだけだ。お主は元々人の子だったからの。お主にとっては別に変わったことはしておらんかもしれんが』
まあねえ。というか、今も人の子のつもりだよ。
――あまり干渉しない方がいいのかもしれないけど、冷えたビールくらいは飲みたいよ。
『うまそうに飲んどったしの。……ま、料理が美味くなる分は問題なかろ。街も栄えるしの。お主が王だったら、王の嗜好品として街の特産品にせねばな』
冗談話かと思えばいたって普通の口ぶりだったので、反応に困った。
そういう売り出し方もあるかもしれないが、王の嗜好品が冷えたビールってのはなんか箔が出ないしやだな。
「――大金稼いだらあんな風に女の従者を何人も持てるかもしれないぜ? まあ連れてるのは若すぎるがな」
弓使いの男がちらりと目線を向けながら、いくらか下卑た内容の言葉を発した。声はそんなに落としていないし、いくらか浮かれた口調だ。内心でため息をつく。
「――ダークエルフはさすがに無理だろ……。だいたいそういう関係じゃないだろ」
「――あ? なんでそう言い切れるんだ?」
「――勘だよ。ただの勘」
「――勘ねぇ」
役立たずと言われているが、勘は鋭いらしい。
それにしても少し居づらいな。姉妹はもうそれほど気にしないだろうけどさ。
「――2人とも。そろそろやめとけ」
ガボールが2人に注意した。
「――ウィノーナがあそこまでかしこまるのは相当の家のもんだろうしな」
ウィノーナさんを知ってるらしい。
当の本人が戻ってきた。レナックスもいる。
「――それもあるが、《鑑定》で見えないぞ」
ガボールは《鑑定》持ちらしい。厄介事にはならなさそうだ。
「――……どいつだ?」
「――ダークエルフは23と20だが、2人は見えない」
「――こりゃたまげた。……ジェノス、奴さんはお前より上だぞ。下手したら俺たちよりもな」
「――マジかよ……」
下手したらってことは2人は30代で、ジェノスは30以下か。《鑑定》で見えるレベルは30までだ。
にしても23と20か。
姉妹は里につくまでどこまでレベル上がるだろうな。30くらいにはなるだろうか? 30を超えれば姉妹のレベルも《鑑定》では見えなくなる。
「お待たせしました。ではこちらに」
インは例によって「ここで待っておるからの」とベンチから動かずに待機するらしい。
さっきは食事事情を栄えさせるのはおかしいという語り口調だったが、小難しい話を聞きたくないって拒む七竜もどうなのよ。
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