4-19 赤竜到来 (5)
《
発動させると、自分の足下に氷柱を作った末、周囲を吹雪かせる。一定の範囲内にいる敵に水系の魔法ダメージを少しずつ入れながら足止めをし――凍結状態にして――やがて、周囲には敵の氷の彫像が出来上がる。
と、《凍久なる眠り》自体はそういった魔法なのだが、草原、荒れ地、火山地帯など、場所を問わずに吹雪き、凍らせてくれるという特色がある。
どこにいても美しい銀雪の景色を堪能することができ、クライシス内の景観を楽しむ
さすがに大きな川や海などの水源地は無理だが、上流域や砂浜、小さな滝は問題なく、砂漠でもしっかり効力を発揮してくれるので、集合写真における美しい氷の土台として使われることは多々ある。
さらに敵の氷の彫像に関しても――氷結状態の氷の色の濃度を上げたくらいで大して変わらないのだが――専用グラフィックが用意されているときている。
面白いのが、全ての敵を凍らせようと奮戦していたブロガーがいたことだ。
そのブログは今では更新停止してしまったが、一時期は運営公式が取り上げていたほど有名ブログで、今見ても惚れ惚れするような氷と雪の世界と氷の彫像集とともに、クライシスを有名にする一役を買ったのは言うまでもない。
これに乗じた運営がとある歳の冬のイベント時、MOBが氷結状態になった際、人型MOBはピースサインをしているものに、オーガ系MOBにはダブルバイセップス――両腕の上腕二頭筋を強調するボディビルダーのあのポーズだ――のポーズをさせるなど、面白おかしいポーズにしたのは懐かしい話だ。
とはいえ。各景色のSSを収集するのはともかく、敵の彫像の収集はかなりの苦行だ。
なぜなら《凍久なる眠り》は、いわゆる「即死系スキル」というやつで、同レベル帯相手には装備でスキルレベルをどう増やしても命中率が40%程度にしかならないからだ。即死が効かない相手なら、氷の彫像は作れない。
また、スキルグラフィックが凝っていることもあってか、《凍久なる眠り》はスキルを終えるまでに10秒を要する。氷柱の上にいるため近接攻撃はある程度防げるが、遠距離攻撃などでスキルモーション中のプレイヤーに攻撃が入ると、スキルは中断される。
さらには水属性抵抗値・状態異常抵抗値の関係なしに凍らない敵も存在しているのでそこを自分で判断することも加味すると、彫像の収集がいかに面倒な作業であるが分かる。それだけブログの彼の行ったことは偉業だったことになる。
ちなみにPVPでは即死効果はなくなり、氷柱による一時しのぎと、雀の涙ほどの水属性の持続ダメージだけになる。派手なグラフィックに反して、戦闘ではほとんど使わないスキルだ。
……と、俺がネタ魔法だと言ったのは、《凍久なる眠り》にまつわるそういった扱いづらい魔法である一方で一部の非戦闘民層には強い需要がある事情からなのだが、この即死効果には、「レベル差が開けば開くほど命中率が上がる」という特性がある。もちろん、術者の方がレベルが高い場合だ。
敵とのレベル差が100もあれば、理論値は命中率は100%になる。つまり、……レベルが100以上離れているジルに対しては確殺できるということになる。
もちろん、ジルが即死抵抗値が低かったり、《凍久なる眠り》にまつわる即死効果がこの世界でも同様に働くのであれば、だが。
ちなみにクライシス内の赤竜でも、確率は低いが即死系攻撃はしっかり効く。ただし、赤竜をはじめ100竜たちは見た目はさほど変わらないが「形態」が3つあり、即死系攻撃も3回入れないといけないので、《凍久なる眠り》もまた3回打たなければいけない。
スキル中の10秒間何もされないっていうのがまずな。
なんにせよ、試すだけ試すか。スキルのキャンセルはできるしな。
即死が効かずとも、貴重な範囲魔法だし、氷の属性ダメージも案外そこそこ入るかもしれない。《
俺は未だに防御をゾフに任せっきりで凍った脚と尻尾にあくせくしているらしいジルから、インとは反対側に少し距離を取り、《凍久なる眠り》を発動させた。
すると、たちまち俺の足元からは巨大な氷柱が出現して、俺を持ち上げていき、やがてジル――巨竜の胸くらいの高さになった。
俺の右手が勝手に持ち上がり、手の先に魔法陣が浮かび上がる。と、同時に《
一つ、二つ、三つ……
いびつな星空に向けて掲げた手のひらの上には、段々とサイズを広げていく青い魔法陣ができていくとともに、各魔法陣の45度方向の空中にも魔法陣が複数浮かび上がる。
いつか生まれた小屋で見た、俺を生んだらしき大規模な錬成魔法陣の様相とも似ている。
趣向の方向はともかく、《凍久なる眠り》は凝ってたスキルだった。自分を中心とした一定範囲のみだが天候も変えることになる。魔法陣が大がかりになるのは当然だろう。
『な、……なんだその魔法は!!!』
気付いたジルが小さな竜の目を見開いて、俺を問い質す。気付いたか。やっぱり10秒は厳しい。
『あ、あ、……死ぬ!! それをくらったら、私は……!!!』
狼狽え、よたよたと後ろに下がっていたジルが、俺に向けてブレスを吐き出してきた。反応的に、ハインの弓を見たインと似た反応だし、即死効果はあるようだが……。
ブレスはこれまで放ってきたものよりも速度が落ち、太い。だが、炎が螺旋式にブレスを取り巻いていて、今までのレーザー式よりはいくらか炎のブレスっぽさが増している。
俺は腕を降ろしてブレスを避けようとしたが、あげていない左手が勝手に前方にかざされ、ブレスを受け止めた。
俺の左手とブレスの間には、氷の分厚い壁と、冷気と、そして青色の幻想的な魔力の粒があった。
ブレスは分厚い壁に当たった瞬間ぱきぱきと凍りついていき、青く美しい氷の足場と化していく。そうして一瞬俺の左手とジルとの間に“橋”を作ったが、ジルの口に接続する前に橋はパキンと折れ、地面に落ちていった。
《凍久の眠り》の防御は完璧らしい。即死系魔法なのでレベル差補正的な挙動かもしれないが、これ以上もないほどいい“上方修正”だ。
『な、なによそれ…………』
ブレスが地面に落ち、くぐもった音を響かせる。地面には早くも雪が積もり始めている。
続けて二回ブレスが放たれるが、どれも一回目と同じ末路を辿った。
『な、なんなの、よおおぉお!! それええぇぇっっ!!??』
ジルは叫びながらもずいぶん大きな赤い魔法陣を2つ眼前に出した。俺に向けて発射されたのは、黒い魔力が螺旋状にまとった巨大な炎の槍だった。
ゾフもいるし、
さすがに避けるのかと思っていたが、俺の体は特に動かない。
左手に展開していた氷の壁が俺を球状に覆うような形になった。氷の壁はブレスの時よりも少し分厚い。前から来ていた2本の炎の槍は氷の壁にぶつかり、やはりブレスと同じ運命をたどった。後ろの槍も同じだった。
どうやら全方位展開のようだが、この分だとよほどの攻撃じゃないと通らなさそうだ。頼もしすぎる。
ジルの悪あがきの間にも着々と魔法は進行している。クライシスでは10秒だったが……もう20秒は経っている。魔法の構築は遅いようだ。
この全方位防御がレベル差による仕様だとするなら、やはりネタスキルなのかもしれない。
魔法陣内の文字がタイプされていくごとに、粉雪だった景色は吹雪、吹雪は猛吹雪となり、ジルの肩や顔の棘には、雪が積もっていく。
足先や尻尾の先などにも雪が積もっていたが、少しずつ青白い氷に包まれていく。《氷の魔女の癇癪》により氷に包まれていたジルの足は既に分厚い氷になっている。
雪を振り払うように、ジルは周りで飛び交う虫でも払うかのように手足を暴れさせた。
その度に雪は散り、氷は大きな亀裂を走らせていたが、すぐに雪は降り積もり、氷の亀裂は修復され、さらに分厚くなった。
ジルの動きは段々と鈍くなる。
『イインの……よ、より、……。ゾ、ゾフ……ど、どう、ににに、か、…………ゾフ……?』
既に体内も凍りつき始めているのか、呂律もうまく回っていないジルが頼みの相棒の名前を呼ぶが、反応はないようだ。ゾフは既にジルの顔の近くで凍って、くっついている。
『い、いやだ……寒い……冷たい、寒い、冷たいいいいぃいい!!!』
死への恐怖からか、寒さから逃れるべく体を動かしたいのか、どちらもだろうが、そう叫んだジルは力を振り絞るかのように凍っている下半身はそのままに、ドシンドシンと巨大な足音を立てて迫ってくる。
そういや爬虫類って寒さに弱いんだっけか。そんなことを考えながら俺は手を上げたまま後方に跳躍する。俺のいた氷柱はジルの拳と突進を受けて粉砕された。
跳躍した先では氷柱がまた伸びていた。俺はそこで再度魔法の構築を再開した。
魔法陣は一つも消えていない。各魔法陣の位置もそのままだ。終えるまで術者についてくるようだ。氷柱の破壊や、ちょっと移動したくらいでは、魔法の行使には何の問題もないらしい。時間かかるようだからな……。
『寒い…………うぅ、……』
口から巨大な吐息を漏らす赤い巨躯は、いつの間にか紫がかっていた。
ジルは両手と2つの翼で体を覆い、体を寒さに震わせながら、再度俺の魔法の邪魔をしようとつっこんでくる。が、さっきの突進のスピードの半分もない。
氷柱は結構な分厚さがある。それでは勢いも威力も足らないだろうと思っていると、ジルはだんだんと歩みを遅め、やがて動きを止めた。胸から下は氷で完全に覆われていた。
――しばらく永遠にも思える静かな時間が流れた。
ジルの氷結の進行具合は、残すは顔面だけになった。
目は開いている。目の周りはしぶとく時折小さな火がボッ、ボッ、と出ては、白煙を出していたが、それも止んだ。と同時に、薄い氷で覆われ、溶け、覆われ、溶け。やがて、止まった。
ジルはもはや俺のことを見ていないのだろう。口を半ば開けて、ちらりと出ている舌先もずいぶん前から動きを止めている。
終わりだな。
魔法陣を見上げる。打ち込まれている文字ももう少しで埋まる。
肩を切れなかったのが残念だ。加害者が改心するには、被害者と同じ仕打ちを味わうのが一番手っ取り早くはある。
凍りながら反省しろ。
――ふと頭上から、気配がした。
ただちにその気配の元へ小さな風が起こったかと思うと、ジルの元にいたゾフと似た羽の付いた黒丸が凍っていた。ジルの顔には依然として、同じ形状をしたゾフがはりついている。ゾフか?
『あ、あの! お、……お願いがあります……ジルを、助けてあげてくれませんか?』
ジルと同じく念話ではない。凍てついているこの極寒の地に似つかわしくない、至って健常そうな声が空間内に届いた。少年か少女か微妙に分からない。
「誰だ?」
『し、七竜のゾフ……です。……ジルと一緒に戦っていた……都合がいいのは分かってます。……ごめんなさい……』
ゾフか……。インは確か巣にいると言っていた。声が寒そうでないのも納得が行く。
ジルという存在を介していないなら、俺はゾフとはきっと、それなりの態度で接していたように思う。
そのくらいゾフの話し方や雰囲気は、インやジルとは違い、気が弱そうで、弱気な少年少女のそれだ。ジルにずっと詰られながら、ほとんど主戦力として健気にもサポートしていたのだから、分かると言えば分かる話だ。
七竜であるのにという観点からすると、良くも悪くも突き抜けた性格のジルの例があるとはいえ、何とも言えないが……“どもり”から察するに、あまり話が上手くないタイプであるように思う。
ジルは既に動いていない。
手と翼で自分の体を守っている少し変なポーズだが、冷気を周囲に撒き散らすばかりの巨大な竜の氷の彫像と化している。ただ、《凍久の眠り》が完全には終えていない辺り、ゾフの言うようにまだ息はあるんだろう。
いずれにしても話の途中で魔法が完了して死んだなんて馬鹿なことはない。この子との話は確実に長引くだろう。
この状態からジルがいきなり襲い掛かってくることはないだろうと思い、《凍久の眠り》の進行をかなり遅らせようと念じてみる。
魔法陣のフォントのタイピングが、慣れない清書書きでもしているかのような緩やかな速度になった。OK。
「どの道ジルは生き返るんだろ? ほっといても問題ないじゃないか。喧嘩みたいなもんだろ」
『い、いえっ! 生き返るのは、……インさんだけです! し、神聖魔法と、……聖浄魔法の使い手だし、……《
そうなのか。
「ジルは死ぬのか」
「はい。このままだと……確実に……あなたの氷は、破壊できないですし……どうやっても……」
……このままだとジルは死ぬのか。
インはかつて、安心しろ、死なないと言っていたが……あれはインだけだったんだな。
正直ジルのことはどうなっても思うことは何もない。インにきつく当たっていたことも不愉快極まりないし、実害も出したのだ。
いや、実害なんて生易しいものではない。殺したに等しい。インが普通の生身の人間であれば死んでいた。仮に奇跡的に生存したとしても、隻腕だ。
俺はしかるべき制裁をしたに過ぎない。持て余す力の使い道なんて結局のところ、そういった用途しかないんだろう。
だが……。
なぜかジョーラの毒が消えたときのみんなの歓喜の様子が浮かんだ。
ジルを見る。巨竜の氷の彫像は動かない。あれが人の姿だったら……俺はこんな仕打ちをしなかったかもしれない。
俺は別に……殺したかったわけではない……。
「……俺たちは今ケプラにいるんだ」
『はい……』
「俺とインは各地を巡りたいと考えている」
『はい……』
インには、他の理由もあるかもしれないが。
「俺とインの元には、ダークエルフの姉妹もいる」
『知ってます……』
知ってるのか。まあ、何でもありの七竜だしな。
「旅を邪魔されたくはない」
『し、しないです。絶対にしません! というか、しても返り討ちに会います……』
苦笑する。風魔法とか土魔法を得意とする七竜なら、魔法の内容的に対処がしやすそうなのでまだしも、俺の《魔力装》をもろともしなかったゾフ相手は、ちょっときつそうなんだけどな。
常識の通用しない空間魔法を得意とするゾフ相手では、苦戦するのが目に見えている。
考えられる最悪のケースは亜空間にポイ、だ。手に負えないが倒さなくてはいけない奴はだいたいそういう閉鎖空間に隔絶的な目に合う。
倒さなくてはいけない相手かはともかく、手に負えないのは、誰が見ても俺自身だろう。
「返り討ちにできても、毎回こんなことが起こってたらとても旅の気分にはならないよ」
『はい……確かにそうですね……』
「それが俺の要求ね。ジルを生かすための。もう俺や俺たちを襲ってこないでほしい」
『わ、分かりました!』
一息つく。とりあえず普通に話ができる子で安堵する。
「……で、ジルのこの後のこととか、この亜空間からの脱出方法とか教えてほしいんだけど」
そう言うが、言葉は返ってこない。《凍久の眠り》を完全に一時中断して、少し待ってみたが、何もリアクションは返ってこない。
「おーい……」
え。このまま放置? 気が早いのか、アクシデントでもあったのか。
一応約束はしたので、《凍久の眠り》を解除してみる。ちょっと不安があったが、俺の下の氷柱がゆっくりと地面に埋まって消えていくのと同様に、ジルの氷も溶けていく。
よかった。七竜ならなんとかしたかもしれないが、解除後、ジルの氷が溶けるのも含めてどうなるか少し不安だったんだよな。
急速的に地面の雪も溶けていっているようだ。
不思議な現象だが……雪解け水はなく、地面は元の黒い地面のみが残った。
>称号「稀代の氷魔導士」を獲得しました。
>称号「遺失魔法の使い手」を獲得しました。
>称号「銀雪の貴公子」を獲得しました。
>称号「赤竜をこらしめた」を獲得しました。
>称号「七竜を穿つ者」を獲得しました。
遺失魔法? 《凍久の眠り》がか? まあ、クライシス内ではそんな扱いでも分かるが……。
インの元に行く。辺りに雪解け水はない。
離れて発動させたため、《凍久の眠り》の豪雪の被害を受けず、依然と横たわっているインの腕はかなり再生が進行していて、残すところ指先となっている。よかった……。
白い魔力の粒の幻想的な景色でいくらか緩和されているが、指の根元には綺麗な切断面があった。一瞬目を背けてしまった。ちなみに飛んでいった腕はなかった。
遠方で、とさりと小さな音がした。見れば、ジルの巨体はなくなっていて、人影が横たわっていた。
ジルか。
竜形態を維持できなくなったというところなんだろうが、それで人に戻るなら、七竜は果たして竜なのか、人なのか、微妙なところだ。
インを抱えながら、ジルの元に行く。
案の定というか、髪は多少短くなり、なぜか化粧もなくなってしまったようだが、橙色の髪を持ったやや不健康な体つきのインくらいの少女が横たわっていた。もちろん素っ裸だ。
特にそんな傾向もないようだが、ジルの幼気な裸体で欲情するのは癪に思って、少し場所を移動させてやり、チュニックを脱いで、着せてやった。
亜空間内は特に寒くはない。魔法行使中も寒くはなかったけど、不思議な体験だよ、ほんと。
「……寒い……」
ジルが寝言を言う。竜モードでそう言われてもさほど思うところはなかっただろうに、いるのは寒さに震えるいたいけな少女だ。俺が悪さした気分になってくる。
……はぁ。悪かったよ。死ぬとは思わなかったんだよ。
星空を眺める。何もない、静かな空間だ。空気と空気がこする音すらも聞こえそうな気がする。戦闘後だからか、何も考える気が起きない。
ぼんやりと待っていたが、ゾフからは一向に何の連絡もない。
「ゾフ~……」
しばらくすると、唐突に視界が暗転し、……俺はどこかの草原にいた。インとジルも一緒だ。
マップを確認してみると、「黒竜の亜空間」ではなく、どうやらケプラの北西部辺りにいるらしい。
「自分で帰れってか……」
ゾフはそんなことするような子には思えなかったが……。
二人に視線が行く。問題は、二人を抱えて帰らなきゃいけないってことだ。
>称号「亜空間を体験した」を獲得しました。
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