ニニル

 銀狼族の村は貧しかった。

 だからなのか、狩人だったお父さんが魔獣に襲われて死んでから、お母さんは病気がちになってしまった。


「私は大丈夫だから。ニニル……貴方が食べなさい」


 お母さんがいつも言う言葉。

 幼かったわたしは、それを素直に受けとめた。

 本当はとても貧しくて、お母さんは自分が食べる分を私に与えていたのだと、お母さんが死んでから気づいた。

 ……わたしは、間違えた。


「近づくんじゃねぇ! そんな顔してもメシはやらねぇぞ!」


 それから、わたしに銀狼族の村で居場所はなくなった。

 お父さんが死んでからずっと居場所が無かったことに、お母さんが死んでようやく気づいたのだと思う。

 わたしの家だけでなく、村自体が貧しかった。

 それは、もともとは違う土地に住んでいたけれど、戦乱を避けて逃げてきたからなのだという。


「食べ物が欲しけりゃ自分でなんとかするんだな! 他人の面倒なんて見てられるか!」


 一から畑を作るには力がいる。

 幼いわたしには、力がなかった。

 魔獣が怖くて泣いてしまうから、食べ物を探しに森にも入れない。

 幼いわたしには、度胸がなかった。


「……戦争は我ら銀狼族から故郷を、働き手を、全てを奪っていった。もはや、お前に渡せるものはパンのひとつすらないのだ」


 村はわたしにとって、居てはいけない場所だった。

 わたしが近づくと、ご飯をねだりに来たと思ったのか、追い払われたことが何度もある。

 森の近くで拾ってきた木の実を、血走った眼で奪われたことすらあった。

 みんな自分が生きることに必死だった。


 ――そんなとき、ディルグ様と出会った。


 ディルグ様は村を支援し、わたしを雑用係として引き取った。

 雑用の仕事は、わたしでもできることばかりだった。

 ご飯を受け取って運ぶだけで褒めてくれた。

 ご飯をこぼしても怒らなかった。

 ……この程度で腹を壊す程軟弱ではないと言って、わたしが落としてしまったご飯も食べていた。

 わたしが居ても許される場所だった。


 二年程経ったある日。


 ディルグ様が行方不明になってしまった。

 それから少しして、アルメディア様が『新世代』を作り始めた。

 魔王軍関係の子供たちが集められ、刻紋を刻まれた。

 わたしは魔法を使うのは初めてだった。

 でも、なぜかわたしだけはアルメディア様から見込みがあると言われて、こっそり転移魔法も教わった。

 本当に、すぐに覚えられた。


 初めて戦う力を得た時――嬉しかった。


 これで、ディルグ様を探しに行けると思ったから。

 ディルグ様の匂いは、誰よりも覚えていた。




 ――ディルグ様が死んでいる。


 それが、森の奥の遺跡でディルグ様を見つけた時の直観だった。


 おびただしい量の血が石の台座の上に広がり、肌は青ざめていた。

 でもよく調べて、僅かに心音が鳴っていることに気づいた。

 ディルグ様は生きていた。


 ディルグ様がこの遺跡にいる理由は、なんとなくわかった。

 この遺跡……『再生の秘跡』のことを誰かと話しているところを、ディルグ様の食事を運びながら銀狼族の聴覚で聞いたことがあったからだ。

 女性の声だったとは思うけれど、その相手が誰なのかはわからない。

 でも、ディルグ様が行方不明になった時、戦場になった砦にいた人たちは全滅したのだと聞いた。

 その人がまだディルグ様を見つけて報告していないということは、きっと既に死んでいるんだろうと思った。


 ディルグ様のことを報告して助けてもらおうと、一度、魔王軍の偉い人たちがいるキュールグラード本城に戻ることにした。


「あの勇者による被害は甚大だ! 魔王様に最前線で戦ってもらわねば、もはや魔王軍の士気は持たん! 皆が絶望してしまう! 必ず魔王様を探し出すのだ!!」


「クッ……アルメディアめ!! 新世代などと妙な奴らを産み出しおって……魔王様がいなければ、あんな奴ら手には負えんぞ!! あの魔女は内乱でも起こすつもりなのか!!」


「魔王様がいなければ、使徒とはどう戦えばいいのっ……!! 幹部ですら、使徒には勝てないっ!! もう、何人も殺されてきたのにっ!!」


 本城にいた人たちは、怪我をして弱りきった『ディルグ様』ではなく、誰よりも強い『魔王様』を探していた。

 必死で、血走った目をして。

 その雰囲気は、私がいた村の人たちとどこか似ていた。


 駄目だ――そう思ってしまった。


 この人たちにディルグ様の所在を伝えれば、きっと藁にも縋る思いで、死にかけているディルグ様を起こしてしまう。

 まだ傷も塞がっていないディルグ様を起こせば、今度こそ本当に死んでしまいかねない。

 だから……。


 ――再生の秘跡の入り口を崩した。

 わたし以外は、誰も入れないように。


 ――遺跡の周りに臭いの強いハーブを植えた。

 わたし以外が、誰もたどり着けないように。


 ――ディルグ様が着ていた鎧を外し、見様見真似の身体強化を使って穴をあけた。

 殴った腕は折れてしまったけれど、一週間再生の秘跡で寝ていたらちゃんと治ってくれた。

 ディルグ様を生かすために、ディルグ様の『存在』を殺した。


 ――五年間、ずっと薄暗い遺跡の中で、眠り続けるディルグ様を見てきた。


 ディルグ様の傍こそが、わたしの居場所のはずだ。

 けれど考えていくうちに、だんだんわかることがあった。

 嘘をついたことは、きっと隠しきれない。

 ……ディルグ様が目覚めた時、そこにわたしの居場所はなくなってしまうと。

 でも、魔王様を起こそうとする人たちの捜索を止めるためには、どうしても必要なことだった。


 ディルグ様が目覚めた後どうすればいいのか、待っている間に答えは出なかった。

 そして五年が経って、ディルグ様はついに目覚めた。

 何も覚悟はできていない。

 こうなった時どうすればいいのか、考えようとするといつも身体が震えて、頭が真っ白になってしまっていた。



「ニニル」



 ――今、頭上から、ディルグ様の声が聞こえる。


 ディルグ様は言っていた。

 『魔王軍は、俺が魔王として積み重ねてきた全てだ』と。

 ……わたしはきっと、また間違えた。

 五年間ずっと起きて名前を呼んで欲しかったはずなのに、今は身体が強張って、震えてしまう。


 顔を上げて、ディルグ様の目を見る。

 ……たったそれだけのことが、どうしてもできない。





「魔王様、その娘はっ……!」


 俺の背後に隠れていたニニルの顔を確認し、翼人族たちがざわめいた。

 それを手で制して、ニニルに問う。


「グレゴールの言ったことは本当か」


 ――魔王である俺の死を捏造し、魔領分裂のきっかけを作った。

 結果的に魔王軍は解散まで追い込まれ、魔領の防衛体制は酷く脆弱になってしまった。


 今になってよく考えれば、ニニルに怪しいところはいくつかあった。

 例えばいくら幼いとはいえ、魔王軍へ俺を発見したことすら報告しない――そんなこと、通常ではありえない。

 五年前なら、ただ愚かな子供が何も考えていなかっただけ、で通っただろう。

 だが、それから五年の間ずっと、俺のことを誰にも伝えないなどということが『何も考えていなかっただけ』という一言で片づけられるだろうか。


 ニニルは五年間再生の秘跡にいたと言っていたが、再生の秘跡を一度も離れなかったという意味ではないはずだ。

 再生の秘跡にあった、煮炊きをするための鍋や皿。

 身体にかけられていた毛布や、ニニルや俺が今着ている綺麗な服もそうだ。

 これは間違いなく、街で調達してきたものだろう。


 ニニルは俺が目覚めた時に言っていた。

 『魔領では、俺は既に死んだと思われている』と。


 ならばなぜ、その誤解を解こうとしなかったのか。

 子供の戯言と疑われたとしても、ニニルは新世代。

 転移魔法で直接俺の身体を見せてやるだけで、信用を得ることは可能だった。

 真相は、魔領に俺を死んだと思わせていたその張本人がニニルだったというわけだ。


 まだ目覚めて一日も経っていないとはいえ、見抜けなかったことが恥ずかしくなるほどに稚拙な嘘。

 だが、何もできない哀れな孤児――ニニルのことをそう思っていたことが、きっと目を曇らせてしまったのだろう。


「……本当、です。ディルグ様がいなくなったら魔王軍がなくなってしまうとわかってて、ディルグ様のことを、わざと隠しました」


 誤魔化しをするつもりはないらしい。

 それに、自分のやったことの重大さをわかっているのだろう。

 震えながら答えるニニルは、その小柄な体躯以上に小さく見えた。


「なぜそうした」


 声を発しようとする気配はあったが、ニニルはなにか逡巡するように沈黙した。

 聞かずともだいたいの想像はつく。


 だが、魔王軍への背信は軽々しく見過ごしてはならない大罪だ。

 ここに兵士たちがいる手前、ニニルだけを例外として許すことは、『魔王』としてできることではない。

 ニニルに、再度問う。


「貴様がどのように考えてその行動をとったのかを問うているのだ。黙っていてはわからん、なぜそうした」


「……そうしないとディルグ様が死んでしまうって、そう思ったからです。ディルグ様のお怪我はとても深刻で、でもそんな状態でも魔王軍はすごく大変な時期だったから……ディルグ様を起こしてしまうって思って。そうしたら、きっと今度こそっ………………だから、です」


 まぁ、そんなところだろう。


 ……俺は自らを仮死状態にすることで、魔力路の崩壊した自分の命を保っていた。

 それは魔力路という魔力の血管が破れてしまったことへの緊急的な措置であり、エーテルを取り込んでしまった俺が唯一生き延びることのできる方法だった。

 もし魔力路が再生される前に起こされたのならば、それは血管が破れたままで生命活動を再開することに等しい。

 魔王としての役割を果たす以前に、その瞬間に死んでもおかしくはなかった。


 魔王軍が俺を発見次第すぐさま起こしたかどうかまではわからないが、その危険性の推察自体は間違っていない。


「なんと愚かな……たとえ魔王様が動くことができずとも、魔王様が生きているとわかるだけで、魔王軍の崩壊は回避できたかもしれないというのに……」


 グレゴールの背後にいた、翼人族の一人が呟く。

 だが、これも一理ある。

 ニニルが俺の存在を周知していたらどうなっていたか――それは、可能性の問題なのだ。


 怪我が治らないうちに俺の力を頼るために起こされ、ただ無駄死にしていたかもしれない。

 俺が今日まで起こされず、しかし生きているという事実だけで魔王軍は繋ぎ留められ、今の魔領に魔王ディルグと盤石な魔王軍の両方が存在していたかもしれない。


 新世代の台頭という未知の出来事もあったからには、この問題を正確に予測することは誰にもできはしないだろう。


「っ……他に方法があるかもしれないとは、思いました。……でも、怖かったんです。誰かに相談するのも、魔王軍の人たちを信じるのも、もしディルグ様がそれで死んでしまうようなことに繋がったらって思うと、できませんでした」


 小さな嗚咽を上げながら、ニニルが呟く。


「……ディルグ様が積み上げてきたものを、全部壊してしまいました。わたしが、魔王軍を壊したんです。……わたしには、本当はディルグ様のお傍にいる資格がないんです」


 ふと足元を見ると、そこにはポタポタと水滴が垂れていた。

 未だに顔を伏せたまま、一度も俺の顔を見ようとはしない。


「ニニル、貴様の嘘は魔領に大きすぎる影響を与えた。ガキの戯言だと、見逃してやることができんほどにな」


 ニニルの身体が、ビクリと震える。


 魔領は種族ごとの自治が非常に強く、俺が統一した後も全土で共通された成文法はない。

 だが、それでもだいたいの目安と慣例はある。

 もし慣例に照らし合わせれば、ニニルの行動は明らかな反逆罪。

 大きな悪影響を及ぼすような背信はまず死罪、ガキだということで大甘に甘くしても魔領追放までの軽減でなければ、これまでの裁きはなんだったのかと不平や疑心を産むことになるだろう。

 それは俺が魔王であり続ける上で、あってはならない事態である。


 罪の解釈と執行は、その地の族長の仕事。

 種族の混在した都市であるこのキュールグラードであれば、その地を統べる長――つまり魔王の仕事である。

 俺は当時の魔王として、ニニルを必ず裁かねばならない。


 もしここで現在の魔王を自称するフェルナが口を挟んでくれば面倒なことになるのだが……。

 視線を向けると、フェルナはただじっと俺を見つめていた。

 普段の優越感を滲ませた腹の立つ表情ではなく、真剣な目だ。


 ……今のところは様子を見るつもりらしい。


「ニニル、貴様は戦闘要員でなかったとはいえ、元魔王軍所属であり、俺の直属の配下だ。よって貴様の罪は魔領の法ではなく、魔王軍の賞罰基準を元に裁くこととする。……魔王軍においての賞罰は、何を基準にしているか知っているか」


 こんなことをニニルが知っているとは思わない。

 これは、兵士であるグレゴールたちへの宣言のようなものだ。


「……わかり、ません」


「魔王軍は、魔領を守るために作られた組織だ。それが魔領を守ることに繋がれば評価され、逆であれば極刑すらあり得るだろう。それが、魔王軍という組織の根幹だ」


 魔王軍がニニルの虚言を信じた結果解散したという事実がある以上、罪の回避は難しい。

 慣例では有罪だが、ニニルだけは可哀そうだから特別に許す……そんな判断は誰も認めはしない。


 ……だが、照らすものが慣例ではなく、あくまで魔王軍の賞罰基準であれば話は別である。


 軍による行動は、それが罪であったとしても……例えば魔族の殺害といったようなことだとしても、それが魔領全体に有益だったと証明されれば賞される。

 軍の賞罰とは、公然と認められている『例外』なのである。

 であれば、『背信』こそが魔領に有益だったと判断されたならどうなるだろうか。


「魔王軍の賞罰基準に照らせば……貴様への処分は、今は保留するのが妥当だと言えるだろう」


「……魔王様、罪を問わないと、そう仰るつもりですか」


 グレゴールが口を挟んでくる。

 嘘をついていたニニルに対して怒りを持っている、というような雰囲気ではない。

 危うい道へ進もうとしている俺への純粋な忠告……そんなニュアンスだ。


「五年前、人族の大侵攻が再開される可能性は低かった。今の魔領が人族に蹂躙されていないのは、偶然ではなく必然だ。であれば、魔王である俺の命を他の何よりも優先することに、理が無いと言えなくはない。……だが、勘違いはするな。あくまで保留は保留。もし有罪だと確定したならば、ニニルには死罪が妥当だということはわかっている」


「……それならば、私から言うことはありません」


 ニニルは、俺とグレゴールの会話に怯えるように、スカートをぎゅっと握りこむ。

 その視線は、地べたを向いていた。

 まだ顔を上げる気配はない。

 どうやら、俺が言ったことの『意味』が、ニニルには理解できないらしい。


 噛み含めるようにゆっくりと、ニニルに向けて言葉にする。


「つまりニニル……貴様の罪は、この魔王ディルグが魔領を再統一できなかった時、初めて罪となる」


 ニニルがこちらの意図を窺うように、僅かに顔を上げる。

 涙に濡れた、ニニルの大きな青い瞳と目が合った。

 声に力を込める。


「貴様は魔王軍への背信という大きな罪を犯した。だが、この魔王ディルグが貴様の行動で生き残ったということもまた、明確な事実なのだ。……断言しよう。たとえ魔王軍を失ったとしても、このかつて魔領を統べた最強の魔王ディルグが生きてさえいるのなら、全てを取り戻すことは必ずできるのだと!!」


「ディルグ様、それ、は……」


「処分保留の期限は、この俺が魔領を再統一した時か、それを諦めた時までだ! もし貴様が魔領の現状に罪を感じるのならば、それこそ配下として俺の覇道についてこい!! この魔王ディルグが、貴様に、そして魔領全土に必ず証明してやろう!! 『新世代』と『旧世代』、その須らくを従えた、かつてないほどに精強な魔王軍を作り上げ、魔領に安寧と繁栄をもたらすことができるのはこの魔王ディルグ以外にいないのだと!! 魔王ディルグを確実に生かすという貴様の選択こそが、魔領のためになる唯一の正しい答えだったのだとな!!」


 ニニルが完全に顔を上げて俺を見た。


 その顔は五年経ったとはいえ、まだ幼さが残っている。

 そもそも本当の失敗をしたのは、勇者との戦いで取り込めないエーテルを無理に取り込み、無様を晒したこの俺だ。

 俺が倒れるようなことが無ければ、ニニルはこんな嘘をつく必要すらなかった。

 ……ただの子供として、この五年の平和を謳歌できたはずである。


「この魔王ディルグにかかれば、魔領の再統一など容易いに決まっている。貴様には特等席で見せてやろう、最強の魔王の力というものが、どれほどのものなのかをな」


「……わたし、まだディルグ様の従者で、いいんですか?」


 現実感がないような、ぼんやりとした雰囲気でニニルが聞く。


「貴様は既に俺の配下だ。それも、俺の命を救ったことが『功績』だと認められたなら、本当に筆頭配下と呼ばれることになる程のな。魔王軍は信賞必罰、俺が魔領を再統一したときに望む褒美でも考えておくがいい」


 ニニルが一歩、二歩と歩み寄ってくる。

 どこかよろよろとした歩みで、すぐに足をもつれさせ、躓いた。

 姿勢を低くして、それを強く支えた。


「……」


 魔王が配下たる兵士たちの前で公に謝罪をすることなどできない。

 だが、意志は伝わったらしい。


「ディ、ディルグ様ぁっ……! うぇっ、ぐずっ……うえええええっ……」


 耳元に、堰が切れたようなニニルの泣き声が響く。

 頭を一度だけ撫でてから立ち上がり、改めて周囲の様子を見る。


 フェルナはどこかホッとしたような様子で、ニニルを見ていた。

 しかし、俺の視線に気づくと難しい表情に戻る。

 翼人族は……フェルナ同様の顔をするものが半分、といったところか。

 それも当然だ。


 ――今のは、俺が必ず魔領を統一するという宣言。

 つまりキュールグラードの魔王を名乗るフェルナに対する、明確な宣戦布告である。


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