その後。滅茶苦茶ニコニコ顔の先生が、

「彼の入部を認めるわ」

と山吹くんを引き連れて

ダンス部の部室に戻ってきた。

「先生...！なんで、こんな冴えない男子を

入れるんですか... ！」

「ダンス部部員の定期考査での平均点だって

下がっちゃいますよ！？文武両道がモットーですよね、うちらダンス部は！？」

藤島くんはあーでもないこーでもないと

抗議してたけど、山田先生のこの一言で、

何も言わなくなった。

「黙りなさい。貴方は確かに部長だけど。

私が認めたんだから、彼を入部させない理由は

ないわ。更に彼には学園祭前の温泉合宿へも参加して

もらうからね...」

「.....っ！！」

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