第17話 監視してます  策士のハス兄貴

策士のハス兄貴・・・弟ハスと共に、今はお空組。頼れるアニキだった。

       長年ボランティア活動に、兄弟で参加していた。

       今も弟ハスを連れて、ママにパワーを注ぎに来ている。

       ハス美の行動を観察というより、監視している。

ハス美・・・<同じハスキーでも、性格が違って当たり前!

       一緒だったらロボットじゃない!>と断言し、

      空組の兄貴ハス達と同じ事をするのに、強い拒否感を抱く。

      元保護犬だが、<この家に来てやった>感がある。

     ボランティア活動は好きだが、ドッグランは嫌いなビシバシ系女子。

    トイレを成功したら、ベッドで寝る事のなるのではないかと先読みし、

    わざとトイレを失敗してるふしがある。


問題点

飼い主さんは、兄弟ハス達と同じように、ベッドで一緒に寝たいと思っているが、

いまだにトイレを失敗する事があり、安心して室内フリーにする事が出来ない。

トイレの失敗をゼロにしたい。


お母さんが困っているから、トイレの失敗をしないでと、

昼間、ハス美ちゃんとコミュニケーションした所、

夜になってハス兄貴が、呼んでないのに私のハートスペースに登場。

ママに伝えて欲しい事があると、話し出した。(どーしても伝えたかったらしい)


ハス兄貴からママへの伝言

<ママへ 

 ハス美は、ボク達と同じ事はやらないって、意地を張ってる所がある。

 でも、ベッドで一緒に寝る事と、トイレを失敗する事は別だよね。

 トイレの失敗は、無くさないといけない。

「大人の!(一人前の)ハスキーは、トイレの失敗なんかしませんよ」って

 言ってみて。

 ハス美のプライドを刺激して、

「失敗なんて、しないわよ!」って思うから (・・・兄貴ってば策士♪)


 ボク達がやっていたボランティア活動を、ハス美もやっている事がとても嬉しい

 でも、ハス美がボク達へのライバル心から暴走するといけないから、

 ここからずっと見てる (監視ですね♪)

 ハス美がそっちにいる間は、ボク達は見張りつづけるから、まだ転生しないよ。

 (安心して転生できませんもんね!)


 ハス美がウチに行かないかな~って、縁を持っていったのは、ボクです。

       !!!!!

(保護猫を迎える話が進んでいたが、ハスキー犬が保護されたとオファーが来て、

 猫さんをキャンセルして、ハス美を迎えた経緯あり)


 だって、ハスキー以外は飼わないでしょ? (猫に決まりかけてたけど?)

 でも、雄は大変だし (そうですね!体力的に雄は無理ですね)

 今まで飼った事のないシルバーで女の子だから (兄弟は黒とレッドでしたね)

 ウチにピッタリ!だと思って、(猫さん蹴散らしたんじゃ・・・?)

 ハス美を見つけた時、 (いつ?どこで?どのタイミング??) 

「ウチに来ない?」って、誘ったんだよ。 (おぬし、策士よの・・・)

 なのに、ボク達のママを困らせちゃダメだよね~>


成る程~。

ハス兄貴のお誘いに、ハス美が乗っかって、あ・げ・ま・し・た・と。

だから、ハス美は、来てやった感があるんだね~。

頼まれて来てやったと思ってるから、同じ事をしたくない!って思うのかな?

そして、兄弟ハスは勧誘した手前、最後まで!責任持って!

ハス美の監視(たまに指導)を続けますと。


なにその責任感?!泣けるっ。


さすがは兄貴!!お空に行っても、頼れるアニキです!



 

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