第12話 旅には準備を
ところで、いつ墓所に行くのでしょうか?
冒険に出るのですから1ヶ月後ぐらいですかね?
「じゃあ!出発の日は一週間後ってことで!それまでに準備を終わらせよう!」
「え?」
一週間後?
早くないですか?え?
「どうしたのマルリちゃん?」
「いえ…大丈夫です!」
多分大丈夫です…きっと…。
悩んでいても仕方がないですし!魔物狩りを頑張りますか!
「おい、マリー!そんな急に決めたらみんなが困るだろう!」
「何よガイラ!出発は早くてなんぼでしょ!」
「それもそうだが、準備期間が短すぎるだろう」
「大丈夫よ!英雄の墓所への道はちゃんと整備してあるから魔物だってあまり出ないって学校で習ったもの!」
「だけどな!もしもの事があるんだからマリーの独断で行動したら駄目だろう!」
「う~んそれもそうね…ねぇマルリちゃん、一週間後で準備間に合う?」
準備…間に合うのでしょうか?
ですが、ここは慎重に行動しましょう!
「間に合うとは思いますが、ここは用心深く2週間後でどうでしょうか」
「そうね、それじゃあ2週間後出発って事でみんな頑張ろう!それじゃあ解散!」
「はい!」
解散と言われたらすぐに各々が別々の行動を始めました。
すごいです!
って今は感激する時じゃなくて、私も何するかを考えなければ!
まず装備が欲しいところですが、今の所持金ではあまり良いと言える武器は買えないでしょう…
ですが、武器がないので単独で魔物を狩るのはとても危険です。
となれば…草などを採取して換金して貰いましょう!
時は流れ、日も暮れて…
「おおぉぉぉぉ!かなり集まりましたね!」
ひたすらアイテムの採取をしていた為、沢山のアイテムが集まりました。
アイテムの名前などは学校で習っていたので危険なものも取らずに済みました!
「あとは…換金屋さんのところに行きますか!」
~換金屋~
カランコロンッ
「いらっしゃい、あれあの時の嬢ちゃんじゃないかい。どうだいあのギルドは?」
「とても楽しいです!」
「そうかい、それは良かったよ。それで今回は何を換金しにきたんだい?」
「えぇっと」
収納魔法の中から今日採取した物を次々に出していきます。
思ったよりも多くとっていますね。
おかげで今日はとても疲れてしまいました。
「お嬢ちゃん?ちょっと持ってき過ぎやしないかい?」
「そうでしょうか?」
「ちょっと時間がかかるからそこらの商品でも見て待っときな」
「分かりました」
数分後~
「嬢ちゃん、鑑定が終わったよ。はいこれ、全部で金貨53枚だ」
「え?」
「だから、金貨53枚だよ。あんた珍しいアイテムも持ってきてたもんだからねそれくらいの値段になったって訳さ。これくらいの金が有れば良い武器は帰ると思うよ。あんた本当に幸運だね」
「ありがとうございます!」
「そんじゃあ、あんたも頑張ってね」
「はい!」
そのあと、良さそうな武器と装備を買って部屋に帰るのだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます