(仮)キミトノキズナ
こうもりあやこ
第1話
運命って本当にあると思う?
そして永遠があるとしたら、大事に想うたった1人を何があったとしても気持ちが変わらずにずっとずっと想い続けられると思う?
自分のことより相手の幸せを考えて、自分の幸せを後回しにしちゃう人がいると思う?
本気の恋愛を世の中のどのくらいの人が経験しているのだろう。
好きになった人と両思いになるって、まるで奇跡みたいだなと思う。
好きになる人はいつも私じゃない誰かを好きになる。私は好きな人と仲良くなれたとしても女友達扱いだ。それ以上は求められない。
友達には男の子とすぐ仲良くなれていいじゃん!と羨ましがられるけど、男女の友情なんて微妙な関係だ。
好きな人ができても振られることがわかっているから本気だからこそ怖くて告白はできない。相手の気持ちが私にないのがもうわかっているから。
なんでこんななんだろう。私ってこんな臆病だったっけ?
元気でノリがいいのが取り柄。
でも、元来の負けず嫌いとハッキリと物言う強気な態度や正義感ぶりに男女共に女の子扱いされることは稀だ。
真面目な恋愛なんて似合わない。多分そう思われてる。
でも、私はそんな自分が嫌いじゃない。
むしろ私が私でよかったとさえ思っている。
ただあまりにも女の子扱いされないからたまに寂しくなるときもある。
いろんな人と出会いたい。
交友関係広げていきたい。
特定の人は作らずに男女年齢問わず友達を増やしたい。
本命の彼氏なんていい。いらない。遊びならいらない。好きになる人は私じゃないんだから。
遊びなら割り切って遊びたい。だから友達だったら友達で。今はこのままで…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます