閑話6 捜索


 周辺の国の各街の冒険者ギルドに頼んで牧さんらしい人を探してもらったが、見つからなかった。

 完全に手詰まりの状態である。

 皆で各地を探すという案もあったが、やみくもに探しても意味が無いという事で却下になった。

 今は捜索の役に立つ魔道具を作成中で、その魔道具を作るための素材を集めるためダンジョンへ潜っている。

 結局ダンジョンである。

 結果魔力がかなりたまった。


 帰還の魔法は負担が大きいので何度かの別けて行う事になりそうだ。

 賢者の称号を持つ幸宏も帰還の魔法が使えるので、まずは幸宏の魔法である程度の人数を送るのだ。

 自分で自分を送ることはできないそうなので、最後に幸宏を含む数人を送ればいいようにするのだ。人数が少なければその分魔法の使用者の負担も少ないのだ。


 何はともあれ、今は牧さんの捜索である。

 集めている素材の中に魔物のレアドロップがありそれが手に入らないのだ。

 それについては、青井君がこちらに向かっていてそろそろ到着するのだが、彼が解決してくれるらしい。

 後の事は魔道具ができてからである。

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