天文5 月犯五星1
385 年2月、火星が月の裏に回った。「乱が起こり臣下が死ぬ、殺し合う」であるとか「女系の親族が政を恣とし、天下が乱れる」兆しとされた。このとき
386 年12月、月が
389 年1月、火星が月の裏側に回り込んだ。「宮中で事件が起こる、ただし賊によるものではない」「乱臣による殺人事件あり」と占われた。そして 394 年9月には
392 年4月、月が
孝武太元十二年二月戊寅,熒惑入月。占曰:「有亂臣死,若有相戮者。」一曰:「女親為政,天下亂。」是時琅邪王輔政,王妃從兄王國寶以姻昵受寵。又陳郡人袁悅昧私苟進,交遘主相,扇揚朋黨。十三年,帝殺悅於市。於是主相有隙,亂階興矣。十三年十二月戊子,辰星入月,在危。占曰:「賊臣欲殺主,不出三年,必有內惡。」是後慕容垂、翟遼、姚萇、苻登、慕容永並阻兵爭強。十四年十二月乙未,月犯歲星。占並同上。十五年,翟遼據司兗,眾軍累討弗克,慕容氏又跨略並冀。七月,旱。八月,諸郡大水,兗州又蝗。十八年正月乙酉,熒惑入月。占曰:「憂在宮中,非賊乃盜也。」一曰:「有亂臣,若有戮者。」二十一年九月,帝暴崩內殿,兆庶宣言,夫人張氏潛行大逆。又,王國寶邪狡,卒伏其辜。十九年四月已巳,月奄歲星,在尾。占曰:「為饑,燕國亡。」二十年,慕容垂遣寶伐魏,反為所破,死者數萬人。二十一年,垂死,國遂衰亡。
(晋書12-5)
月犯五星はいわゆる水金火木土の五星を月が覆い隠す、惑星食を指します。辰星、太白、螢惑、歳星、鎮星、がそれぞれの古名ですね。ここでは合わせて北魏における月犯五星も紹介していきます。そこは一緒に見比べたほうが違いが見えて面白そうですので。
しかし何もかもが皇室に結び付けられてますね。ここは「そういう内容の占いだけが書き残された」と考えるのがいいんでしょう。
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