第6話 失笑
私の、不安は一瞬で無くなった。
同僚・部下達がパソコンの画面を見ながら笑いを堪えている
私も気になりメールの確認をする。
ひとみ課長様
突然ですが、今日の飲み会は中止します。
親睦を深めようと思ったのですがその前にやりたい事を見つけました。
会議してください
時間軸通り進行をしてください
アシスタントは和樹君にお願いしてあります。
14:00~15:00
第一企画開発部課長(佐々木ひとみ)自己紹介 (10分時間厳守)
佐々木ひとみ課長の質問答えますのコーナー (30分時間厳守)
*質問コーナーの進行は和樹君がやります。
40分時間が流れきっと頭が真っ白になっていると思います。
最後に
7月末までに実現したい事を同僚・部下に1プロジェクト提案してください
アプリ開発、映像コンテンツ、音楽コンテンツ、多種多様で良いです。
15:00厳守です。
15:30までに第一企画開発部 全員荷物をまとめ一階に下りてくること
優先順位は時間です。
課長の仕事はまず、あなたの事を知ってもらう事です。
先輩・同僚・部下達はある程度の事しか知らないです。
出来る限り素をだして下さい
どう言うこと?
「佐々木課長、取り合えづ後10分で自己紹介の時間ですよ!」
私は、和樹の声で自分を取り戻せた。
その一声で皆の笑い袋が切れたかの様に笑い出す
私も、笑うしか出来なかった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます