第26話
「グヒヒヒィ」
ホブゴブリンがエルフの方を見ながら煽る。
余裕だと思っているんだろうか?少しも焦った様子などが見られない。強く見えないのか前に戦ったことがあるのかわからないが多分そこら辺だろう。
怖いなぁ…どのタイミングで助けようか迷うけどホブゴブリンの裏から攻撃するほうが良いよな。
そこら辺にある木の棒で殴りかかって短時間で終わらせた方が楽でいいだろう。何故、木の棒なのかと言うとこっちの木の棒は現実世界より攻撃力も硬さも桁違いやから剣の代わりになるからな。
そう思うとそこら辺にある木の棒を拾い後ろまで慎重に歩く。
歩き終わると緊張した感じで包まれている。
そうした中、エルフ達の声が聞こえる。
「どうやって戦うんですか!」
「さっきと同じように女子は木などを使って遠距離を保ちながら戦い男子は近距離で戦うしかないんじゃないか?」
「まあそうですけど…それじゃさっきと同じですよ!」
「しかしそれ以外に方法を考える時間などないぞ!もう相手は攻撃態勢だぞ!」
「わかりました…出来る限りやって見ます…」
エルフ達も準備が整っている感じだ。よし俺も出来るだけ近い距離のうちに攻撃しなければならないとな。
そう思うと一気に相手のホブゴブリンに向かって走り出す。
「グヒィ!?」
「オラァぁぁぁ!」
どこにもありそうな木の棒で殴りかかる。剣豪であるため木の棒だとしてもかなりの攻撃力である。
「グヒィィ!!」
完全に油断をしていたホブゴブリンに対して見事に当たるとホブゴブリンは倒れる。
その瞬間エルフもそれを感じとりホブゴブリンに対して攻撃をしだす。
「助っ人に来てくれたのかわからないが感謝する!」
「攻撃を開始せよ!」
エルフ達も遠距離、近距離から攻撃を開始する。
エルフ達が攻撃を開始すると混乱したのかあっさりと攻撃が入りだす。前からも後ろからも攻撃されると思い、攻撃に集中が出来なくなるからだろう。
「後ろも確認しておくんだな!」
エルフと戦っていたホブゴブリンを後ろからダイレクトに攻撃をくわえる。
「グヒィィ!」
そうして最後のホブゴブリンを倒し終わる。
「ハァハァ倒し終わったか…」
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