第7話






「じゃ私用事があるので!」


 今思い出したように走りながら女性は帰る。


 そんな大事な用事だったんだろうか?


 まぁ考えても意味ないか。そんなこと考えたとしても正解はわからんからな。


 しかしあの女性も色々と忙しいんだなぁ…


 そう思いながら、そのまま何もなかったように家へと歩き出した。



 帰っている最中はさっきのことと裏切られたことのどっちも脳裏に蘇ってしまう。


 帰っている最中ぐらいはボーッとして帰りたいもんだがあまりにも印象深かったんだろうか?

 

 まぁそんなこと考えても変わらないもんは変わらないかぁ。





 そして家に到着。


 家に入ると、自分一人のためドアを閉める音が鮮明に聞こえるぐらいシーンとしていた。

 それもそうだろう。家族は海外に出張しているのだから。



 そう思うと来ていた制服なのを脱ぎ、ハンガーでかけ、片付ける。

 一人で全てのことをやらないといけないって面倒くさいな。


 まぁいつかは一人暮らしなんだしそれの経験って思えばいいか。

 そう思いながら、黙々と片付けを進める。



 全てのことが終わると静かだったためテレビをつけた。



 なんかテレビって見るのもそうだけど静かな時もつけたりするよな。特に一人暮らしだった場合こうゆう人も多くいるのではないだろうか?


 まぁ俺の場合はそのどっちもだが。

 


 そう思いながら適当にチャンネルを押す。

 別にチャンネルとかはこだわりはない。

 適当にチャンネルを押すと、【家に眠っているお宝を開ける!】という興味深いテレビ番組が見えた。


「ん?これ面白そうだな。」


「家に眠っているお宝を開ける!って番組みたことないし興味もあるから見ようかな」



 こうゆうジャンルは俺の中でも結構トップに上がってくるぐらい見るのだ。


 そこまでテレビを見たりはしないのだが、好きなジャンルだと見てしまう。普通に考えたらそれが普通だろう。



 そう思うとテレビを見始める。


「じゃ今回の家はどこにお宝があるんでしようか?」


「今回のお宝場所はなんと屋根裏です!」


「今回のお宝場所は屋根裏なんですか!」


「屋根裏の物置?みたいな場所に眠っていたんですよ」


「へぇえそれはすごいですね!じゃ見させてもらっても大丈夫でしょうか?」


「はい大丈夫ですよ」


 と番組が進んでいく。

  この後は屋根裏のお宝を専門家に判断してもらうという展開であった。



 そしてテレビを見終わる。


「はあぁぁ」


 あくびをしながら体を伸ばす。


 

 テレビを見終わると体を伸ばすことをしてしまうことはあるあるなんじゃないだろうか?


 学校の最後の授業が終わると体を伸ばすの似たようなものだ。



「しかし、こうゆうの見ると俺の家にもあるか興味が湧くよな」


 興味が湧きやすい性格なのかそう思う。

色んな家にお宝があるんだ。俺の家にもあるかもしれない。

 そんな心理にこの番組をさせてくれる。


 探す分には金もかからんし、興味もあるから探してみようかな。













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